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公開日 2004/09/11 16:06
≪CEDIA REPORT 2004(5)≫マランツ、北米で人気の高いプログラムリモコンなど展示
●マランツのブースでは多くの新製品が紹介されていた。ここでは音楽系の新製品を順に紹介していこう。なお今回はマランツ・アメリカの北村氏に同社の新製品を詳しくご紹介頂いた。
プログラマブル・リモコン「RC9500」
ホームシアターの機器を統合的に操作できるプログラマブル・リモコンにおいて、マランツの製品が米国で高い認知を得ているという。今回のショウでは新製品「RC9500」が紹介され注目を集めた。本機はパネルにTFTカラー液晶を採用し、視認性と操作性が高められている。本機は9月中旬に1,099ドルの価格で市場投入される。本機はカスタムインストーラーたちが手元のPCを使って簡単にマクロなどのプログラムが組めるのも特徴で、AMXやクレストロンのシステムを使った高価なホームオートメーション機器よりAV機器に予算をかけたいユーザーや、AV機器のリモコン操作のみを楽しみたいというユーザーからマランツは高い支持を受けているそうだ。
マルチゾーンパワーアンプ「ZS5300」
本機は米国のカスタムインストール市場では一般的である、複数の部屋に1つのシステムで異なるソースを提供する「マルチゾーン」のライフスタイルを実現するパワーアンプだ。合計3セットのステレオ出力(60W×6)を備え、オーディオルームのほかにキッチン、パーティールームなど複数の部屋に異なるソースのコントロールを実現することができる。本機の価格は600ドル。同等の製品群にあってはとても手頃な価格設定を実現しているそうだ。
AVアンプ新製品
北米市場において、AVアンプはホームシアターのコントロールセンターとして大変注目度が高い。マランツも今回のショウで4つの新製品を発表している。各モデルにおいて特徴的なのは、北米ではチューナーを搭載したAVアンプが支持されているということ。有線感覚でラジオ放送を楽しみ、かつそれをマルチゾーンで楽しみたいというニーズが高いようだ。
新製品のラインナップは最上位機種から「SR8500」「SR7500」「SR5500」「SR4500」と並ぶ。「SR5500」以上の機種にはRS232C制御端子を搭載するほか、2つめのシステムをステレオで組め、それぞれに異なるソースの提供とボリュームコントロールが可能な「2ndマルチゾーン」に対応する。「SR8500」が1,500ドル、「SR55000」が699ドルという価格設定だ。
各機種ともに「ドルビープロロジックIIx」をはじめとする最新フォーマットのデコードに対応する。また同社オリジナルの自動音場補正機能が各モデルに搭載されたが、北村氏は「北米では自動音場補正機能はインストーラーたちが最初に家庭に機器をセットアップする際の補助的機能として位置づけられているようです。インストーラーたちはそれぞれに音場設定へのこだわりがあって、ユーザーにいじられるのを嫌がるので」と米国市場の特性を語ってくれた。「SR8500」には2つのDVI端子が搭載されたが、HDMI端子の搭載は今後の市場動向を図ってから搭載していきたいとのことだ。
「MS」ブランドのスピーカーシステム
「Mordaunt Short」はマランツアメリカが北米市場に向けて輸入販売を行う、英国ブランドのスピーカーシステムだ。ホームシアターからピュアオーディオまで対応する幅広いラインナップが揃う。
今回のイベントではフロアスタンドの各ラインナップから、インウォールタイプの「AVANT architect」シリーズまで幅広く紹介された。特にインウォールタイプは300ドル前後の価格設定からも、高い評価を得ているという。
マランツは北米市場において今後も積極的にホームシアターパッケージシステムを展開していくという。今回展示された新製品「ER2500」では、2本のリアスピーカーに通常のユニットの他に「バーチャル」専用のユニットを設け、6.1chの“ファントムサラウンド”をつくりだす点が大きな特徴だ。本製品は米国市場に10月、999ドルの価格で登場予定。日本での販売も計画されているそうだ。
(Phile-web編集部 山本)
[CEDIA2004REPORT]
プログラマブル・リモコン「RC9500」
ホームシアターの機器を統合的に操作できるプログラマブル・リモコンにおいて、マランツの製品が米国で高い認知を得ているという。今回のショウでは新製品「RC9500」が紹介され注目を集めた。本機はパネルにTFTカラー液晶を採用し、視認性と操作性が高められている。本機は9月中旬に1,099ドルの価格で市場投入される。本機はカスタムインストーラーたちが手元のPCを使って簡単にマクロなどのプログラムが組めるのも特徴で、AMXやクレストロンのシステムを使った高価なホームオートメーション機器よりAV機器に予算をかけたいユーザーや、AV機器のリモコン操作のみを楽しみたいというユーザーからマランツは高い支持を受けているそうだ。
マルチゾーンパワーアンプ「ZS5300」
本機は米国のカスタムインストール市場では一般的である、複数の部屋に1つのシステムで異なるソースを提供する「マルチゾーン」のライフスタイルを実現するパワーアンプだ。合計3セットのステレオ出力(60W×6)を備え、オーディオルームのほかにキッチン、パーティールームなど複数の部屋に異なるソースのコントロールを実現することができる。本機の価格は600ドル。同等の製品群にあってはとても手頃な価格設定を実現しているそうだ。
AVアンプ新製品
北米市場において、AVアンプはホームシアターのコントロールセンターとして大変注目度が高い。マランツも今回のショウで4つの新製品を発表している。各モデルにおいて特徴的なのは、北米ではチューナーを搭載したAVアンプが支持されているということ。有線感覚でラジオ放送を楽しみ、かつそれをマルチゾーンで楽しみたいというニーズが高いようだ。
新製品のラインナップは最上位機種から「SR8500」「SR7500」「SR5500」「SR4500」と並ぶ。「SR5500」以上の機種にはRS232C制御端子を搭載するほか、2つめのシステムをステレオで組め、それぞれに異なるソースの提供とボリュームコントロールが可能な「2ndマルチゾーン」に対応する。「SR8500」が1,500ドル、「SR55000」が699ドルという価格設定だ。
各機種ともに「ドルビープロロジックIIx」をはじめとする最新フォーマットのデコードに対応する。また同社オリジナルの自動音場補正機能が各モデルに搭載されたが、北村氏は「北米では自動音場補正機能はインストーラーたちが最初に家庭に機器をセットアップする際の補助的機能として位置づけられているようです。インストーラーたちはそれぞれに音場設定へのこだわりがあって、ユーザーにいじられるのを嫌がるので」と米国市場の特性を語ってくれた。「SR8500」には2つのDVI端子が搭載されたが、HDMI端子の搭載は今後の市場動向を図ってから搭載していきたいとのことだ。
「MS」ブランドのスピーカーシステム
「Mordaunt Short」はマランツアメリカが北米市場に向けて輸入販売を行う、英国ブランドのスピーカーシステムだ。ホームシアターからピュアオーディオまで対応する幅広いラインナップが揃う。
今回のイベントではフロアスタンドの各ラインナップから、インウォールタイプの「AVANT architect」シリーズまで幅広く紹介された。特にインウォールタイプは300ドル前後の価格設定からも、高い評価を得ているという。
マランツは北米市場において今後も積極的にホームシアターパッケージシステムを展開していくという。今回展示された新製品「ER2500」では、2本のリアスピーカーに通常のユニットの他に「バーチャル」専用のユニットを設け、6.1chの“ファントムサラウンド”をつくりだす点が大きな特徴だ。本製品は米国市場に10月、999ドルの価格で登場予定。日本での販売も計画されているそうだ。
(Phile-web編集部 山本)
[CEDIA2004REPORT]