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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第150回】田村ゆかりさんに捧ぐ!ラジオ「いたずら黒うさぎ」歴代OP/ED曲をオーディオ目線で語る

公開日 2016/03/25 10:45 高橋 敦
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▼あのねlove me do(シングル「あのねlove me do」より)

2014年12月13日から現在に至るまでのOP曲。シングル表題曲が「黒うさぎ」のOP曲になることは特に中期以降は多くはなく、久々のそれがおそらく「いたずら黒うさぎ」最後のOP曲となることには、何か嬉しさもある。執筆時点は最終回の放送前なので「おそらく」という言い方に止めておくが。

あのねlove me do(シングル「あのねlove me do」より)

そんなこの曲。情け容赦なくポップ!だ。高揚感しかないイントロからAメロはルート弾きでドライブさせるベース。Bメロでドラムスをハーフに落とす定石でタメを作り、リズムのキメから「あのね」のリフレインを頭にこびりつかせるサビへ。

パートごとのアレンジも実に王道で、例えば二番のギターは左チャンネルは低音弦のミュート刻みで右チャンネルはカッティングといった具合。工夫しすぎない、引っかかりを作りすぎないことで、曲をひたすらにドライブさせている。そのドライブがあるからこそ、リズムをハーフにしたりブレイクしたりといった部分が際立つ。あえて普通を選択でき、その普通を高度にこなせる、そのアレンジと演奏の力があってこその曲と言える。

アレンジや演奏は「逆に高度」だが、バンドサウンドの表面上の話としては普通にまとめられているわけなので、オーディオ再生的には難しい曲ではないと思う。強いて言えば、ベースのフレーズの音域や音作りの重心が低めなので、深い低音域への対応力には余裕があった方がよいだろう。バンドのドライブ感はやはりベースがしっかりしてこそだ。

この期間2015年の年末からお正月にかけては、ご実家がインフルエンザに見舞われたために帰省できず、コンビニに行くしか外出しない日々だったとのこと。年末には新谷良子さんが相手をしてくれたそうだが年明け以降は話す相手もいなく、
「誰ともしゃべってないのよ。宅配頼んで、宅配の人としゃべれるじゃんと思って。届けに来てくれたんだけれど、真剣なインドカレーを頼んじゃったから宅配の人がインド人で、片言なのよ!」
という愉快なエピソードを披露してくれていた。ゆ…愉快なエピソードを…披露してくれていた…よ…

次ページ同じく、現在に至るまでのED曲「雨のパンセ」

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