公開日 2017/05/23 09:15
<HIGH END>技術とサウンドで注目されるDS Audio。最新カートリッジ「DS002」も話題に
世界に認められるDS Audioのテクノロジー
現地時間の2017年5月18日(木)〜21日(日)の4日間、独ミュンヘンにて開催されたMunich HIGH END 2017。欧州最大のハイエンドオーディオ見本市としていまや世界でも重要な意味を持つ同ショウは、今後のオーディオを左右するような重要なプロダクトに出会うことも多い。
そんな同ショウで見られる近年のトレンドとして、やはりアナログ関連機器の充実は見逃せないだろう。いま、レコードブームが世界的なものとなっていることも後押しとなり、会場内には想像をはるかに上回る数のアナログ関連製品が展示され、来場者の関心を集めた。
そんなレコード再生が大きな盛り上がりをみせる中、「世界唯一」の方式を採用している日本のカートリッジブランドがある。光電型カートリッジを採用するDS Audioだ。
DS Audioは、HIGH ENDが開催されている地元ドイツでも極めて高い評価を獲得しているブランドでもある。特にドイツ国内では最高権威と言われるオーディオ誌『Stereo』が、DS AudioのDS-W1に最高評価をつけ、同誌のリファレンスカートリッジとして採用したことをきっかけとして、いまではヨーロッパのアナログファンから大きな注目を集める重要ブランドとしての存在となった。光電型という見慣れない方式について当初はさまざまな意見があったことと想像できるが、DS Audioはそのサウンドでいまや日本を代表するカートリッジブランドのひとつとしての地位を築き上げている。
そんなDS Audioの新製品であるDS002は、今回のHIGH ENDの会場でも目玉製品のひとつとなっていた。昨年はフラグシップである超弩級カートリッジ&専用フォノイコライザー「Master 1」を発表したDS Audioだったが、今回は価格も抑えたミドルクラスモデル。「現実的に購入の視野に入るDS Audio」として来場者の関心を集めたことは、もはや当然のことだったと言っていいだろう。
DS002は、Master1で採用したワイヤーサスペンション機構を踏襲した光電型カートリッジだ。アルミカンチレバーにシバタ針を採用し、生産から出荷まで全てDS Audioの自社で行うなど、その機構だけではなく生産体制まで徹底した管理のもとで行われることも大きな特徴となる。従来よりも電源回路を強化した専用イコライザーも含め、光電型ならではな高S/Nで高解像度なサウンドはそのままに、価格を抑えることに成功したモデルである。
そもそも光電型は、「光電型でなければ出ないサウンドがある」として注目された経緯もあるが、DS Audioは同社が誇るLED技術により、そのサウンドを現代のハイエンドオーディオのレベルまで高めることに成功した。光電型であるがゆえに専用のフォノイコライザーが必要となり、これまでは自社製品のみがその再生に対応していたが、昨今ではこの光電型用イコライザーの開発を示唆するブランドも登場しており、ひとつの大きなトレンドとなる予感すら漂わせている。
今回のHIGH ENDでは、その技術のユニークさとレベルの高さから、ハイエンドオーディオにまつわる技術解説を行う「TECHNOLOGY STAGE」にも同ブランド代表の青柳哲秋氏が登壇するなど大きな話題を呼んだ。ドイツは世界的に見ても技術に対する関心を持つ国で知られているが、DS Audioはサウンドのみならず技術面でも大きな注目を集める存在となっている。
レコード再生の歴史は長いが、その反面で技術革新の機会が訪れることはそうあることではない。DS Audioはそんなレコード再生の歴史の中で、新たなムーブメントを起こしつつある。
そんな同ショウで見られる近年のトレンドとして、やはりアナログ関連機器の充実は見逃せないだろう。いま、レコードブームが世界的なものとなっていることも後押しとなり、会場内には想像をはるかに上回る数のアナログ関連製品が展示され、来場者の関心を集めた。
そんなレコード再生が大きな盛り上がりをみせる中、「世界唯一」の方式を採用している日本のカートリッジブランドがある。光電型カートリッジを採用するDS Audioだ。
DS Audioは、HIGH ENDが開催されている地元ドイツでも極めて高い評価を獲得しているブランドでもある。特にドイツ国内では最高権威と言われるオーディオ誌『Stereo』が、DS AudioのDS-W1に最高評価をつけ、同誌のリファレンスカートリッジとして採用したことをきっかけとして、いまではヨーロッパのアナログファンから大きな注目を集める重要ブランドとしての存在となった。光電型という見慣れない方式について当初はさまざまな意見があったことと想像できるが、DS Audioはそのサウンドでいまや日本を代表するカートリッジブランドのひとつとしての地位を築き上げている。
そんなDS Audioの新製品であるDS002は、今回のHIGH ENDの会場でも目玉製品のひとつとなっていた。昨年はフラグシップである超弩級カートリッジ&専用フォノイコライザー「Master 1」を発表したDS Audioだったが、今回は価格も抑えたミドルクラスモデル。「現実的に購入の視野に入るDS Audio」として来場者の関心を集めたことは、もはや当然のことだったと言っていいだろう。
DS002は、Master1で採用したワイヤーサスペンション機構を踏襲した光電型カートリッジだ。アルミカンチレバーにシバタ針を採用し、生産から出荷まで全てDS Audioの自社で行うなど、その機構だけではなく生産体制まで徹底した管理のもとで行われることも大きな特徴となる。従来よりも電源回路を強化した専用イコライザーも含め、光電型ならではな高S/Nで高解像度なサウンドはそのままに、価格を抑えることに成功したモデルである。
そもそも光電型は、「光電型でなければ出ないサウンドがある」として注目された経緯もあるが、DS Audioは同社が誇るLED技術により、そのサウンドを現代のハイエンドオーディオのレベルまで高めることに成功した。光電型であるがゆえに専用のフォノイコライザーが必要となり、これまでは自社製品のみがその再生に対応していたが、昨今ではこの光電型用イコライザーの開発を示唆するブランドも登場しており、ひとつの大きなトレンドとなる予感すら漂わせている。
今回のHIGH ENDでは、その技術のユニークさとレベルの高さから、ハイエンドオーディオにまつわる技術解説を行う「TECHNOLOGY STAGE」にも同ブランド代表の青柳哲秋氏が登壇するなど大きな話題を呼んだ。ドイツは世界的に見ても技術に対する関心を持つ国で知られているが、DS Audioはサウンドのみならず技術面でも大きな注目を集める存在となっている。
レコード再生の歴史は長いが、その反面で技術革新の機会が訪れることはそうあることではない。DS Audioはそんなレコード再生の歴史の中で、新たなムーブメントを起こしつつある。