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オプションでダウンロードムーブに対応

SynologyのNAS「DiskStation DS216play」で新機能のダウンロードムーブを試す

公開日 2016/03/15 10:00 海上 忍
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■まとめ

DRモードの番組が再生できないと一大事だが、テレビやビデオレコーダなどAV機器では支障なく、スマートフォン/タブレットを使うにしても(MPEG-2コーデック対応端末で)Video & TV SideViewなどDRモードの再生に対応したアプリを使用する手がある。「sMedio DTCP Move」はトランスコード機能を持たないため、録画予約時点で注意しなければならないが、3倍モードを選択しておけばiPhone/iPadを含め再生機器は格段に増える。

「sMedio TV Suite」は3倍モードで録画された番組ならば再生できるが、DRモードの番組には「Video & TV SideView」などMPEG-2デコードに対応したアプリが必要だ

ダウンロードムーブ可能なNASは他にもあるが、静粛性の高さと最大16TBという容量の大きさは、Synology製NASならではのアドバンテージといえる。今後、同社製NAS全モデルがDTCPムーブに対応予定(関連ニュース)という点も心強い。

MPEG-2からH.264にトランスコードする機能があればよりベターだが(標準装備のVideo Stationアプリにはトランスコード機能があるがDTCP-IPコンテンツには非対応)、MPEG-2コーデック対応のAndroid端末と「Video & TV SideView」などのアプリがあれば解決できる話ではある。

リモート視聴機構「sMedio Remote Access Solutions」が後日オプション提供される予定(関連ニュース)ということもあり、ロケーションフリー・ビデオサーバとしての素地はじゅうぶんにあるNASと言えるだろう。

(海上 忍)

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