公開日 2013/05/11 16:40
【ヘッドホン祭】スフォルツァート、DSDネイティブ再生対応ネットワークプレーヤー「DSP-03」を発表
バッファロー製DSD対応NASの試作機もデモ
スフォルツァートは「春のヘッドホン祭り 2013」にて、DLNA経由でのDSD再生に対応したネットワークオーディオプレーヤー「DSP-03」を発表、6月より発売する。価格は714,000円(税込)。
本機はDLNA経由による192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、ALAC、WMAロスレス、およびDSDの再生に対応する。DSDはDSFファイルに対応し、2.8MHz、5.6MHzの両方の再生が可能。DFFにも近日中に対応するという。
DSD再生についてはDSD対応のNASが必要で、展示では先日DSD対応のNASの製品化をアナウンスしたバッファローによるNASの試作品(関連ニュース)が用いられていた。
なお、従来のNASでも、変換ソフトをつかって「.dsf」ファイルの中のDSDデータをWAV型式に詰め込み、DoP型式の「.wav」ファイルとして保存すれば、「DSP-03」で再生することが可能だ。これは、拡張子が「.wav」ならばNASはWAVファイルと認識して音楽データとして配信することができ、かつ中身はマーカー付きのDSDデータなので、それを理解して再生できる「DSP-03」のようなプレーヤーであれば、正しくDSDネイティブ再生ができるからだ。
初出時、“従来のNASでもDSDファイルの拡張子(「.dsf」)を「.wav」に書き換えれば、USBオーディオにおける「DoP方式」のようにWAVファイルと見せかけてDSDファイルを配信し、本機で再生することが可能だ”と記述していましたが、拡張子だけを変えても再生は行えません。万が一、拡張子のみ「.wav」に書き換えたDSDファイルを再生すると、プレーヤーのDSD対応/非対応に関わらず、非常に大きなノイズが発生します。誤解を招く記述をしたことをお詫びして訂正致します。(5/13)。
今回のデモで用いられたバッファローのNASは、従来品とは異なりDSDファイルを配信可能なファイルとして認識することができるため、拡張子を変えることなく、DSDファイルをそのままNASへコピーしても「DSP-03」へ配信できる。
また、本機は2011年に発売された同社のネットワークオーディオトランスポート「DST-01」と同様、電源部が別筐体となっている。一方で本機はプレーヤーのためDACを内蔵しており、アナログ出力はRCA端子、XLR端子をそれぞれ搭載する。またクロック入力端子も搭載している。
その他、超低ジッターのTCXOの採用や、DACにESS9018Sを左右独立で使用したことなどもポイントとなる。別筐体の電源部はデジタル/アナログ別々に大容量トロイダルトランスを搭載している。
DSDのネットワーク再生について、USBオーディオにおけるDoP方式のように曲間ノイズの問題があるか小俣氏に質問したところ、「DSDファイルはやはりネットワーク再生においても原理的に曲間でノイズが発生する問題があるが、本機ではそうしたノイズを回避するためにさまざまな対策を施しており、可聴レベルの曲間のノイズは発生しない」との回答が得られた。
先行して登場したオンキヨーのAVアンプ「TX-NA5009」は通常のNASからネットワークによるDSDネイティブ再生が可能だが、これはAVアンプ側にパソコンと同様にNASのファイルを読める機能を搭載しているため(PCからはNAS内のdsfファイルは確認できる)と思われる。
本機はDLNA経由による192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、ALAC、WMAロスレス、およびDSDの再生に対応する。DSDはDSFファイルに対応し、2.8MHz、5.6MHzの両方の再生が可能。DFFにも近日中に対応するという。
DSD再生についてはDSD対応のNASが必要で、展示では先日DSD対応のNASの製品化をアナウンスしたバッファローによるNASの試作品(関連ニュース)が用いられていた。
なお、従来のNASでも、変換ソフトをつかって「.dsf」ファイルの中のDSDデータをWAV型式に詰め込み、DoP型式の「.wav」ファイルとして保存すれば、「DSP-03」で再生することが可能だ。これは、拡張子が「.wav」ならばNASはWAVファイルと認識して音楽データとして配信することができ、かつ中身はマーカー付きのDSDデータなので、それを理解して再生できる「DSP-03」のようなプレーヤーであれば、正しくDSDネイティブ再生ができるからだ。
初出時、“従来のNASでもDSDファイルの拡張子(「.dsf」)を「.wav」に書き換えれば、USBオーディオにおける「DoP方式」のようにWAVファイルと見せかけてDSDファイルを配信し、本機で再生することが可能だ”と記述していましたが、拡張子だけを変えても再生は行えません。万が一、拡張子のみ「.wav」に書き換えたDSDファイルを再生すると、プレーヤーのDSD対応/非対応に関わらず、非常に大きなノイズが発生します。誤解を招く記述をしたことをお詫びして訂正致します。(5/13)。
今回のデモで用いられたバッファローのNASは、従来品とは異なりDSDファイルを配信可能なファイルとして認識することができるため、拡張子を変えることなく、DSDファイルをそのままNASへコピーしても「DSP-03」へ配信できる。
また、本機は2011年に発売された同社のネットワークオーディオトランスポート「DST-01」と同様、電源部が別筐体となっている。一方で本機はプレーヤーのためDACを内蔵しており、アナログ出力はRCA端子、XLR端子をそれぞれ搭載する。またクロック入力端子も搭載している。
その他、超低ジッターのTCXOの採用や、DACにESS9018Sを左右独立で使用したことなどもポイントとなる。別筐体の電源部はデジタル/アナログ別々に大容量トロイダルトランスを搭載している。
DSDのネットワーク再生について、USBオーディオにおけるDoP方式のように曲間ノイズの問題があるか小俣氏に質問したところ、「DSDファイルはやはりネットワーク再生においても原理的に曲間でノイズが発生する問題があるが、本機ではそうしたノイズを回避するためにさまざまな対策を施しており、可聴レベルの曲間のノイズは発生しない」との回答が得られた。
先行して登場したオンキヨーのAVアンプ「TX-NA5009」は通常のNASからネットワークによるDSDネイティブ再生が可能だが、これはAVアンプ側にパソコンと同様にNASのファイルを読める機能を搭載しているため(PCからはNAS内のdsfファイルは確認できる)と思われる。