価格は20万円
ヤマハ、Hi-Fi上位機の設計を投入し“7年ぶりに刷新”したプリメイン「A-S1100」
ヤマハは、同社製プリメインアンプの新モデル「A-S1100」を7月下旬に発売する。価格は20万円(税抜)。
本機は2008年に発売された「A-S1000(関連ニュース)」の後継機にあたるモデルで、同ラインは実に7年ぶりのモデルチェンジとなる。また、本機の登場によって、ヤマハ製Hi-Fiは最上位の“3000シリーズ”からエントリー機“301シリーズ”まで、新世代ラインナップが出揃った形となった。A-S1000は対になるCDプレーヤー「CD-S1000」が同時に登場していたが、本機はプリメインだけのラインナップとなる。なお、CD-S1000は販売を継続する。(※2015/7/7追記:本記事初出時、CD-S1000は販売を終了すると記載しておりましたがこれは誤りでした。訂正しお詫びいたします)
本体の外観は、上位機種A-S2100と共通し、シルバーの筐体にピーク/VU切替式レベルメーターを搭載したヤマハの新世代Hi-Fiのデザインを採用。サイドパネルはピアノブラックカラーに加え、ナチュラルバーチ天然木突板張りとしたシルバーもラインナップした合計2色展開となる。従来の“1000シリーズ”を使用していたユーザーが、プリメインをA-S1100に買い替えても、そのままCD-S1000と組み合わせやすいように本機のみ木目調カラーを用意した。
サウンドは、上位機種A-S3000/2100で追求した“音楽性”というコンセプトを本機でも継承している。具体的には、「質がよく音程感のある低域」「時間軸の再現性を大事にするための素直な出音」「生の音楽を聴いているようなリアリティのある音」、これら3点をコンセプトにチューニングを行ったという。ヤマハによれば、様々な機器と組み合わせて「素直にレスポンス良く情報を伝えられるアンプ」を目指して開発された。
定格出力は90W+90W(8Ω)/150W+150W(4Ω)。音声入力端子はRCA×4/MAIN×1/PHONO(MM/MC)×1の合計6系統を装備。音声出力端子はレックアウトとプリアウト、ヘッドホン出力を1系統ずつ備える。なお、バランス入力を省略しアンバランス接続のみの対応とすることで、上位のA-S2100より価格帯を抑えている。
そのほか、内部のプリアンプ/パワーアンプ構成は、基本的に上位A-S2100と共通した構成としている。内部にはチャンネルセパレーションを向上させる左右対称構造を投入。ローインピーダンス化のためにネジ留め結線としている点もA-S2100と共通しており、SP線はAWG16、電源一次線はAWG18のものを採用している。徹底したローインピーダンス設計により、ダンピングファクター250以上(8Ω、1kHz)というスピーカー制動力を確保した。
パワーアンプデバイスにはMOS-FETを採用し、A-S2100と同じヤマハ独自の「MOS-FETフローティング&バランス・パワーアンプ構造」を投入している。+側と−側で同一極性のMOSFETを使用することにより、極性の違いによる音質差をなくした完全対称設計をさらに進化させ、SNの向上を図り音場の再現性を高めている。
ボリュームには、JRC製の高精度ラダー抵抗型の電子ボリューム素子を採用。さらにフォノイコライザーとMCヘッドアンプもA-S3000/2100と同じディスクリート構成のものを備えている。なお、内部に備えるヘッドホンアンプはICで、ディスクリート構成であったA-S2100とは異なる。
また、電源まわりについては従来モデルA-S1000の仕様を引き継いでおり、ブロックケミコンはA-S1000と同じ18,000μFのものを4基備えている。
本体サイズは435W×157H×463Dmm、質量は23.3kgで、従来モデルより少し大型化した。また、脚部はピンポイントレッグではなく、A-S1000と同じものを引き続き採用している。
【問い合わせ先】
ヤマハお客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)
本機は2008年に発売された「A-S1000(関連ニュース)」の後継機にあたるモデルで、同ラインは実に7年ぶりのモデルチェンジとなる。また、本機の登場によって、ヤマハ製Hi-Fiは最上位の“3000シリーズ”からエントリー機“301シリーズ”まで、新世代ラインナップが出揃った形となった。A-S1000は対になるCDプレーヤー「CD-S1000」が同時に登場していたが、本機はプリメインだけのラインナップとなる。なお、CD-S1000は販売を継続する。(※2015/7/7追記:本記事初出時、CD-S1000は販売を終了すると記載しておりましたがこれは誤りでした。訂正しお詫びいたします)
本体の外観は、上位機種A-S2100と共通し、シルバーの筐体にピーク/VU切替式レベルメーターを搭載したヤマハの新世代Hi-Fiのデザインを採用。サイドパネルはピアノブラックカラーに加え、ナチュラルバーチ天然木突板張りとしたシルバーもラインナップした合計2色展開となる。従来の“1000シリーズ”を使用していたユーザーが、プリメインをA-S1100に買い替えても、そのままCD-S1000と組み合わせやすいように本機のみ木目調カラーを用意した。
サウンドは、上位機種A-S3000/2100で追求した“音楽性”というコンセプトを本機でも継承している。具体的には、「質がよく音程感のある低域」「時間軸の再現性を大事にするための素直な出音」「生の音楽を聴いているようなリアリティのある音」、これら3点をコンセプトにチューニングを行ったという。ヤマハによれば、様々な機器と組み合わせて「素直にレスポンス良く情報を伝えられるアンプ」を目指して開発された。
定格出力は90W+90W(8Ω)/150W+150W(4Ω)。音声入力端子はRCA×4/MAIN×1/PHONO(MM/MC)×1の合計6系統を装備。音声出力端子はレックアウトとプリアウト、ヘッドホン出力を1系統ずつ備える。なお、バランス入力を省略しアンバランス接続のみの対応とすることで、上位のA-S2100より価格帯を抑えている。
そのほか、内部のプリアンプ/パワーアンプ構成は、基本的に上位A-S2100と共通した構成としている。内部にはチャンネルセパレーションを向上させる左右対称構造を投入。ローインピーダンス化のためにネジ留め結線としている点もA-S2100と共通しており、SP線はAWG16、電源一次線はAWG18のものを採用している。徹底したローインピーダンス設計により、ダンピングファクター250以上(8Ω、1kHz)というスピーカー制動力を確保した。
パワーアンプデバイスにはMOS-FETを採用し、A-S2100と同じヤマハ独自の「MOS-FETフローティング&バランス・パワーアンプ構造」を投入している。+側と−側で同一極性のMOSFETを使用することにより、極性の違いによる音質差をなくした完全対称設計をさらに進化させ、SNの向上を図り音場の再現性を高めている。
ボリュームには、JRC製の高精度ラダー抵抗型の電子ボリューム素子を採用。さらにフォノイコライザーとMCヘッドアンプもA-S3000/2100と同じディスクリート構成のものを備えている。なお、内部に備えるヘッドホンアンプはICで、ディスクリート構成であったA-S2100とは異なる。
また、電源まわりについては従来モデルA-S1000の仕様を引き継いでおり、ブロックケミコンはA-S1000と同じ18,000μFのものを4基備えている。
本体サイズは435W×157H×463Dmm、質量は23.3kgで、従来モデルより少し大型化した。また、脚部はピンポイントレッグではなく、A-S1000と同じものを引き続き採用している。
【問い合わせ先】
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TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)
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