公開日 2014/04/16 17:16
アキュフェーズ、出力60W/8Ω×2の純A級パワーアンプ「A-70」
超低雑音インスツルメンテーション・アンプ方式を採用
アキュフェーズは、パワーMOSFET搭載の純A級ステレオパワーアンプ「A-70」を4月中旬より発売する。価格は1,100,000円(税抜)。
A-70は、同社40周年記念モデルとして登場したモノラルパワーアンプ「A-200」で培った技術を惜しみなく投入。最新の「超低雑音インスツルメンテーション・アンプ方式」を採用した。この方式により、新たに設計されたディスクリート構成の信号入力段と電力増幅段のゲイン配分を最適化。S/Nを「A-65」より6dB向上させ127dB(ゲイン -12dB時)とした。
インスツルメーション・アンプを構成するパワーアンプ部には、「MCS(Multiple Circuit Summing-up)+」回路を搭載。これは同一回路を並列接続して諸特性を向上させる独自技術MCSをさらに向上させたもので、初段バッファーアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を「電圧-電流変換部」のA級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現できる。
定格連続平均出力は480W/ch(1Ω)、240W/ch(2Ω)、120W/ch(4Ω)、60W/ch(8Ω)となる(20Hz〜20kHz)。なお、本機はブリッジ接続により、960W/2Ωのモノラルパワーアンプとして使用することも可能。
出力素子には周波数特性に優れる「パワーMOSFET」を採用し、1chあたり10パラレル・プッシュプル駆動による純A級動作を実現。MOSFET 1個あたりの許容損失電力は130Wだが、10パラレル接続された構成のために1ペアあたりのパワーの負担は軽くなり、MOSFETの直線性の優れた省電力領域を効率よく使用することができる。また、純A級動作のため常時大電流が流れているが、その電流も1/10となり、回路全体の安全度が非常に高いとのこと。
また、放熱フィン付き大型トロイダルトランスと82,000μF×2の大容量フィルターコンデンサーによる電源部により、1Ωの低インピーダンス負荷までリニアな出力が可能となる。トランスは円周方向のみならず上下方向にも厳重なシールドを施し、外部への磁束の漏れを防いでいる。さらに、熱伝導に優れ防振効果の高い充填剤を用いて、高効率放熱構造の無共振アルミニウムケースに固着することで、外部への影響を徹底的に防いでいる。
プロテクション回路には「MOSFETスイッチ」を採用。この素子は低ON抵抗の産業用で、接点が存在しないために接点不良がない。そのため、長期信頼性や音質向上が期待できる。出力メーターはデジタルとバーグラフの2方式を切り替えて使用できる。
入力はバランス(XLR)1系統、アンバランス(RCA)1系統を搭載。スピーカー端子は2系統を搭載する。
全高調波歪み率は0.03%(4〜16Ω、ステレオ時)、周波数特性は20Hz〜20kHz(定格連続平均出力時、+0、-0.2dB)、ダンピングファクターは800。消費電力は無入力時で280W、8Ω負荷定格出力時で364W。外形寸法は465W×238H×515Dmm、質量は44.3kg。
A-70は、同社40周年記念モデルとして登場したモノラルパワーアンプ「A-200」で培った技術を惜しみなく投入。最新の「超低雑音インスツルメンテーション・アンプ方式」を採用した。この方式により、新たに設計されたディスクリート構成の信号入力段と電力増幅段のゲイン配分を最適化。S/Nを「A-65」より6dB向上させ127dB(ゲイン -12dB時)とした。
インスツルメーション・アンプを構成するパワーアンプ部には、「MCS(Multiple Circuit Summing-up)+」回路を搭載。これは同一回路を並列接続して諸特性を向上させる独自技術MCSをさらに向上させたもので、初段バッファーアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を「電圧-電流変換部」のA級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現できる。
定格連続平均出力は480W/ch(1Ω)、240W/ch(2Ω)、120W/ch(4Ω)、60W/ch(8Ω)となる(20Hz〜20kHz)。なお、本機はブリッジ接続により、960W/2Ωのモノラルパワーアンプとして使用することも可能。
出力素子には周波数特性に優れる「パワーMOSFET」を採用し、1chあたり10パラレル・プッシュプル駆動による純A級動作を実現。MOSFET 1個あたりの許容損失電力は130Wだが、10パラレル接続された構成のために1ペアあたりのパワーの負担は軽くなり、MOSFETの直線性の優れた省電力領域を効率よく使用することができる。また、純A級動作のため常時大電流が流れているが、その電流も1/10となり、回路全体の安全度が非常に高いとのこと。
また、放熱フィン付き大型トロイダルトランスと82,000μF×2の大容量フィルターコンデンサーによる電源部により、1Ωの低インピーダンス負荷までリニアな出力が可能となる。トランスは円周方向のみならず上下方向にも厳重なシールドを施し、外部への磁束の漏れを防いでいる。さらに、熱伝導に優れ防振効果の高い充填剤を用いて、高効率放熱構造の無共振アルミニウムケースに固着することで、外部への影響を徹底的に防いでいる。
プロテクション回路には「MOSFETスイッチ」を採用。この素子は低ON抵抗の産業用で、接点が存在しないために接点不良がない。そのため、長期信頼性や音質向上が期待できる。出力メーターはデジタルとバーグラフの2方式を切り替えて使用できる。
入力はバランス(XLR)1系統、アンバランス(RCA)1系統を搭載。スピーカー端子は2系統を搭載する。
全高調波歪み率は0.03%(4〜16Ω、ステレオ時)、周波数特性は20Hz〜20kHz(定格連続平均出力時、+0、-0.2dB)、ダンピングファクターは800。消費電力は無入力時で280W、8Ω負荷定格出力時で364W。外形寸法は465W×238H×515Dmm、質量は44.3kg。
- ジャンルパワーアンプ
- ブランドACCUPHASE
- 型番A-70
- 発売日2014年4月中旬
- 価格¥1,100,000
【SPEC】●定格連続平均出力(20〜20,000Hz間):ステレオ仕様時(両ch同時動作)…480W/ch 1Ω負荷/240W/ch 2Ω負荷/120W/ch 4Ω負荷/60W/ch 8Ω負荷、モノフォニック仕様時(ブリッジ接続)…960W 2Ω負荷/480W 4Ω負荷/240W 8Ω負荷 ●全高調波歪率:ステレオ仕様時(両ch同時動作)…0.07% 2Ω負荷/0.03% 4〜16Ω負荷、モノフォニック仕様時(ブリッジ接続)…0.05% 4〜16Ω負荷 ●周波数特性:定格連続平均出力時…20〜20,000Hz +0 -0.2dB、1W出力時…0.5〜160,000Hz +0 -3.0dB ●ゲイン:28dB(GAINスイッチMAX時) ●入力感度(8Ω負荷、GAINスイッチMAX時):ステレオ仕様時…0.87V 定格出力(60W)時/0.11V 1W出力時、モノフォニック仕様時…1.74V 定格連続平均出力(240W)時/0.11V 1W出力時 ●入力インピーダンス:バランス…40kΩ、ライン…20kΩ ●S/N比:121dB GAINスイッチMAX、127dB GAINスイッチ -12dB(定格出力時) ●外形寸法:465W×238H×515Dmm(最大) ●質量:44.3kg