公開日 2018/11/02 16:51
フェーズメーション、回路/パーツを見直しブラッシュアップしたパッシブアッテネーター「CM-2000」
MCトランス内蔵フォノイコ「EA-350」も
協同電子エンジニアリング(株)は、自社ブランドPhasemation(フェーズメーション)から、パッシブアッテネーター「CM-2000」、フォノ・イコライザーアンプ「EA-350」を12月中旬に発売する。価格はCM-2000が1,500,000円(税抜)、EA-350が390,000円(税抜)。
CM-2000は、2011年に発売された「CM-1000」の後継機種となるモデル。音量調整回路や部品を見直したほか、コアサイズ、積層コアの材料、厚み、巻線材料といった使用材料を変更することで、「さらに鮮度が高く、緻密で広大な音場再現を達成した」という。
コア材には、新規で開発された「極薄スーパーマロイ材」を採用。従来の0.2mm厚のパーマロイ材から変更が行われた。また巻線材料には、PC-Triple Cの特注ポリウレタン線を採用する。
アッテネータートランスの巻線の仕様も見直し、バランス接続のホット側とコールド側、2つのATT用巻線を1つのトランスに巻いたバランス用ATTトランスを開発。この構造により高い同相除去比が得られるというほか、アンバランス入力時にはコールド側の信号をトランス内部で生成することで、バランス出力に対応した。
外部誘導ハムと不要振動の排除を図っており、シャーシは2mm厚の鋼鈑に銅メッキを施したものを採用。ケースカバーには誘導ハムシールドが施されている。トランス付近は磁気シールド材の2重構造となっており、ATTトランスはハイダンピングラバー材で本体からフローティング、フロントパネルには20mm厚のスラントアルミパネルが用いられている。さらに筐体下のベースにはウォルナット材が追加され、異なる素材を組み合わせることで不要振動を排除し、S/N比の良い再生音を実現したとする。
入出力端子にはFURUTECH社製のロジウムメッキ端子を採用。またフットにはTAOC社製のハイカーボン鋳鉄インシュレーターを搭載する。
周波数特性は10Hz - 100kHzで、入力インピーダンスは47kΩ以上、チャンネルセパレーションは100dB以上、出力インピーダンスは250Ω以下となる。入力端子はRCA×3、XLR×3で、出力端子はRCA×2、XLR×2。外形寸法は434W×117H×289Dmmで、質量は10kg。
EA-350は、2014年に発売された「EA-300」に、フォノバランス伝送可能なMCトランスを内蔵したフォノ・イコライザーアンプ。昨年に発売されたMC昇圧トランス「T-2000」で培ったノウハウを取り入れることで、リーズナブルな価格を実現したとする。
昇圧トランスには26dBゲインのバランス伝送対応特殊分割巻線構造を内蔵し、MCバランス伝送に対応する。入力端子は3系統が用意され、個々でMM/MCの切り替えが可能(入力1、2はバランス入力対応)。
フロントには10mm厚のスラントアルミパネル、シャーシベースと筐体カバーには1.6mm厚の銅メッキ鋼板を採用し、剛性の確保と磁気歪の低減を図った。
アンプは、オールディスクリート部品によるV-I/I-V変換型全段対称無帰還増幅回路で構成する。ほか、CR2段の無帰還形ローカットフィルターや、「ステレオ用RIAA」「Mono1(DECCAレーベルなどで使用)」「Mono2(コロンビアレーベルなどで使用)」の3種類の再生カーブ切り替え、MCカートリッジの消磁回路、モノラルスイッチなどの機能を搭載する。
部品も厳選し、マイカコンデンサー、1%グレードの金属皮膜抵抗、ローム社製SiCダイオード、ニチコン製の最高級オーディオグレード電解コンデンサーなどを使用する。
外形寸法は430W×93H×362Dmmで、質量は8.5kg。入力感度は、2.5mV(MM)、0.13mV(MC)。適合カートリッジ出力インピーダンスは、47kΩ以下(MM)、1.5〜40Ω(MC)。利得は、38dB(MM)、64dB(MC)で、SN比は-120dBV(MM)、-140dBV(MC)。
CM-2000は、2011年に発売された「CM-1000」の後継機種となるモデル。音量調整回路や部品を見直したほか、コアサイズ、積層コアの材料、厚み、巻線材料といった使用材料を変更することで、「さらに鮮度が高く、緻密で広大な音場再現を達成した」という。
コア材には、新規で開発された「極薄スーパーマロイ材」を採用。従来の0.2mm厚のパーマロイ材から変更が行われた。また巻線材料には、PC-Triple Cの特注ポリウレタン線を採用する。
アッテネータートランスの巻線の仕様も見直し、バランス接続のホット側とコールド側、2つのATT用巻線を1つのトランスに巻いたバランス用ATTトランスを開発。この構造により高い同相除去比が得られるというほか、アンバランス入力時にはコールド側の信号をトランス内部で生成することで、バランス出力に対応した。
外部誘導ハムと不要振動の排除を図っており、シャーシは2mm厚の鋼鈑に銅メッキを施したものを採用。ケースカバーには誘導ハムシールドが施されている。トランス付近は磁気シールド材の2重構造となっており、ATTトランスはハイダンピングラバー材で本体からフローティング、フロントパネルには20mm厚のスラントアルミパネルが用いられている。さらに筐体下のベースにはウォルナット材が追加され、異なる素材を組み合わせることで不要振動を排除し、S/N比の良い再生音を実現したとする。
入出力端子にはFURUTECH社製のロジウムメッキ端子を採用。またフットにはTAOC社製のハイカーボン鋳鉄インシュレーターを搭載する。
周波数特性は10Hz - 100kHzで、入力インピーダンスは47kΩ以上、チャンネルセパレーションは100dB以上、出力インピーダンスは250Ω以下となる。入力端子はRCA×3、XLR×3で、出力端子はRCA×2、XLR×2。外形寸法は434W×117H×289Dmmで、質量は10kg。
EA-350は、2014年に発売された「EA-300」に、フォノバランス伝送可能なMCトランスを内蔵したフォノ・イコライザーアンプ。昨年に発売されたMC昇圧トランス「T-2000」で培ったノウハウを取り入れることで、リーズナブルな価格を実現したとする。
昇圧トランスには26dBゲインのバランス伝送対応特殊分割巻線構造を内蔵し、MCバランス伝送に対応する。入力端子は3系統が用意され、個々でMM/MCの切り替えが可能(入力1、2はバランス入力対応)。
フロントには10mm厚のスラントアルミパネル、シャーシベースと筐体カバーには1.6mm厚の銅メッキ鋼板を採用し、剛性の確保と磁気歪の低減を図った。
アンプは、オールディスクリート部品によるV-I/I-V変換型全段対称無帰還増幅回路で構成する。ほか、CR2段の無帰還形ローカットフィルターや、「ステレオ用RIAA」「Mono1(DECCAレーベルなどで使用)」「Mono2(コロンビアレーベルなどで使用)」の3種類の再生カーブ切り替え、MCカートリッジの消磁回路、モノラルスイッチなどの機能を搭載する。
部品も厳選し、マイカコンデンサー、1%グレードの金属皮膜抵抗、ローム社製SiCダイオード、ニチコン製の最高級オーディオグレード電解コンデンサーなどを使用する。
外形寸法は430W×93H×362Dmmで、質量は8.5kg。入力感度は、2.5mV(MM)、0.13mV(MC)。適合カートリッジ出力インピーダンスは、47kΩ以下(MM)、1.5〜40Ω(MC)。利得は、38dB(MM)、64dB(MC)で、SN比は-120dBV(MM)、-140dBV(MC)。