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公開日 2009/07/23 19:27

<AES 2009>ダイマジック 独自技術「EUPHONY」採用フロントサラウンドシステム/GENELECの最新モニタースピーカー

プロフェッショナル注目の最新モデル
Phile-web編集部
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7月23日から3日間、東京都千代田区の科学技術館で開催されている「AES 東京コンベンション 2009」の模様をお伝えする。ダイマジックは独自のサラウンド技術を搭載したスピーカーなどを出展。オタリテックはGENELECの最新モニタースピーカー「1038CF」を展示する。

■ダイマジック

同社独自の音場再生方式「EUPHONY」を採用するサラウンドスピーカーを出展するダイマジック。コンパクトな3chスピーカー「DK-SBR510」は、本体に3基のスピーカーを搭載し、自然なサラウンド感と高音質再生を実現。本体には光音声入力を1系統備えるほか、ノートPCなどをUSBで本体に直接つないで音楽が楽しめる。またポータブルオーディオプレーヤーなどが接続できるアナログオーディオ入力も搭載。Bluetooth対応によるワイヤレスリスニングにも対応している。ステレオ2chの音源もアダプティブサラウンド技術により、臨場感あるサラウンド再生を実現。本機は同社のKEPLERブランドから既に発売されており、価格は34,800円となる。

3chスピーカー「DK-SBR510」

背面にはUSB端子も搭載

またスリムな筐体を持つ3chフロントサラウンドスピーカー「SAGE-SGB81」も展示。本機はまもなく発売を控える新製品で、音場再生方式「EUPHONY」の採用により、2chの音源から5.1chサラウンドを生成することができる。3chスピーカー部とドルビーデジタル、DTS、AACなどサラウンドフォーマットのデコードに対応するアンプ部により構成される。ともに薄型テレビやAVラックとの組み合わせを想定したスリムなデザインとしている。サブウーファー用出力端子も備え、拡張性も持たせている。

3chフロントサラウンドスピーカー「SAGE-SGB81」

「SAGE-SGB81」のアンプ部

そのほかにも、同社独自の収音技術「DVM」も紹介。同技術は任意の方向からの音を強調して収録することが可能なマルチチャンネル収音システムとなっており、デバイスを小型化しても十分な精度で録音できるため、モバイル機器への搭載も可能な点などを特徴としている。会場ではDVMを搭載したマルチチャンネルマイクとソフトウェアのパッケージによるレコーディング環境のデモも行われている。

収音技術「DVM」のデモ

「DVM」の技術はオリンパスのポータブルレコーダー「LS-10」などにも採用されている


■オタリテック

同社が取り扱うGENELECブランドのスピーカー新製品を中心とした出展が行われている。「1038CF」は、人気モデル「1038B」のクオリティをそのままに、昨今の使用環境に合わせて本体のダウンサイジングを実現した3ウェイ・アクティブモニタースピーカー。奥行きを235mmとしたことで、エンジニアリングの現場にも広がりつつある薄型モニターとのサイズマッチングや、インストール性能そのものの向上が図られている。スピーカーは縦置き、横置き、上下逆置きのいずれにも対応。AC電源とXLRケーブルを結線するだけでインストールが可能。内蔵のドライバーユニットはすべて磁気シールド処理が施されている。

1038CF

「6010A」はニアフィールド再生も想定したパーソナルユースも提案するコンパクトスピーカー。19mmメタルドームトゥイーターと76mmコーンウーファーを搭載。パワーアンプを内蔵するアクティブスピーカーとなっており、マルチアンプ構成も可能。アクティブ・クロスオーバーフィルターやオーバーロードを自動的に保護する回路も内蔵する。オーディオ入力はRCAとし、ノートPCのオーディオ出力とつないで楽しむこともできる。またアクティブサブウーファー「5040A」は、5台までの「6010A」を接続でき、手軽にサラウンド環境を構築することができる。本機にはシステム全体の音量調整が行えるリモート・ボリュームユニットが付属する。カラーバリエーションはブラック/ホワイト/シルバーの3色を揃える。

アクティブスピーカー「6010A」とサブウーファー「5040A」による5.1chセット

「5040A」に付属するリモートボリューム


ホワイトモデルも展開される

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