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公開日 2010/09/03 13:08
ソニー、モニターヘッドホン5機種を発売 −フラグシップ「MDR-Z1000」は新ユニット搭載で80kHzまで対応
口径50mmのHDドライバーユニット
ソニーは、密閉型のモニターヘッドホン「MDR-Z」「MDR-ZX」シリーズを発売する。ラインナップは下記の通り。
・「MDR-Z1000」 ¥61,950(税込)11月10日発売
・「MDR-ZX700」 ¥12,390(税込)10月10日発売
・「MDR-ZX500」 ¥6,195(税込)10月10日発売
・「MDR-ZX300」 ¥3,675(税込)10月10日発売
・「MDR-ZX100」 ¥2,468(税込)10月10日発売
MDR-Z1000は、同社の「MDR-Z900HD」「MDR-Z600」に代表されるスタジオモニターヘッドホンの技術・ノウハウをもとにした最上位機種で、プロフェッショナルの制作現場での使用を想定したモデル。屋外で手軽に高音質の音楽を楽しみたいといったニーズを持つユーザーへ「アウトドア用モニターサウンド」を提案する製品群となる。
既存の「MDR-Z300/100」2機種は、「MDR-ZX300/100」へそれぞれ切り替わる。なお、MDR-Z900HD、MDR-Z600の両機種については、今後も販売が継続される。
同社は今回のMDR-Z、MDR-ZXシリーズ新機種の発売に際し、「当社がこれまで追求してきたヘッドホンの音場再現には大きく分けて2つの種類がある」と説明。「1つはハイファイ用のヘッドホンであり、例えるならコンサートホールのS席に座っているような音の再現を追求する。そしてもう1つが、今回のモニターヘッドホン。モニターヘッドホンが目指すのは、コンサートホールのステージ上にいるような音の再現だ」とした。また今回同社は、遮音性のさらなる向上にも取り組んだ。
MDR-Z1000は、口径50mmのHDドライバーユニットを採用し、5Hz〜80kHzの広帯域再生に対応する。振動板には、伸度の高い液晶ポリマーフィルムを用いたキャスティングフィルムを開発し、搭載。軽量および高剛性の向上を追求し、広帯域にわたる高い内部損失も成立させたという。なお、液晶ポリマーフィルムはソニーの独自技術で、他社への供給計画は今のところ無いとのこと。また、振動板を駆動する力の源となるマグネットには、360KJ/m3の高磁力ネオジウムマグネットを採用した。
コード部分には7Nグレード(99.99999%)の高純度を誇るOFC(Oxygen Free Copper:無酸素銅)を採用。伝送時の信号ロスを最小限とし、音の劣化を極限まで抑える。
イヤーパッド部は、新開発の「ノイズアイソレーションイヤーパッド」を採用。パッド内のクッション材に低反発ウレタンを採用することで、耳周りへの追従性の向上を図った。また、筐体形状を縦長にすることで上下の隙間をカバーする上、左右の幅を絞って髪の毛などの挟み込みを低減するなど、徹底的に遮音性の向上を追求。イヤーパッドの取り外しにも対応する。
また、ドライバー側とそれを覆うハウジングとの隙間にガスケットを挿入することで、遮音性と同時に不要な音漏れを防止。音響的に必要なハウジングの開口部についても、できる限り最小化を図って、音質と遮音性のバランスを追求した。なお、ハウジング部にはマグネシウム合金を採用。薄肉化が可能となり、ヘッドホン全体で従来比約10%の軽量化を実現したという。これらの工夫によって、不要な振動の抑制に加え、低音のスムーズなレスポンスとクリアな中高音の再現を追求した。
純度の高いOFCリッツ線をクラフトボビンに巻いており、ボイスコイルについても軽量化を促進。音質と耐久性の向上を同時にはかり、最大入力4,000mWを実現した。コード部分は、MDR-Z900HDで使用されているカールコードではなく、今回からストレートタイプを採用。着脱可能な片出し式で、レコーダー使用時とカムコーダー使用時でコードを取り替えるなど、用途に合わせた交換が可能だ。製品には3mと1.2mのコードと金メッキプラグアダプターが付属する。プラグ形状は、3mのケーブルがストレート型。1.2mのケーブルがL型となる。
MDR-ZX700は、口径50mmのドライバーユニット、マグネット部における360KJ/m3のネオジウムマグネットの採用、またノイズアイソレーションパッドを装備している点など、Z1000に近い仕様を備えながら価格を抑えることに成功。「振動板に通常のペットフィルムを使用し、さらにハウジングをマグネシウムからプラスティックに変えるなどの工夫によりハイコストパフォーマンスを実現した」と同社は説明する。ケーブルは片出し式だが、着脱はできない。耐入力は2,000mW。
MDR-ZX500は、口径40mmのドライバーユニットを採用。イヤーパッド部には低反発ウレタンを使用し、マグネット部には300KJ/m3のネオジウムを使用することで音質の向上を追求した。耐入力は1,500mWで、コードは両出し式。カラーはブラックとホワイトの2色展開となる。
MDR-ZX300/100は、口径30mmのドライバーユニットを採用。両モデルは基本的に同じ機能・構造を備え、ハウジング部には携帯に便利なスィーベル折りたたみ機能を備える。MDR-ZX300のみ、マグネット部に300KJ/m3のネオジウムを採用しており、両モデルとも耐入力は1,000mWで、コードは両出し式。ZX300はブラック、ホワイト、イエロー、レッド、ブルーの5色、ZX100はブラック、ホワイト、カーキ、レッド、ピンク、ブルーの6色展開となる。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株) 買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
・「MDR-Z1000」 ¥61,950(税込)11月10日発売
・「MDR-ZX700」 ¥12,390(税込)10月10日発売
・「MDR-ZX500」 ¥6,195(税込)10月10日発売
・「MDR-ZX300」 ¥3,675(税込)10月10日発売
・「MDR-ZX100」 ¥2,468(税込)10月10日発売
MDR-Z1000は、同社の「MDR-Z900HD」「MDR-Z600」に代表されるスタジオモニターヘッドホンの技術・ノウハウをもとにした最上位機種で、プロフェッショナルの制作現場での使用を想定したモデル。屋外で手軽に高音質の音楽を楽しみたいといったニーズを持つユーザーへ「アウトドア用モニターサウンド」を提案する製品群となる。
既存の「MDR-Z300/100」2機種は、「MDR-ZX300/100」へそれぞれ切り替わる。なお、MDR-Z900HD、MDR-Z600の両機種については、今後も販売が継続される。
同社は今回のMDR-Z、MDR-ZXシリーズ新機種の発売に際し、「当社がこれまで追求してきたヘッドホンの音場再現には大きく分けて2つの種類がある」と説明。「1つはハイファイ用のヘッドホンであり、例えるならコンサートホールのS席に座っているような音の再現を追求する。そしてもう1つが、今回のモニターヘッドホン。モニターヘッドホンが目指すのは、コンサートホールのステージ上にいるような音の再現だ」とした。また今回同社は、遮音性のさらなる向上にも取り組んだ。
MDR-Z1000は、口径50mmのHDドライバーユニットを採用し、5Hz〜80kHzの広帯域再生に対応する。振動板には、伸度の高い液晶ポリマーフィルムを用いたキャスティングフィルムを開発し、搭載。軽量および高剛性の向上を追求し、広帯域にわたる高い内部損失も成立させたという。なお、液晶ポリマーフィルムはソニーの独自技術で、他社への供給計画は今のところ無いとのこと。また、振動板を駆動する力の源となるマグネットには、360KJ/m3の高磁力ネオジウムマグネットを採用した。
コード部分には7Nグレード(99.99999%)の高純度を誇るOFC(Oxygen Free Copper:無酸素銅)を採用。伝送時の信号ロスを最小限とし、音の劣化を極限まで抑える。
イヤーパッド部は、新開発の「ノイズアイソレーションイヤーパッド」を採用。パッド内のクッション材に低反発ウレタンを採用することで、耳周りへの追従性の向上を図った。また、筐体形状を縦長にすることで上下の隙間をカバーする上、左右の幅を絞って髪の毛などの挟み込みを低減するなど、徹底的に遮音性の向上を追求。イヤーパッドの取り外しにも対応する。
また、ドライバー側とそれを覆うハウジングとの隙間にガスケットを挿入することで、遮音性と同時に不要な音漏れを防止。音響的に必要なハウジングの開口部についても、できる限り最小化を図って、音質と遮音性のバランスを追求した。なお、ハウジング部にはマグネシウム合金を採用。薄肉化が可能となり、ヘッドホン全体で従来比約10%の軽量化を実現したという。これらの工夫によって、不要な振動の抑制に加え、低音のスムーズなレスポンスとクリアな中高音の再現を追求した。
純度の高いOFCリッツ線をクラフトボビンに巻いており、ボイスコイルについても軽量化を促進。音質と耐久性の向上を同時にはかり、最大入力4,000mWを実現した。コード部分は、MDR-Z900HDで使用されているカールコードではなく、今回からストレートタイプを採用。着脱可能な片出し式で、レコーダー使用時とカムコーダー使用時でコードを取り替えるなど、用途に合わせた交換が可能だ。製品には3mと1.2mのコードと金メッキプラグアダプターが付属する。プラグ形状は、3mのケーブルがストレート型。1.2mのケーブルがL型となる。
MDR-ZX700は、口径50mmのドライバーユニット、マグネット部における360KJ/m3のネオジウムマグネットの採用、またノイズアイソレーションパッドを装備している点など、Z1000に近い仕様を備えながら価格を抑えることに成功。「振動板に通常のペットフィルムを使用し、さらにハウジングをマグネシウムからプラスティックに変えるなどの工夫によりハイコストパフォーマンスを実現した」と同社は説明する。ケーブルは片出し式だが、着脱はできない。耐入力は2,000mW。
MDR-ZX500は、口径40mmのドライバーユニットを採用。イヤーパッド部には低反発ウレタンを使用し、マグネット部には300KJ/m3のネオジウムを使用することで音質の向上を追求した。耐入力は1,500mWで、コードは両出し式。カラーはブラックとホワイトの2色展開となる。
MDR-ZX300/100は、口径30mmのドライバーユニットを採用。両モデルは基本的に同じ機能・構造を備え、ハウジング部には携帯に便利なスィーベル折りたたみ機能を備える。MDR-ZX300のみ、マグネット部に300KJ/m3のネオジウムを採用しており、両モデルとも耐入力は1,000mWで、コードは両出し式。ZX300はブラック、ホワイト、イエロー、レッド、ブルーの5色、ZX100はブラック、ホワイト、カーキ、レッド、ピンク、ブルーの6色展開となる。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株) 買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番MDR-Z1000
- 発売日2010年11月10日
- 価格¥61,950(税込)
【SPEC】●再生周波数帯域:5Hz〜80kHz ●ドライバーユニット:50mm ●最大入力:4,000mW ●コード長:3m or 1.2m ●プラグ形状:ステレオミニプラグストレート型3m/ステレオミニプラグL型1.2m ●質量(コード除く):270g ●コードタイプ:片出し、着脱式
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番MDR-ZX700
- 発売日2010年10月10日
- 価格¥12,390(税込)
【SPEC】●再生周波数帯域:5Hz〜40kHz ●ドライバーユニット:50mm ●最大入力:2,000mW ●コード長:1.2m+1.8m(延長) ●プラグ形状:ステレオミニプラグストレート型 ●質量(コード除く):260g ●コードタイプ:片出し、非着脱式
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番MDR-ZX500
- 発売日2010年10月10日
- 価格¥6,195(税込)
【SPEC】●再生周波数帯域:8Hz〜25kHz ●ドライバーユニット:40mm ●最大入力:1,500mW ●コード長:1.2m ●プラグ形状:ステレオミニプラグL型 ●質量(コード除く):180g ●コードタイプ:両出し、非着脱式
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番MDR-ZX300
- 発売日2010年10月10日
- 価格¥3,675(税込)
【SPEC】●再生周波数帯域:10Hz〜24kHz ●ドライバーユニット:30mm ●最大入力:1,000mW ●コード長:1.2m ●プラグ形状:ステレオミニプラグL型 ●質量(コード除く):120g ●コードタイプ:両出し、非着脱式
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番MDR-ZX100
- 発売日2010年10月10日
- 価格¥2,468(税込)
【SPEC】●再生周波数帯域:12Hz〜22kHz ●ドライバーユニット:30mm ●最大入力:1,000mW ●コード長:1.2m ●プラグ形状:ステレオミニプラグL型 ●質量(コード除く):120g ●コードタイプ:両出し、非着脱式