• ブランド
    特設サイト
公開日 2004/01/26 17:38

シャープ、“AQUOS”新ラインナップ6モデルを発表〜質疑応答掲載〜

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
「LC-37GD1」とAVシステム事業本部 奥田氏/最薄部は7.05cmを実現
●シャープ(株)は、ハイビジョン液晶テレビ“AQUOS”の新ラインナップとなる「Gシリーズ」を2月11日より順次発売すると発表した。37V、32V、26V型の3つのサイズに、それぞれアンダースピーカーモデルとサイドスピーカーモデルが用意された。各モデルの発売日、価格は以下の通り。

■LC-37GD1(37V型アンダースピーカー)\700,000 2月11日発売
■LC-37GD2(37V型サイドスピーカー) \730,000 3月17日発売
■LC-32GD1(32V型アンダースピーカー)\530,000 2月16日発売
■LC-32GD2(32V型サイドスピーカー) \510,000 3月17日発売
■LC-26GD1(26V型アンダースピーカー)\420,000 3月17日発売
■LC-26GD2(26V型サイドスピーカー) \410,000 3月23日発売

6モデルとも、世界で初めて液晶パネルから組み立てまで一貫生産を行う同社亀山工場からの供給となる。

画素数1,366×768×RGBの高精細315万ドットハイビジョン液晶パネルを採用した新ラインナップは、同社独自のASV方式低反射ブラックTFT液晶を採用し、黒の引き締まった高コントラスト800:1を実現。バックライト光学系の薄型化を図るとともに、高効率化を実現。業界最高水準の高輝度450cd/m2を確保している。また、動きが速いシーンも見やすくクッキリ再現する「QS(Quick Shoot)技術」や、独自の1チップデジタル高画質LSI、デジタルゴーストリダクション回路などを搭載し、さらなる高画質化を図っている。全モデルとも地上・BS・110度CSチューナーを搭載。アスペクト比はハイビジョン放送に最適な16:9を採用した。

各モデルとも、音声の微細な信号を忠実に増幅し、原音に極めて近いサウンドを再現する独自の「1ビットデジタルアンプ」を搭載。また、アルミ素材の一体型構造を採用した高剛性の「アルミスピーカーボックス」や、従来モデル比約2倍の開口率を実現した、音抜けの良い「ステンレススピーカーネット」などの採用により、音質面での向上も図った。

「PCカードスロット」や「DVI-I入力端子」を搭載し、ネットワーク機能も強化された。PCカードアダプターを介して、市販されている各種メモリーカードが使用可能となり、地上波アナログ放送の録画や、デジカメ画像の再生が可能となった。またDVI-I端子の搭載により、パソコンからの映像を高画質で表示が可能となった。

37V型・32V型においては、最薄部7.05cmを実現したほか、37V型は業界最軽量となるディスプレイ部約14.5kgを実現している。「薄型・軽量・省スペースボディ」をテーマとした本体デザインは、インダストリアルデザイナー喜多俊之氏によるものだ。

本日、都内にて行われた製品発表会に出席したAVシステム事業本部 本部長の奥田氏は以下のように語った。
「デジタル放送やDVDの普及により、フラットテレビの需要が伸びています。JEITAの統計では10インチ以上の液晶テレビの出荷額がブラウン管を上回りました。2005年の液晶テレビの売り上げ台数は全世界で520万台となる予想をしており、シャープとしてはその内300万台を売り上げることを目標としています」


発表会の最後に行われた質疑応答の内容は以下の通り。

Q.新ラインナップを生産する亀山工場は、従来の工場に対してどのくらい生産効率があがっているのか?
A.具体的にお答えするのは難しいが、例えば売価で言うと、37V型は機能・性能を向上させたうえに10%近く安くすることができました。

Q.海外展開の計画は?
A.日本での発売に続き、アメリカでは4月に発売を予定しています。それに続きヨーロッパでも発売をしていきたいと考えています。2005年には180〜200万台を海外販売の目標としています。

Q.薄さ、軽さがさらに進んだが、これは亀山工場で生産したことが寄与したと考えてよいか?
A.薄型化には亀山工場での一貫生産が役立っています。また一貫生産により、無駄な輸送を省くことができるため、軽くすることで生じる強度の弱さを気にせずに済んでいます。

Q.DELLなどのITメーカーが液晶テレビに参入し、今年は競争が激化すると思うが、他社との差別化をどう図るのか?
A.テレビの基本機能である高画質・高音質に加え、環境に対する配慮などに力を入れていきたいと考えています。また、ITに対応した製品の開発を進めるとともに、ネットワークにも力を入れていきたいと考えています。今後の新しいテレビの流れに対応できるよう、開発を進めていきます。

Q.AVサーバーのような機能をテレビに持たせるなどといったことも将来考えているか?
A.サーバー機能は将来的には必要となっていくと思います。段階を追って開発を進めていきたいと考えています。

Q.海外発売モデルはチューナー内蔵型で発売するのか?またそれらは亀山工場で生産するのか?
A.海外で発売するモデルはセパレート、内蔵の両方を予定しています。基本部分は亀山工場で生産し、最終段階を各生産拠点で行うかたちとなると思います。アメリカ向けはメキシコ、ヨーロッパ向けはスペインに拠点があります。

Q.『AQUOSプラットフォーム』のアスペクト比は16:9ですが、今後液晶テレビでの16:9製品と4:3製品の比率はどのように変化していくと考えているか?
A.2004年は、16:9のワイド液晶製品が40〜50%くらいにまで上がっていくと考えています。

Q.全世界での液晶テレビの市場予想は?
A.2003年は国内77万台、海外73万台(米国39万台、欧州28万台)くらいでしたが、2004年は国内120万台、海外180万台(米国100万台、欧州65万台)を予想しています。

Q.亀山工場で生産していることを海外でも強くアピールしていくのか? また、量産効果でどれだけ製品を安くしていけるのか?
A.一貫生産であるということはアピールしていくつもりです。また、2005年には1インチ1万円を実現したいと考えています。


【問い合わせ先】
シャープ
お客様相談センター
西日本相談室 TEL 06-6621-4649
東日本相談室 TEL 043-297-4649

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ブランドSHARP
  • 型番LC-37GD1
  • 発売日2004年2月11日
  • 価格\700,000
【SPEC】
<ディスプレイ部>
●画面サイズ:37V型(横82.0cm×縦46.1cm/対角94.0cm)
●駆動方式:TFT(薄膜トランジスタ)アクティブマトリクス駆動方式
●画素数:3,147,264ドット(縦768×RGB×横1,366)
●画面輝度:450cd/m2
●外形寸法:91.7W×64.5H×9.03Dcm(スピーカー装着時)
●質量:約18.5kg(スピーカー装着時)
<チューナー部>
●接続端子:システムケーブル(白/グレー/黒)接続端子、ビデオ入力4系統4端子、S2映像入力2系統2端子、D4映像入力2系統2端子、コンポーネント映像入力端子、DVI-I入力端子、PC音声入力端子(3.5φステレオ)、モニター出力端子(S2端子付き)、i.LINK2端子、デジタル音声出力(光)端子、スピーカー接続端子、センタースピーカー入力端子B、PCカードスロット、B-CASカードスロット、地上波アナログアンテナ入力端子、地上波アナログアンテナ出力端子、地上デジタルアンテナ入力端子、BS・110度CSアンテナ入力端子、ヘッドホン出力端子、電話回線端子、ネットワーク端子、ビデオコントローラー端子、AC入力端子、DC出力端子
●外形寸法:43.2W×9.5H×30.3Dcm
●質量:約7.0kg
  • ブランドSHARP
  • 型番LC-37GD2
  • 発売日2004年3月17日
  • 価格\730,000
【SPEC】
<ディスプレイ部>
●画面サイズ:37V型(横82.0cm×縦46.1cm/対角94.0cm)
●駆動方式:TFT(薄膜トランジスタ)アクティブマトリクス駆動方式
●画素数:3,147,264ドット(縦768×RGB×横1,366)
●画面輝度:450cd/m2
●外形寸法:110.2W×54.8H×8.94Dcm(スピーカー装着時)
●質量:約19.5kg(スピーカー装着時)
<チューナー部>
●接続端子:システムケーブル(白/グレー/黒)接続端子、ビデオ入力4系統4端子、S2映像入力2系統2端子、D4映像入力2系統2端子、コンポーネント映像入力端子、DVI-I入力端子、PC音声入力端子(3.5φステレオ)、モニター出力端子(S2端子付き)、i.LINK2端子、デジタル音声出力(光)端子、スピーカー接続端子B、センタースピーカー入力端子、PCカードスロット、B-CASカードスロット、地上波アナログアンテナ入力端子、地上波アナログアンテナ出力端子、地上デジタルアンテナ入力端子、BS・110度CSアンテナ入力端子、ヘッドホン出力端子、電話回線端子、ネットワーク端子、ビデオコントローラー端子、AC入力端子、DC出力端子
●外形寸法:43.2W×9.5H×30.3Dcm
●質量:約7.0kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX