トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2023/12/04 06:30
OLED evoとα9 AI Processor 4K Gen6で新次元の画質&音質

LG フラグシップ4K有機ELテレビ「OLED G3」徹底レビュー。圧巻の高画質&高音質を実感!

大橋伸太郎

前のページ 1 2 3 次のページ

■圧倒的な輝度向上を果たした旗艦4Kテレビ LG「OLED G3」


2023年は、ハイエンド・4K有機ELテレビにおいて、デバイスの多様化が進んだ年となった。その中でもひと際注目を集めたのが「マイクロレンズアレイ」の導入によって高輝度を実現した有機ELパネルだ。また、AI処理を実現した高画質プロセッサーの採用も主流となっている。これらの注目技術を備え、確固たるクオリティを実現しているのが、LGエレクトロニクスのフラグシップモデル「OLED G3」シリーズだ。

LGエレクトロニクス 「OLED 65G3PJA」 オープン価格(予想実売価格605,000円前後・税込)

OLED G3シリーズに投入された新技術「マイクロレンズアレイ」は、77インチの場合に1ピクセルあたり5,000個以上、合計424億個の約5.9ミクロン・マイクロレンズを敷き詰めることで光の出力効率を大幅に向上させた。その結果、同社の「OLED B2」シリーズと比較して最大70%の輝度向上を実現。“有機ELテレビは暗い”という固定観念を打破し、さらに視野角も広げたのだ。

「マイクロレンズアレイ」の搭載で有機ELパネルの明るさを向上

第6世代のリアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor 4K Gen6」も見逃せない。AIの映像分析によってノイズを適正除去して4K化する「AIアップスケーリング」、フレームごとに5,000以上のゾーンで行うエリアコントラストエンハンサーと2,000以上のゾーンで実行するエリア輝度エンハンサーを併せて明暗の最適化を図る「OLEDダイナミックトーンマピングプロ」、人物やオブジェクトを検出して最適な映像処理を施す「オブジェクト型リアルタイム映像処理」、この3つのステップで高画質化を図っている。

リアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor 4K Gen6」


AIによる映像解析を活用し3つのステップで高画質化
高画質技術はこれだけに止まらず、ユーザーがより好みの映像を手軽に楽しめる機能「パーソナルピクチャーウィザード」も搭載された。設定画面で表示された画像のなかから好きな画作りのものを選んでいくだけで、8,500万ものあるパターンのなかから“ユーザー好みの画”を分析して表示してくれる。

■画質も音質も高めるリアルAIプロセッサー


音質面でもリアルタイムAIプロセッサーの恩恵が得られる。進化したバーチャル9.1.2chを軸に、音色と音の輪郭を補正する「AIクリアサウンド」、映像ジャンルに合わせて最適化する「アダプティブサウンドコントロール」、ソースに合わせて適正な音量を保つ「オートボリュームレベリング」、ラウドネスを自動調整する「オートバランスコントロール」といった調整を行う「AIサウンドプロ」も備える。

バーチャル9.1.2chとAIサウンドプロを搭載

ゲーミング機能も豊富さも魅力。応答速度 0.1ms対応をはじめ、4K/120HzやALLM/VRR/QMS、NVIDIA G-SYNC Compatible/AMD FreeSync Premiumテクノロジーのゲーミング機能に対応したHDMI入力端子を4ポート実装。ゲームプレイの環境に適した設定モードのゲームダッシュボード/ゲームオプティマイザ、1,000以上のタイトルを楽しめるNVIDIA GeForce NOWなどの機能も搭載する。

背面に搭載しているHDMI入力端子は、4基ともHDMI 2.1をサポート

テレビ単体でゲームを楽しめるNVIDIA GeForce NOW

スマート機能も先進的で、YouTube、Amazon Prime Video、Apple TV、Disney+、Netflixなど豊富なVODサービスから多数のアプリを楽しめる「webOS 23」に対応。別売の「LG WebCam」の連携やマルチビュー機能(ピクチャーインピクチャー、ピクチャーバイピクチャー)も使用可能だ。

操作性が向上した「webOS 23」

OLED G3シリーズは、長期間安心して使えるパネル5年間保証

65インチ「OLED 65G3PJA」の画質を徹底チェック

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB