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公開日 2010/10/06 15:34
【CEATEC】iPhone/Android向けの新DLNAアプリ、デジオンなどから続々登場
「TWONKY BEAM」Android版も
CEATECのDLNAブースでは、関連企業の最新DLNAソリューションが展示されている。
■デジオンからiPhone/Android向けアプリが登場
デジオンは、大量のDLNA関連技術や製品を出展した。
iPhone向けの「DiXiM DMC for iPhone」は、DLNAのコントローラー機能を主に想定したアプリ。ネットワーク上のサーバー内のコンテンツを、レンダラーで表示させることができる。
また、デバイスクラスとしてM-DMPやM-DMSにも対応し、プレーヤー機能、サーバー機能も利用可能。なお、デバイスクラスの「M-」はモバイルを示しており、通常のDMPやDMSに比べ、必須の対応ファイル形式が少なくなる。
サーバー機能では、本体で撮影した写真を配信できるほか、ほかのDLNAサーバーからコンテンツを本体にダウンロードし、配信することも行える。本アプリは近日中に公開の予定で、価格は現在のところ未定となっている。
さらに同社は、Andoroid向けのアプリ「DiXiM for Android」も参考出展。デバイスクラスとしては、M-DMP、M-DMSに対応し、iPhone向けアプリと同様、プレーヤー機能やサーバー機能が利用可能。サーバー機能では、写真だけでなく動画の配信も行える。
だが、このAndroid向けアプリはDMCには対応していない。このため、任意のサーバーからコンテンツを選んでレンダラーに再生させる、通常のコントローラー機能は利用できない。
ただし、M-DMPがPush コントローラー機能に対応しているので、端末内のコンテンツに限って、ほかのレンダラー機器にプッシュ配信して再生させることは可能となっている。
なお同社説明員によると、このAndoroid向けアプリのリリース予定は、現段階ではないとのこと。デモを見る限り完成度は高かったため、今後発売のAndoroid端末にプリインストールされる可能性もありそうだ。
■デジタル放送をDLNAで転送「DiXiM Network Tuner」
そのほか、DLNA/DTCP-IP対応の地上デジタルテレビチューナー「DiXiM Network Tuner」も参考出展。ネットワーク上の別のDLNA機器に、放送番組をリアルタイムで配信することができる製品だ。デバイスクラスはDMSに対応している。
ブルーレイDIGAの新モデルでは、ネットワーク機能「お部屋ジャンプリンク」の新機能として、放送中の番組をほかの対応機器にLAN経由で転送できる「放送転送機能」が搭載された。
この機能は、実はDIGA側で放送をAVCで録画し、その録画データをDLNA経由で配信しているのだが、デジオンのこのソリューションも似たような使い方ができる。ただし、バッファリングが必要なため、「完全なリアルタイム配信というわけにはいかない」(同社説明員)とのことだ。
なお、この試作機には地上デジタルチューナーが搭載されているが、BS/110度CSデジタルチューナーを内蔵すれば、これらの放送の配信も可能となる。
そのほか、PC向けDLNAプレーヤーソフト「DiXiM DIGITAL TV」シリーズの最新版「DiXiM DIGITAL TV plus 3D」も展示された。
DiXiM DIGITAL TV plus 3Dは、その名の通り3Dに対応しているのが特徴で、サイドバイサイドの映像を3D表示することが可能。商品化の際には、動画/静止画の2D-3D変換機能を搭載することも検討しているという。
現在発売されているDiXiM DIGITAL TV plusでは、NASなどに録りためたスカパ−!HD番組をネットワーク経由で再生することが可能となっている。スカパー!HDにも3D番組が増えてきていることから、同社はソフトウェアのアップデートを計画。スカパー!HDの3D番組を、ネットワーク越しの再生でも3Dで表示できるようにする。
■「Media Link Player Lite」有償版も登場
アルファシステムズは、無償で配布しているiPhone向けDLNA対応アプリ「Media Link Player Lite」の有償版「Media Link Player for iPhone」を展示。11月後半頃を目処にApp Storeで提供を開始する予定という。価格は未定だが、600円程度での販売を見込んでいる。
これまでの「Lite」にはDLNAのプレーヤー機能しか搭載されていなかったが、有償の「Media Link Player for iPhone」では、プレーヤー機能のほか、コントローラー機能、サーバー機能も搭載。プレーヤーとサーバー機能はH.264/MP3/AAC/JPEGの再生や配信が可能で、デバイスクラスとしてはDMC/M-DMP/M-DMSに対応している。
コントローラー機能では、サーバー内のコンテンツをレンダラー機器へ配信し、表示させることができる。また、サーバー機能はその名称の通り、デバイス内のコンテンツを配信する機能だ。
そのほかの機能も大幅に増強。一つは検索機能で、サーバーを横断したコンテンツの検索が行える。検索を行うサーバーは任意に複数選択することができる。もう一つはプレイリスト機能で、ネットワーク内の様々なコンテンツから好みのプレイリストを作成することが可能だ。
なお有償版では、アイコンの色が、これまでの赤から青に変更される。
■ブラウザの動画も転送できる「TWONKY BEAM」
DLNAブースの近くには、パケット・ビデオ社が独自ブースを構えている。
パケット・ビデオ社は今年8月、NTTドコモが100%子会社化すると発表した会社で、携帯電話向けの音楽・動画コンテンツ再生ソフトやコンテンツサービスプラットフォームを提供している。
同社が今回、力を入れて紹介していたのは、DLNAソリューション「TWONKY」。今回はAndroid向けDLNA対応アプリ「TWONKY Remote」をXperiaを使ってデモしていた。
「TWONKY Remote」は、DMC/DMS/DMP機能を搭載。DLNAのコントローラー/サーバー/プレーヤーとして利用できる。同社ブースでは、NAS内の動画をSAMSUNG製のDLNA対応テレビに表示させるというデモが行われていた。
また、ブラウザーのプラグインとして提供し、閲覧しているウェブサイトの映像を、ネットワーク経由でストリーミング配信する「TWONKY BEAM」も紹介。PC向けのプラグインは、Internet Explorer、FireFox、Chromeなど向けに既に提供されているが、同社では今回、Android対応版も開発。デモを同社ブースで見ることができる。
「TWONKY BEAM」Android版のデモは、Xperiaのブラウザで視聴しているYouTubeを、DLNA対応テレビにネットワーク経由でプッシュし、表示させるというもの。操作は簡単で、YouTube動画をタップ長押しするとアプリ選択画面がポップアップ。そこでTWONKY BEAMを選択するとアプリが切り替わり、映像の配信を開始する仕組みだ。
■デジオンからiPhone/Android向けアプリが登場
デジオンは、大量のDLNA関連技術や製品を出展した。
iPhone向けの「DiXiM DMC for iPhone」は、DLNAのコントローラー機能を主に想定したアプリ。ネットワーク上のサーバー内のコンテンツを、レンダラーで表示させることができる。
また、デバイスクラスとしてM-DMPやM-DMSにも対応し、プレーヤー機能、サーバー機能も利用可能。なお、デバイスクラスの「M-」はモバイルを示しており、通常のDMPやDMSに比べ、必須の対応ファイル形式が少なくなる。
サーバー機能では、本体で撮影した写真を配信できるほか、ほかのDLNAサーバーからコンテンツを本体にダウンロードし、配信することも行える。本アプリは近日中に公開の予定で、価格は現在のところ未定となっている。
さらに同社は、Andoroid向けのアプリ「DiXiM for Android」も参考出展。デバイスクラスとしては、M-DMP、M-DMSに対応し、iPhone向けアプリと同様、プレーヤー機能やサーバー機能が利用可能。サーバー機能では、写真だけでなく動画の配信も行える。
だが、このAndroid向けアプリはDMCには対応していない。このため、任意のサーバーからコンテンツを選んでレンダラーに再生させる、通常のコントローラー機能は利用できない。
ただし、M-DMPがPush コントローラー機能に対応しているので、端末内のコンテンツに限って、ほかのレンダラー機器にプッシュ配信して再生させることは可能となっている。
なお同社説明員によると、このAndoroid向けアプリのリリース予定は、現段階ではないとのこと。デモを見る限り完成度は高かったため、今後発売のAndoroid端末にプリインストールされる可能性もありそうだ。
■デジタル放送をDLNAで転送「DiXiM Network Tuner」
そのほか、DLNA/DTCP-IP対応の地上デジタルテレビチューナー「DiXiM Network Tuner」も参考出展。ネットワーク上の別のDLNA機器に、放送番組をリアルタイムで配信することができる製品だ。デバイスクラスはDMSに対応している。
ブルーレイDIGAの新モデルでは、ネットワーク機能「お部屋ジャンプリンク」の新機能として、放送中の番組をほかの対応機器にLAN経由で転送できる「放送転送機能」が搭載された。
この機能は、実はDIGA側で放送をAVCで録画し、その録画データをDLNA経由で配信しているのだが、デジオンのこのソリューションも似たような使い方ができる。ただし、バッファリングが必要なため、「完全なリアルタイム配信というわけにはいかない」(同社説明員)とのことだ。
なお、この試作機には地上デジタルチューナーが搭載されているが、BS/110度CSデジタルチューナーを内蔵すれば、これらの放送の配信も可能となる。
そのほか、PC向けDLNAプレーヤーソフト「DiXiM DIGITAL TV」シリーズの最新版「DiXiM DIGITAL TV plus 3D」も展示された。
DiXiM DIGITAL TV plus 3Dは、その名の通り3Dに対応しているのが特徴で、サイドバイサイドの映像を3D表示することが可能。商品化の際には、動画/静止画の2D-3D変換機能を搭載することも検討しているという。
現在発売されているDiXiM DIGITAL TV plusでは、NASなどに録りためたスカパ−!HD番組をネットワーク経由で再生することが可能となっている。スカパー!HDにも3D番組が増えてきていることから、同社はソフトウェアのアップデートを計画。スカパー!HDの3D番組を、ネットワーク越しの再生でも3Dで表示できるようにする。
■「Media Link Player Lite」有償版も登場
アルファシステムズは、無償で配布しているiPhone向けDLNA対応アプリ「Media Link Player Lite」の有償版「Media Link Player for iPhone」を展示。11月後半頃を目処にApp Storeで提供を開始する予定という。価格は未定だが、600円程度での販売を見込んでいる。
これまでの「Lite」にはDLNAのプレーヤー機能しか搭載されていなかったが、有償の「Media Link Player for iPhone」では、プレーヤー機能のほか、コントローラー機能、サーバー機能も搭載。プレーヤーとサーバー機能はH.264/MP3/AAC/JPEGの再生や配信が可能で、デバイスクラスとしてはDMC/M-DMP/M-DMSに対応している。
コントローラー機能では、サーバー内のコンテンツをレンダラー機器へ配信し、表示させることができる。また、サーバー機能はその名称の通り、デバイス内のコンテンツを配信する機能だ。
そのほかの機能も大幅に増強。一つは検索機能で、サーバーを横断したコンテンツの検索が行える。検索を行うサーバーは任意に複数選択することができる。もう一つはプレイリスト機能で、ネットワーク内の様々なコンテンツから好みのプレイリストを作成することが可能だ。
なお有償版では、アイコンの色が、これまでの赤から青に変更される。
■ブラウザの動画も転送できる「TWONKY BEAM」
DLNAブースの近くには、パケット・ビデオ社が独自ブースを構えている。
パケット・ビデオ社は今年8月、NTTドコモが100%子会社化すると発表した会社で、携帯電話向けの音楽・動画コンテンツ再生ソフトやコンテンツサービスプラットフォームを提供している。
同社が今回、力を入れて紹介していたのは、DLNAソリューション「TWONKY」。今回はAndroid向けDLNA対応アプリ「TWONKY Remote」をXperiaを使ってデモしていた。
「TWONKY Remote」は、DMC/DMS/DMP機能を搭載。DLNAのコントローラー/サーバー/プレーヤーとして利用できる。同社ブースでは、NAS内の動画をSAMSUNG製のDLNA対応テレビに表示させるというデモが行われていた。
また、ブラウザーのプラグインとして提供し、閲覧しているウェブサイトの映像を、ネットワーク経由でストリーミング配信する「TWONKY BEAM」も紹介。PC向けのプラグインは、Internet Explorer、FireFox、Chromeなど向けに既に提供されているが、同社では今回、Android対応版も開発。デモを同社ブースで見ることができる。
「TWONKY BEAM」Android版のデモは、Xperiaのブラウザで視聴しているYouTubeを、DLNA対応テレビにネットワーク経由でプッシュし、表示させるというもの。操作は簡単で、YouTube動画をタップ長押しするとアプリ選択画面がポップアップ。そこでTWONKY BEAMを選択するとアプリが切り替わり、映像の配信を開始する仕組みだ。