対応製品も続々登場
<CEATEC>新DRM「SeeQVault」で番組録画はこう変わる − NSM担当者インタビュー
■13年秋からSeeQVault対応製品が発売
NSMのファウンダー4社は、SeeQVaultの技術開発に2011年から着手してきた。今年2月から技術のライセンス提供を開始し、ライセンシーも少しずつ増えているという。メーカーはライセンスを取得すれば、SeeQVault対応製品をすぐに作ることができる。
「まだ製品が少ないので、SeeQVaultの製品を買っても使える場所がないのではという質問も多く受けます。ソニーではSeeQVault対応の“ポータブルワイヤレスサーバー”『WG-C20』(関連ニュース)を商品化しましたが、本機ではSeeQVaultに対応するメモリーカードを媒介にして、nasneに録画したHD番組を転送し、スマートフォンやタブレットで高画質なHD画質の録画コンテンツを楽しめます。周囲の関連機器と連携しながら、SeeQVaultのメリットを体感いただける環境を徐々に広げていきたいと考えています。またSeeQVault対応のmicroSDカードは、東芝とソニーから10月下旬に発売されます」と、蒲田氏は今後の展開をさらにスピードアップしていく考えを強調する。
CEATEC JAPANの会場ではソニーから発売された“ポータブルワイヤレスサーバー”「WG-C20」の用途展開にも紹介されている。nasneに録画した番組を、専用のAndroidアプリ「おでかけ転送 for WG series」をXperiaシリーズなどのスマホ・タブレットにインストールし、“ポータブルワイヤレスサーバー”のSeeQVault対応SDカードに転送する。転送した番組はファイル管理用アプリ「File Manager」を使うことで、Wi-Fiダイレクトで接続した機器にストリーミング再生できる(WG-C20の詳細)。
本機能を活用することで、テレビ録画の際にスマートフォンの内蔵メモリーの空き容量を気にする必要がなくなる。またnasneからスマートフォンへWi-Fi経由でダイレクトに番組転送すると、その間スマートフォンの操作ができなくなるが、そういった不便さからも開放される。
「WG-C20」のSeeQVault対応SDカードに録画したHD番組は、同時に2台以上のデバイスでストリーミング再生できるのだろうか。展示説明を担当するスタッフによれば「規格としては狙っていますが、Wi-Fiのパフォーマンスに影響を受けてしまいます。ビットレートが低いコンテンツであれば複数台の端末からアクセスして同一のコンテンツを視聴したり、それぞれの端末に別々のコンテンツをストリーミングすることも可能ですが、HD画質のコンテンツでは厳しいと考えています。そのためソフトウェアの最初のバージョンでは、HD画質のコンテンツ再生についてはモバイルと“ポータブルワイヤレスサーバー”は1対1の関係に制限することになります」とコメントした。
また「SQVメディアコンバーター」という名称の、PC向けのDLNAサーバーアプリケーションも参考出展された。本アプリケーションをインストールしたPCをDTCP-IP対応のサーバーとして使い、SeeQVault対応メディアに保存した番組コンテンツをネットワーク経由で視聴するというデモを実施。展示では東芝“レグザ”で録画したコンテンツをDLNA経由でPCの「SQVメディアコンバーター」アプリケーションに送り、USB接続した“ポータブルワイヤレスサーバー”のSDカードへ、SeeQVaultの暗号化を行いながら保存する仕組みを紹介している。「SeeQVaultのネイティブ対応製品が増えてくるまでのブリッジアプリケーションとして、機能の使い勝手を多くの方々に体験していただくための役割を期待し、開発を進めています」(展示スタッフ)。
NSMのファウンダー4社は、SeeQVaultの技術開発に2011年から着手してきた。今年2月から技術のライセンス提供を開始し、ライセンシーも少しずつ増えているという。メーカーはライセンスを取得すれば、SeeQVault対応製品をすぐに作ることができる。
「まだ製品が少ないので、SeeQVaultの製品を買っても使える場所がないのではという質問も多く受けます。ソニーではSeeQVault対応の“ポータブルワイヤレスサーバー”『WG-C20』(関連ニュース)を商品化しましたが、本機ではSeeQVaultに対応するメモリーカードを媒介にして、nasneに録画したHD番組を転送し、スマートフォンやタブレットで高画質なHD画質の録画コンテンツを楽しめます。周囲の関連機器と連携しながら、SeeQVaultのメリットを体感いただける環境を徐々に広げていきたいと考えています。またSeeQVault対応のmicroSDカードは、東芝とソニーから10月下旬に発売されます」と、蒲田氏は今後の展開をさらにスピードアップしていく考えを強調する。
CEATEC JAPANの会場ではソニーから発売された“ポータブルワイヤレスサーバー”「WG-C20」の用途展開にも紹介されている。nasneに録画した番組を、専用のAndroidアプリ「おでかけ転送 for WG series」をXperiaシリーズなどのスマホ・タブレットにインストールし、“ポータブルワイヤレスサーバー”のSeeQVault対応SDカードに転送する。転送した番組はファイル管理用アプリ「File Manager」を使うことで、Wi-Fiダイレクトで接続した機器にストリーミング再生できる(WG-C20の詳細)。
本機能を活用することで、テレビ録画の際にスマートフォンの内蔵メモリーの空き容量を気にする必要がなくなる。またnasneからスマートフォンへWi-Fi経由でダイレクトに番組転送すると、その間スマートフォンの操作ができなくなるが、そういった不便さからも開放される。
「WG-C20」のSeeQVault対応SDカードに録画したHD番組は、同時に2台以上のデバイスでストリーミング再生できるのだろうか。展示説明を担当するスタッフによれば「規格としては狙っていますが、Wi-Fiのパフォーマンスに影響を受けてしまいます。ビットレートが低いコンテンツであれば複数台の端末からアクセスして同一のコンテンツを視聴したり、それぞれの端末に別々のコンテンツをストリーミングすることも可能ですが、HD画質のコンテンツでは厳しいと考えています。そのためソフトウェアの最初のバージョンでは、HD画質のコンテンツ再生についてはモバイルと“ポータブルワイヤレスサーバー”は1対1の関係に制限することになります」とコメントした。
また「SQVメディアコンバーター」という名称の、PC向けのDLNAサーバーアプリケーションも参考出展された。本アプリケーションをインストールしたPCをDTCP-IP対応のサーバーとして使い、SeeQVault対応メディアに保存した番組コンテンツをネットワーク経由で視聴するというデモを実施。展示では東芝“レグザ”で録画したコンテンツをDLNA経由でPCの「SQVメディアコンバーター」アプリケーションに送り、USB接続した“ポータブルワイヤレスサーバー”のSDカードへ、SeeQVaultの暗号化を行いながら保存する仕組みを紹介している。「SeeQVaultのネイティブ対応製品が増えてくるまでのブリッジアプリケーションとして、機能の使い勝手を多くの方々に体験していただくための役割を期待し、開発を進めています」(展示スタッフ)。