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公開日 2004/06/16 18:18
安心して楽しめるDVD製品を目指して〜RWPPIとRDVDCが共同互換性試験の結果を報告〜
●RWプロダクツ プロモーション イニシアティブ(略称:RWPPI)と記録型DVD会議(略称:RDVDC)は、昨年9月より4倍速DVD-R、2倍速DVD-RW、3倍速DVD-RAMそれぞれに対応した製品間での互換性検証を行うジョイントラウンドロビンテスト(以下:JRT)を共同で行ってきた。RWPPIとRDVDCは本日記者会見を催し、これまでの試験結果の報告を行った。
JRTには現在、RWPPI、RDVDC双方から52社のメンバー企業が参加しており、昨年の9月から133モデルの機器・ディスクを351の試験項目に渡り、記録・再生に関する互換性検証が行われてきた。記録可能なDVD製品を開発・販売する国内外の主要なメーカーから、DVDレコーダー・ドライブ、メディア、PCアプリケーションといった機器が持ち寄られ、それぞれの製品間において互換性の検証が繰り返されてきた。今回は4倍速対応DVD-R、2倍速対応DVD-RW、3倍速対応DVD-RAMそれぞれでの記録・再生互換に関する検証結果が発表された。
本日の記者発表会にはRWPPI、RDVDC双方の代表者が登壇し、具体的な成果の報告を行った。
はじめにRDVDCを代表して、サムスン電子(株)の金氏から成果報告が行われた。2003年にスタートしたRDVDCのCWG(Compatibility Working Group)には、現在35社が参加しDVD-RAM関連製品に関する互換性検証を行っている。昨年9月からRWPPIが実施するJRTにおける共同互換性試験をスタートさせ、3倍速DVD-RAM関連の製品を対象に試験を実施してきた。金氏は検証試験の成果として、3倍速DVD-RAMのテスター、ディスクとドライブ、VRモード対応製品それぞれについて参加製品間の互換性を確認し、評価用標準ディスクの確定と統一試験方法を確立できたことを明らかにした。金氏は今回の成果を獲得するに当たり、JRTへの参加が非常に大きな価値を持つものであったことを指摘し、「この成果を元に、業界のさらなる発展に貢献したい。JRTにおけるRWPPIとの共同作業をさらに活発化させつつ、今後は5倍速対応DVD-RAMの互換性検証についても推し進め、DVDのユーザーに満足してもらえる結果を残していきたい」と今後へ向けた意気込みを語った。
引き続いてRWPPIを代表し、パイオニア(株)の内海氏が成果報告を行った。2002年2月にスタートしたRWPPIのRRT(Round Robin Test)では、DVD-RW/DVD-Rに関連する製品の記録・再生互換性の確保についての検証試験が継続して行われてきた。RRTでは2003年の1月から8月にかけて、4倍速対応のDVD-R、2倍速対応のDVD-RWに関する互換性検証を行ってきたが、昨年の9月よりRDVDCと共同でJRTを展開した。DVD機器業界最大規模の共同互換性試験に成長を遂げたJRTには、現在52社が参加している。今回の成果について内海氏は、DVD-RW/DVD-Rに対応するレコーダー・プレーヤー、ドライブおよびPCアプリケーションについて非常に高いレベルでの記録・再生互換性が確認されたことを伝えた。内海氏はさらに「これまでの検証試験を通じて有益な評価ツールが導入できた。またメーカー間において規格に関する共通理解も獲得することができた。RDVDCとの共同作業がスタートして以降も、DVD記録メディア市場の世界規模での急激な成長に対応しながら、いっそうタイムリーな互換性の検証を実現している」と語り、JRTの進化を高く評価した。「今後も急速な市場の拡大に対応しながら、広範に渡る厳しい互換性検証をJRTの場で推し進めていきたい」と内海氏は抱負を語った。
最後にJRTにおける今後のプランがRDVDC、RWPPI双方から示された。
RDVDCからは松下電器産業(株)の山口氏が登壇し、JRTの計画を示した。RDVDCでは今後、JRTにおいて5倍速記録対応のDVD-RAMの互換性検証を推し進めていく考えであるという。「市場に新規参入するメーカーの参加も促進できるよう情報提供も積極的に行いたい。そのためにもRWPPIとのJRTにおける連携をさらに強めて行きたい」と山口氏は語った。またDVDレコーダー、ビデオカメラ、PCアプリケーションなど動画記録製品の急速な市場成長への対応強化、VRフォーマットでの記録・互換性検証の促進、各社の製品ごとに固有な録画・編集機能が互換性にもたらす影響についても検証を進めていく考えを山口氏は伝えた。
RWPPIからは日本電気(株)の石井氏が登壇した。石井氏は今後、RWPPIとして8倍速記録対応のDVD-R、4倍速記録対応のDVD-RWにおける記録・再生互換性の検証をJRTにおいて推し進めていく考えを明らかにした。また石井氏によれば今後JRTでは「DVDレコーダー市場の世界規模での拡大を受け、PAL方式での互換性検証も計画されている。」という。「今後もより多くの企業に参加を呼びかけながら、DVD市場全体の発展に向けた活動をより広く、積極的に展開して行きたい」と石井氏は抱負を語った。
RWPPIならびにRDVDCの検証試験の結果は各会員へ報告されるとともに、それぞれのホームページ上でもその成果が公開される。
(Phile-web編集部)
JRTには現在、RWPPI、RDVDC双方から52社のメンバー企業が参加しており、昨年の9月から133モデルの機器・ディスクを351の試験項目に渡り、記録・再生に関する互換性検証が行われてきた。記録可能なDVD製品を開発・販売する国内外の主要なメーカーから、DVDレコーダー・ドライブ、メディア、PCアプリケーションといった機器が持ち寄られ、それぞれの製品間において互換性の検証が繰り返されてきた。今回は4倍速対応DVD-R、2倍速対応DVD-RW、3倍速対応DVD-RAMそれぞれでの記録・再生互換に関する検証結果が発表された。
本日の記者発表会にはRWPPI、RDVDC双方の代表者が登壇し、具体的な成果の報告を行った。
はじめにRDVDCを代表して、サムスン電子(株)の金氏から成果報告が行われた。2003年にスタートしたRDVDCのCWG(Compatibility Working Group)には、現在35社が参加しDVD-RAM関連製品に関する互換性検証を行っている。昨年9月からRWPPIが実施するJRTにおける共同互換性試験をスタートさせ、3倍速DVD-RAM関連の製品を対象に試験を実施してきた。金氏は検証試験の成果として、3倍速DVD-RAMのテスター、ディスクとドライブ、VRモード対応製品それぞれについて参加製品間の互換性を確認し、評価用標準ディスクの確定と統一試験方法を確立できたことを明らかにした。金氏は今回の成果を獲得するに当たり、JRTへの参加が非常に大きな価値を持つものであったことを指摘し、「この成果を元に、業界のさらなる発展に貢献したい。JRTにおけるRWPPIとの共同作業をさらに活発化させつつ、今後は5倍速対応DVD-RAMの互換性検証についても推し進め、DVDのユーザーに満足してもらえる結果を残していきたい」と今後へ向けた意気込みを語った。
引き続いてRWPPIを代表し、パイオニア(株)の内海氏が成果報告を行った。2002年2月にスタートしたRWPPIのRRT(Round Robin Test)では、DVD-RW/DVD-Rに関連する製品の記録・再生互換性の確保についての検証試験が継続して行われてきた。RRTでは2003年の1月から8月にかけて、4倍速対応のDVD-R、2倍速対応のDVD-RWに関する互換性検証を行ってきたが、昨年の9月よりRDVDCと共同でJRTを展開した。DVD機器業界最大規模の共同互換性試験に成長を遂げたJRTには、現在52社が参加している。今回の成果について内海氏は、DVD-RW/DVD-Rに対応するレコーダー・プレーヤー、ドライブおよびPCアプリケーションについて非常に高いレベルでの記録・再生互換性が確認されたことを伝えた。内海氏はさらに「これまでの検証試験を通じて有益な評価ツールが導入できた。またメーカー間において規格に関する共通理解も獲得することができた。RDVDCとの共同作業がスタートして以降も、DVD記録メディア市場の世界規模での急激な成長に対応しながら、いっそうタイムリーな互換性の検証を実現している」と語り、JRTの進化を高く評価した。「今後も急速な市場の拡大に対応しながら、広範に渡る厳しい互換性検証をJRTの場で推し進めていきたい」と内海氏は抱負を語った。
最後にJRTにおける今後のプランがRDVDC、RWPPI双方から示された。
RDVDCからは松下電器産業(株)の山口氏が登壇し、JRTの計画を示した。RDVDCでは今後、JRTにおいて5倍速記録対応のDVD-RAMの互換性検証を推し進めていく考えであるという。「市場に新規参入するメーカーの参加も促進できるよう情報提供も積極的に行いたい。そのためにもRWPPIとのJRTにおける連携をさらに強めて行きたい」と山口氏は語った。またDVDレコーダー、ビデオカメラ、PCアプリケーションなど動画記録製品の急速な市場成長への対応強化、VRフォーマットでの記録・互換性検証の促進、各社の製品ごとに固有な録画・編集機能が互換性にもたらす影響についても検証を進めていく考えを山口氏は伝えた。
RWPPIからは日本電気(株)の石井氏が登壇した。石井氏は今後、RWPPIとして8倍速記録対応のDVD-R、4倍速記録対応のDVD-RWにおける記録・再生互換性の検証をJRTにおいて推し進めていく考えを明らかにした。また石井氏によれば今後JRTでは「DVDレコーダー市場の世界規模での拡大を受け、PAL方式での互換性検証も計画されている。」という。「今後もより多くの企業に参加を呼びかけながら、DVD市場全体の発展に向けた活動をより広く、積極的に展開して行きたい」と石井氏は抱負を語った。
RWPPIならびにRDVDCの検証試験の結果は各会員へ報告されるとともに、それぞれのホームページ上でもその成果が公開される。
(Phile-web編集部)