公開日 2021/05/02 07:00
特撮好きがチェック
今年は“特撮イヤー”、いちばん熱くなれる配信サービスはどれ?Amazon/Netflix/Huluを徹底比較
編集部:松永達矢
今年2021年は、1966年放送開始の『ウルトラマン』から55周年、1971年放送開始の『仮面ライダー』から50周年という2大特撮作品のメモリアルイヤーとなっている。また、両作品とも「エヴァンゲリオン」などで知られる庵野秀明が関わる『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』の発表に多くの人々が沸き立ったのも記憶に新しい。
さらに、メモリアルイヤーでは無いものの『秘密戦隊ゴレンジャー』に始まるスーパー戦隊シリーズも、シリーズ45作記念作『機界戦隊ゼンカイジャー』が放送されるなど、今年は「タイミング合わせました?」と言いたくなるくらい盛り上がっているのだ、 “特撮作品” が。
そこで今回は、人気の高い動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」「Netflix」「Hulu」を、特撮作品の配信状況という観点で比較・紹介していきたく思う。外出自粛の長期休暇の過ごし方として特撮作品に浸っていただければ幸いだ。
なお、特撮作品というのは、ジャンルとするにはあまりにも幅が広い。今回は実写撮影された変身ヒーロー、怪獣(巨大)特撮を記事内における “特撮作品” と定義。また、実写撮影された特撮作品を原典とする派生アニメ作品や、記事内の特撮作品の定義に当てはまらずとも「イズム」を覚える作品、関連作の配信状況も交えながら各動画配信サービスを比較していきたい。
そして記事内に登場する配信タイトルは、あくまで執筆時点の物になる。今後も同サービス内での配信を保証するものではないので、気になる作品は早めにチェックしていただきたい。
◇
■Amazon Prime Video(月額:税込500円)
・2大特撮ヒーローシリーズをコンプするなら加入は避けられない!
Amazonプライム会員に登録していれば自動的に利用できるため、加入者も多いと予想されるAmazonプライムビデオ。
現在、見放題配信の特撮作品として、1954年公開の『ゴジラ』から2016年公開の庵野秀明監督作品『シン・ゴジラ』までの実写国産ゴジラ映画が29作配信されている。また、公開予定の『ゴジラvsコング』に連なるワーナー・ブラザース/レジェンダリー・ピクチャーズ製作の「モンスターバース」の第1作目『GODZILLA(2014)』も配信中だ。そして『ガス人間第1号』『海底軍艦』といった、東宝製作による往年の特撮作品も見放題作品として配信されているのも見逃せない。
珍しいところでは「牙狼シリーズ」の原作・監督でお馴染みの雨宮慶太の初劇場公開作品『ゼイラム』や、往年のTVシリーズをリブートした2011年公開の劇場作品『電人ザボーガー』なども配信されている。
現在も展開されているヒーロー特撮では、Amazonオリジナルタイトルとして、『仮面ライダーアマゾンズ』『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』の2タイトルを配信している。それぞれ著名なシリーズのタイトルではあるが、先記の通りオリジナル作品のため、各々の製作会社が運営するサービスでは配信されていない。
このことから、「シリーズを全コンプするぞ!」という気骨あるファンからすれば、少なくとも1度は加入しなければならないサービスがAmazonプライムビデオと言えるだろう。
なお、『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』は、2016年放送の『ウルトラマンオーブ』の前日端的作品。作品の特徴として、ウルトラマンダイナ、ガイア、アグル、コスモスといった過去のウルトラヒーローを、つるの剛士、杉浦太陽といったオリジナルキャストが当時演じたキャラを再演。その決定に、発表当時ファンが沸き立ったのも非常に印象深い。
また、2020年放送の『ウルトラマンZ』(こちらはプライムビデオにて全話配信中!)内で「オリジンサーガ」で描かれた出来事をフィーチャーするなど、配信当時と違う尺度で注目度が高まっている作品とも言える。並行世界の存在を作品世界に組み込む「マルチバース設定」によって、一見タイトルごとに別世界の出来事を描いていても、縦軸の繋がりを有している「ウルトラシリーズ」ならではの面白さの一つだろう。
一方、シリーズ問わずでTVで放送されていた作品の配信状況は、放送終了後のキャッチアップ配信を行っていた『ウルトラマンZ』のみとなっている。この状況は “特撮作品” という括りで動画配信サービスを見るとなると正直寂しいところではある。
それをフォローするように、Amazonプライムビデオには「マイ★ヒーロー」という東映の用意するオプションが用意されている。月額499円(税込)(初回490円/税込)の有料サービスであるが、こちらに加入するとスーパー戦隊や仮面ライダーシリーズ、ひいてはメタルヒーローシリーズに、石ノ森章太郎原作の不思議コメディーシリーズなど、東映の誇る特撮コンテンツが見放題となる。なお、14日間の無料期間も設けられているので、連休中にチェックしてみてはいかがだろうか?
また、Amazonプライムビデオでは、円谷プロダクションの特撮作品『電光超人グリッドマン』を原作とするアニメ作品『SSSS.DYNAZENON』の見逃し配信を毎週金曜日放送日の24時に最速で実施していることも別途紹介しておきたい。
Amazonプライム会員には30日間の無料体験が用意されているので、まだ会員に登録したことがないという方は、連休中にプライムビデオを楽しむ方法として、無料体験を利用してみるのも良いだろう。
さらに、メモリアルイヤーでは無いものの『秘密戦隊ゴレンジャー』に始まるスーパー戦隊シリーズも、シリーズ45作記念作『機界戦隊ゼンカイジャー』が放送されるなど、今年は「タイミング合わせました?」と言いたくなるくらい盛り上がっているのだ、 “特撮作品” が。
そこで今回は、人気の高い動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」「Netflix」「Hulu」を、特撮作品の配信状況という観点で比較・紹介していきたく思う。外出自粛の長期休暇の過ごし方として特撮作品に浸っていただければ幸いだ。
なお、特撮作品というのは、ジャンルとするにはあまりにも幅が広い。今回は実写撮影された変身ヒーロー、怪獣(巨大)特撮を記事内における “特撮作品” と定義。また、実写撮影された特撮作品を原典とする派生アニメ作品や、記事内の特撮作品の定義に当てはまらずとも「イズム」を覚える作品、関連作の配信状況も交えながら各動画配信サービスを比較していきたい。
そして記事内に登場する配信タイトルは、あくまで執筆時点の物になる。今後も同サービス内での配信を保証するものではないので、気になる作品は早めにチェックしていただきたい。
■Amazon Prime Video(月額:税込500円)
・2大特撮ヒーローシリーズをコンプするなら加入は避けられない!
Amazonプライム会員に登録していれば自動的に利用できるため、加入者も多いと予想されるAmazonプライムビデオ。
現在、見放題配信の特撮作品として、1954年公開の『ゴジラ』から2016年公開の庵野秀明監督作品『シン・ゴジラ』までの実写国産ゴジラ映画が29作配信されている。また、公開予定の『ゴジラvsコング』に連なるワーナー・ブラザース/レジェンダリー・ピクチャーズ製作の「モンスターバース」の第1作目『GODZILLA(2014)』も配信中だ。そして『ガス人間第1号』『海底軍艦』といった、東宝製作による往年の特撮作品も見放題作品として配信されているのも見逃せない。
珍しいところでは「牙狼シリーズ」の原作・監督でお馴染みの雨宮慶太の初劇場公開作品『ゼイラム』や、往年のTVシリーズをリブートした2011年公開の劇場作品『電人ザボーガー』なども配信されている。
現在も展開されているヒーロー特撮では、Amazonオリジナルタイトルとして、『仮面ライダーアマゾンズ』『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』の2タイトルを配信している。それぞれ著名なシリーズのタイトルではあるが、先記の通りオリジナル作品のため、各々の製作会社が運営するサービスでは配信されていない。
このことから、「シリーズを全コンプするぞ!」という気骨あるファンからすれば、少なくとも1度は加入しなければならないサービスがAmazonプライムビデオと言えるだろう。
なお、『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』は、2016年放送の『ウルトラマンオーブ』の前日端的作品。作品の特徴として、ウルトラマンダイナ、ガイア、アグル、コスモスといった過去のウルトラヒーローを、つるの剛士、杉浦太陽といったオリジナルキャストが当時演じたキャラを再演。その決定に、発表当時ファンが沸き立ったのも非常に印象深い。
また、2020年放送の『ウルトラマンZ』(こちらはプライムビデオにて全話配信中!)内で「オリジンサーガ」で描かれた出来事をフィーチャーするなど、配信当時と違う尺度で注目度が高まっている作品とも言える。並行世界の存在を作品世界に組み込む「マルチバース設定」によって、一見タイトルごとに別世界の出来事を描いていても、縦軸の繋がりを有している「ウルトラシリーズ」ならではの面白さの一つだろう。
一方、シリーズ問わずでTVで放送されていた作品の配信状況は、放送終了後のキャッチアップ配信を行っていた『ウルトラマンZ』のみとなっている。この状況は “特撮作品” という括りで動画配信サービスを見るとなると正直寂しいところではある。
それをフォローするように、Amazonプライムビデオには「マイ★ヒーロー」という東映の用意するオプションが用意されている。月額499円(税込)(初回490円/税込)の有料サービスであるが、こちらに加入するとスーパー戦隊や仮面ライダーシリーズ、ひいてはメタルヒーローシリーズに、石ノ森章太郎原作の不思議コメディーシリーズなど、東映の誇る特撮コンテンツが見放題となる。なお、14日間の無料期間も設けられているので、連休中にチェックしてみてはいかがだろうか?
また、Amazonプライムビデオでは、円谷プロダクションの特撮作品『電光超人グリッドマン』を原作とするアニメ作品『SSSS.DYNAZENON』の見逃し配信を毎週金曜日放送日の24時に最速で実施していることも別途紹介しておきたい。
Amazonプライム会員には30日間の無料体験が用意されているので、まだ会員に登録したことがないという方は、連休中にプライムビデオを楽しむ方法として、無料体験を利用してみるのも良いだろう。