公開日 2017/05/25 20:54
<HIGH END>高まる国産オーディオブランドの存在感。出展ブースを一斉レポート
ドイツでも高い注目度
現地時間18日〜21日まで独ミュンヘンで開催された「HIGH END 2017」には、日本のオーディオブランドも多数出展。ファンはもちろん、関係者間でも日本ブランドへの注目度はいずれも高く、ドイツにおけるその人気を改めて実感させられた。本記事では各ブースの模様についてお伝えしていきたい。
■AUDIO-TECHNICA
AUDIO-TECHNICAは、昨年のHIGH END 2016で発表した旗艦MCカートリッジ「AT-ART1000」を中心としたデモンストレーションを実施した。ブース内に用意された瀟洒な専用試聴室では、Vertere Acousticsのアナログプレーヤー「RG-1 Reference Groove」やトーンアーム「Reference Tonearm」、FM Acousticsのフォノアンプ「FM-123」を組み合わせて、AT-ART1000でレコードを再生。そのサウンドを改めてドイツのファンにアピールしていた。
同ブースでは、MCカートリッジ「AT-ART9」を用いたシステムも用意され、ART1000と聴き比べできるようになっていた。ちなみに、スピーカーとアンプにはいずれもFM Acousticsの製品が用いられていた。
ブースには、AUDIO-TECHNICAの主要ヘッドホン&イヤホン、ヘッドホンアンプなどが出展され、それぞれ音を確認することができた。また、同社カートリッジのラインナップを紹介する展示も充実していた。
■DENON/MARANTZ
今回も例年通り大規模なブースを用意したDENON/MARANTZ。ブースでは両ブランドのHi-Fiオーディオ、ホームシアター、ヘッドホンなど各ジャンルの製品を一斉に展示した。
デノンは国内発表されたばかりのAVR-X2400Hなども出展。マランツは、昨年のHIGH ENDで初披露したSA-10/PM-10を今年も出展していた。また昨年以上に力が入っていたと感じたのはHEOSのデモで、日本では未導入のHEOS対応ホームシアター製品を用いて、手軽かつ高音質に音楽/映画が楽しめるシステムを提案していた。
また隣接する大型試聴ブースは、例年ではHi-Fiコンポーネントのデモにあてられていたが、今回は映画館のような座席までを構えたホームシアターを用意。デノンのコンポーネントを中心に、映画館さながらのサウンドが楽しめることをアピールしていた。
■ECLIPSE
ECLIPSEは、例年通り本格的なリスニングルームをホールに用意。昨年はドルビーアトモス/DTS:Xのデモを実施したが、今回はステレオ再生に特化したシステムを用意。TD510ZMK2を2本、TD520SWを2本という2.2chシステムによって、同社が掲げる「正確な音」のデモンストレーションを行った。
また、黒を基調としたブース内部にあえてブラックモデルをあえて用意して、ECLIPSEだからこそ可能な、スピーカーの存在が消えて「ただ音がそこにある」ようなサウンドをアピール。さらに今回はアナログプレーヤーも用意して、正確の再現がレコード再生においても活きることを紹介していた。
■ESOTERIC
エソテリックは、ハイエンドブランドが集結する会場の「Atrium」ゾーンにブースを構え、モノラルパワーアンプ「Grandioso M1」を4台用いてB&Wの旗艦スピーカー「800 D3」をバイアンプ駆動するシステムなど、旗艦シリーズ「Grandioso」をメインとした超弩級システムでそのサウンドをドイツのファンに示した。
ブース内には同社の最新コンポーネントを一斉展示。日本の伝統工芸である漆を使った装飾を施した創立30周年記念モデル「Limited Edition Black」も展示していた。
■LUXMAN
欧州への再上陸2年目を迎え、今年から単独ブースを「Atrium」ゾーンに出展したラックスマン。ブースではセパレートアンプ「C-900u/M-900u」や真空管アンプ「MQ-300」、SACDプレーヤー「D-08u」などを中心としたシステムで再生デモを実施。レコードプレーヤー「PD-171A」やフォノイコライザー「EQ-500」などアナログ関連製品も注目を集めていた。
発表されたばかりのヘッドホンアンプ「P-750u」も早速登場。L-590AXIIをはじめとするプリメインアンプ、木箱ケースのCDプレーヤー/プリメインアンプ「D-380/LX-380」なども出展されていた。
■TAD
HIGH ENDにおいても毎年高い人気を誇るTADのブースには、今回も終始多くの来場者で席が埋まっていた。主にデモが行われていたのは、昨年11月に発売されたスピーカーシステム「TAD-ME1」で、来場者の関心もやはり高かったようだ。
その一方で、スピーカーシステム「TAD-CR1MK2」やセパレートアンプ「TAD-C600/TAD-M600」、ディスクプレーヤー「TAD-D600」などの旗艦システムも用意。同社最高峰のサウンドをデモしていた。
■TEAC
ティアックは、オンキヨーとパイオニアと共に大型ブースを出展。CDやネットワーク再生に対応したプリメインアンプ「NR-7CD」を中心に出展を行った。NR-7CDについては、試聴ブースでTAD「TAD-ME1」と組み合わせたデモンストレーションも実施していた。
「UD-503」「AI-503」など最新のコンパクト・Hi-Fiコンポーネントやアナログプレーヤーも出展。また、TEACがアナログテープレコーダーも試聴可能な状態で出展され、多くの来場者が足を止めてその音に耳を傾けていた。
■TRIODE
TRIODEは、ホールに自社ブースおよび試聴ルームを用意。TRIODEおよびJUNONEブランドの真空管アンプなど各製品、同社が取り扱うCROSSZONEのヘッドホンなどを出展した。
HIGH END初披露となったのはプリメインアンプ「Luminus 84」やパワーアンプ「TRX-P88S」など。試聴ルームでは、海外限定モデル「MUSASHI」のデモも行われていた。本機の日本導入については「海外ユーザーの嗜好を踏まえて音作りを行っているので、慎重に検討していきたい」とのことだった。
■AUDIO-TECHNICA
AUDIO-TECHNICAは、昨年のHIGH END 2016で発表した旗艦MCカートリッジ「AT-ART1000」を中心としたデモンストレーションを実施した。ブース内に用意された瀟洒な専用試聴室では、Vertere Acousticsのアナログプレーヤー「RG-1 Reference Groove」やトーンアーム「Reference Tonearm」、FM Acousticsのフォノアンプ「FM-123」を組み合わせて、AT-ART1000でレコードを再生。そのサウンドを改めてドイツのファンにアピールしていた。
同ブースでは、MCカートリッジ「AT-ART9」を用いたシステムも用意され、ART1000と聴き比べできるようになっていた。ちなみに、スピーカーとアンプにはいずれもFM Acousticsの製品が用いられていた。
ブースには、AUDIO-TECHNICAの主要ヘッドホン&イヤホン、ヘッドホンアンプなどが出展され、それぞれ音を確認することができた。また、同社カートリッジのラインナップを紹介する展示も充実していた。
■DENON/MARANTZ
今回も例年通り大規模なブースを用意したDENON/MARANTZ。ブースでは両ブランドのHi-Fiオーディオ、ホームシアター、ヘッドホンなど各ジャンルの製品を一斉に展示した。
デノンは国内発表されたばかりのAVR-X2400Hなども出展。マランツは、昨年のHIGH ENDで初披露したSA-10/PM-10を今年も出展していた。また昨年以上に力が入っていたと感じたのはHEOSのデモで、日本では未導入のHEOS対応ホームシアター製品を用いて、手軽かつ高音質に音楽/映画が楽しめるシステムを提案していた。
また隣接する大型試聴ブースは、例年ではHi-Fiコンポーネントのデモにあてられていたが、今回は映画館のような座席までを構えたホームシアターを用意。デノンのコンポーネントを中心に、映画館さながらのサウンドが楽しめることをアピールしていた。
■ECLIPSE
ECLIPSEは、例年通り本格的なリスニングルームをホールに用意。昨年はドルビーアトモス/DTS:Xのデモを実施したが、今回はステレオ再生に特化したシステムを用意。TD510ZMK2を2本、TD520SWを2本という2.2chシステムによって、同社が掲げる「正確な音」のデモンストレーションを行った。
また、黒を基調としたブース内部にあえてブラックモデルをあえて用意して、ECLIPSEだからこそ可能な、スピーカーの存在が消えて「ただ音がそこにある」ようなサウンドをアピール。さらに今回はアナログプレーヤーも用意して、正確の再現がレコード再生においても活きることを紹介していた。
■ESOTERIC
エソテリックは、ハイエンドブランドが集結する会場の「Atrium」ゾーンにブースを構え、モノラルパワーアンプ「Grandioso M1」を4台用いてB&Wの旗艦スピーカー「800 D3」をバイアンプ駆動するシステムなど、旗艦シリーズ「Grandioso」をメインとした超弩級システムでそのサウンドをドイツのファンに示した。
ブース内には同社の最新コンポーネントを一斉展示。日本の伝統工芸である漆を使った装飾を施した創立30周年記念モデル「Limited Edition Black」も展示していた。
■LUXMAN
欧州への再上陸2年目を迎え、今年から単独ブースを「Atrium」ゾーンに出展したラックスマン。ブースではセパレートアンプ「C-900u/M-900u」や真空管アンプ「MQ-300」、SACDプレーヤー「D-08u」などを中心としたシステムで再生デモを実施。レコードプレーヤー「PD-171A」やフォノイコライザー「EQ-500」などアナログ関連製品も注目を集めていた。
発表されたばかりのヘッドホンアンプ「P-750u」も早速登場。L-590AXIIをはじめとするプリメインアンプ、木箱ケースのCDプレーヤー/プリメインアンプ「D-380/LX-380」なども出展されていた。
■TAD
HIGH ENDにおいても毎年高い人気を誇るTADのブースには、今回も終始多くの来場者で席が埋まっていた。主にデモが行われていたのは、昨年11月に発売されたスピーカーシステム「TAD-ME1」で、来場者の関心もやはり高かったようだ。
その一方で、スピーカーシステム「TAD-CR1MK2」やセパレートアンプ「TAD-C600/TAD-M600」、ディスクプレーヤー「TAD-D600」などの旗艦システムも用意。同社最高峰のサウンドをデモしていた。
■TEAC
ティアックは、オンキヨーとパイオニアと共に大型ブースを出展。CDやネットワーク再生に対応したプリメインアンプ「NR-7CD」を中心に出展を行った。NR-7CDについては、試聴ブースでTAD「TAD-ME1」と組み合わせたデモンストレーションも実施していた。
「UD-503」「AI-503」など最新のコンパクト・Hi-Fiコンポーネントやアナログプレーヤーも出展。また、TEACがアナログテープレコーダーも試聴可能な状態で出展され、多くの来場者が足を止めてその音に耳を傾けていた。
■TRIODE
TRIODEは、ホールに自社ブースおよび試聴ルームを用意。TRIODEおよびJUNONEブランドの真空管アンプなど各製品、同社が取り扱うCROSSZONEのヘッドホンなどを出展した。
HIGH END初披露となったのはプリメインアンプ「Luminus 84」やパワーアンプ「TRX-P88S」など。試聴ルームでは、海外限定モデル「MUSASHI」のデモも行われていた。本機の日本導入については「海外ユーザーの嗜好を踏まえて音作りを行っているので、慎重に検討していきたい」とのことだった。