公開日 2011/03/10 18:53
サヤ、192KHz/24bit対応のプリメインアンプ「UIA5000」の記者説明会を実施
複数台連動機能や独自アンプ搭載
(株)サヤは、オーディオ用の自社ブランド「PURE SPEED」の新製品プリメインアンプ「UIA5000」に関する記者説明会を開催した。
同製品は、USB/同軸/光デジタルの全入力で192KHz/24bitに対応したプリメインアンプ。MC/MM独立フォノ入力、バランス入力、専用アンプによるヘッドホンアウト、5台10チャンネルまで連動可能なアンプリンクの内蔵など、幅広いインターフェースを搭載している。価格は588,000円(税込)で、2月上旬より販売を開始している。
ユニットアンプには、電流帰還トポロジーを有しつつ、電圧帰還型として設計した独自の「PS-UNIT5」を全経路に使用。各種機能と増幅を一体化することでシンプルな信号経路を実現し、高速広帯域の電流帰還トポロジーを活かした超低歪特性を達成したという。
前述のように端子類が豊富な点が大きな特長で、USBを1系統、光デジタルと同軸デジタルを各2系統ずつ装備したDAC搭載型の製品。なお、DACチップにはアナログデバイセズの「AD1955」を採用している。
またフロントとリアのインターフェース以外の全ての回路を、1枚のメイン基板に集積。これにより内部のケーブルは、表示部、操作部、ヘッドホン&リモコン受光部、スピーカー端子部、トランスの5箇所のみとなり、信頼性を高めるとともに、配線の振動による静電雑音の低減も図っている。
機能面では、標準的な高ダンピングファクタモードと低ダンピングファクタモードが切り替え可能。ハイスピードな原音再生と、マイルドな真空管サウンドを楽しめるよう配慮した。
また±7段階トーン、4段階ラウドネス、5段階オートディマーなどの機能も装備。どの機能を使用した際にも信号経路が変更されない設計にすることで、安定した音質と充実した機能を両立させたとしている。
説明会ではまず、取締役の杉原政則氏が同社の概要を解説。“サヤ”という社名は「刀のサヤに由来する。優れた業物、技術を収めるものという意味がある」と説明。また「裏の意味として、私、杉原のイニシャル“S”と、社長である横田の“Y”も入っている」と、裏話も披露した。
そして同社社長の横田昭寛氏は「近年、オーディオを取り巻く環境は、ピュアオーディオからPCオーディオ、高品位AV再生へと広範囲化しており、高音質であることは当然ながら、様々な機器と相互接続できるプラットフォームであることが望まれている」と、今回の製品を開発するに至った背景を説明。
横田氏は、「例えば、ある32ビットDAC製品を見てみると、雑音歪率は-105dBで、理論値の限界である-194.4dBに遠く及ばない。だが、オーディオ用DACは10年ほど前に物理限界に肉薄しており、DACを乗せて陳腐化する時代は終わったとも言える」とコメント。
その上で「DACデバイスの選定においては、カタログ上のnビットなどをアテにせず、ハイサンプリング領域まで実行性能が優れているかどうかを重視した」と言葉を続け、アナログデバイセズ製品を選定した理由を説明した。
説明会の最後には「特別モデルも用意しようかと考えている」ともコメント。コントロールアンプ「SC1000」などで採用していたオペアンプ「PS-UNIT1」を2つ分圧縮し、1枚の基板にしたという「PS-UNIT6」を搭載したモデルを開発する計画も明らかにした。
同製品は、USB/同軸/光デジタルの全入力で192KHz/24bitに対応したプリメインアンプ。MC/MM独立フォノ入力、バランス入力、専用アンプによるヘッドホンアウト、5台10チャンネルまで連動可能なアンプリンクの内蔵など、幅広いインターフェースを搭載している。価格は588,000円(税込)で、2月上旬より販売を開始している。
ユニットアンプには、電流帰還トポロジーを有しつつ、電圧帰還型として設計した独自の「PS-UNIT5」を全経路に使用。各種機能と増幅を一体化することでシンプルな信号経路を実現し、高速広帯域の電流帰還トポロジーを活かした超低歪特性を達成したという。
前述のように端子類が豊富な点が大きな特長で、USBを1系統、光デジタルと同軸デジタルを各2系統ずつ装備したDAC搭載型の製品。なお、DACチップにはアナログデバイセズの「AD1955」を採用している。
またフロントとリアのインターフェース以外の全ての回路を、1枚のメイン基板に集積。これにより内部のケーブルは、表示部、操作部、ヘッドホン&リモコン受光部、スピーカー端子部、トランスの5箇所のみとなり、信頼性を高めるとともに、配線の振動による静電雑音の低減も図っている。
機能面では、標準的な高ダンピングファクタモードと低ダンピングファクタモードが切り替え可能。ハイスピードな原音再生と、マイルドな真空管サウンドを楽しめるよう配慮した。
また±7段階トーン、4段階ラウドネス、5段階オートディマーなどの機能も装備。どの機能を使用した際にも信号経路が変更されない設計にすることで、安定した音質と充実した機能を両立させたとしている。
説明会ではまず、取締役の杉原政則氏が同社の概要を解説。“サヤ”という社名は「刀のサヤに由来する。優れた業物、技術を収めるものという意味がある」と説明。また「裏の意味として、私、杉原のイニシャル“S”と、社長である横田の“Y”も入っている」と、裏話も披露した。
そして同社社長の横田昭寛氏は「近年、オーディオを取り巻く環境は、ピュアオーディオからPCオーディオ、高品位AV再生へと広範囲化しており、高音質であることは当然ながら、様々な機器と相互接続できるプラットフォームであることが望まれている」と、今回の製品を開発するに至った背景を説明。
横田氏は、「例えば、ある32ビットDAC製品を見てみると、雑音歪率は-105dBで、理論値の限界である-194.4dBに遠く及ばない。だが、オーディオ用DACは10年ほど前に物理限界に肉薄しており、DACを乗せて陳腐化する時代は終わったとも言える」とコメント。
その上で「DACデバイスの選定においては、カタログ上のnビットなどをアテにせず、ハイサンプリング領域まで実行性能が優れているかどうかを重視した」と言葉を続け、アナログデバイセズ製品を選定した理由を説明した。
説明会の最後には「特別モデルも用意しようかと考えている」ともコメント。コントロールアンプ「SC1000」などで採用していたオペアンプ「PS-UNIT1」を2つ分圧縮し、1枚の基板にしたという「PS-UNIT6」を搭載したモデルを開発する計画も明らかにした。