パナソニック、2番組裏録/USB-HDD対応のオールインワン液晶“VIERA”を発売

パナソニック デジタルAVCマーケティング本部は、HDDとBDを内蔵したオールインワンタイプの録画対応液晶テレビ“VIERA”RBシリーズ2機種を9月9日に発売する。

・「TH-L37RB3」￥OPEN（予想実売価格22万円前後）
・「TH-L32RB3」￥OPEN（予想実売価格18万円前後）

液晶パネルは両機種ともIPSαパネルで、表面処理はハーフグレア。37V型は倍速表示にも対応している。解像度は37V型が1,920×1,080、32V型が1,366×768。バックライトは両機種ともLED。なお3Dコンテンツの表示には対応していない。

■BD/内蔵HDDに加え外付けUSB-HDDやSDカードへの録画にも対応

500GB HDDとBDXL対応のスロット型BDドライブを備えたオールインワンタイプの録画テレビ。スロットドライブを本体前面下部に備えていることも特徴だ。このスロットドライブは、ディスクが入っていることを白いシャッターで判別できるという細かな工夫も施されている。

また両機は地上・BS・110度CSデジタルチューナーを3基搭載し、BD/HDD搭載のオールインワン型テレビとして、業界で初めて2番組裏録を可能にした。

録画モードは、そのまま録画する「標準モード」に加え、MPEG-4 AVC/H.264に圧縮する「長時間モード」も用意。長時間モードは約6Mbpsの「長時間モード（1）」と、同約3Mbpsの「長時間モード（2）」の2種類から選択できる。

2番組を同時に長時間モードで録画することはできず、片側の番組は標準モードでの録画となる。さらに、録画先は少なくとも片側が内蔵HDDになる。なお、チューナーの1基は試聴用に割り当てられており、3番組同時録画は行えない。

内蔵HDDに録画した番組をBDにダビングする際、標準モードで録画した番組を、長時間モードにエンコードして記録することが可能。ただし、内蔵HDD内で再エンコードして保存することはできない。

さらに両機はUSB-HDDを接続することも可能で、これもオールインワンタイプの録画テレビとして初めて。同時に接続できるUSB-HDDは1台のみで、登録可能なUSB-HDDは最大8台。本機でUSB-HDDに録画した番組は、本機でしか再生できない。また、USB-HDDに録画した番組を内蔵HDDにダビングすることもできない。

録画関連ではそのほか、SDメモリーカードへの番組録画にも対応。またSDメモリーカードへ番組の静止画キャプチャーを記録する画面メモ機能も備えている。

なお、BD/DVDへテレビ番組を直接録画することはできない。またHDDに録画した番組をDVDにダビングすることもできない。

HDDに録画した番組は、対応のDIGAなどのレコーダーに、LAN経由でDTCP-IPダビングすることも可能。これは内蔵HDD、USB-HDDともに対応している。

■自動録画/おまかせチャプターなど充実の録画機能

録画機能では「お好み録画」機能を搭載。好みのジャンルや録画時間帯などを設定しておくと自動で内蔵HDDに録画する機能だ。

録画番組へ自動的にチャプターを付与するオートチャプター機能も搭載している。これにより、本編のみを再生するなどの再生操作もかんたんに行える。

また視聴中の番組を、リモコンの録画ボタンを押すだけで録画回できる機能も搭載。なお、録画番組を確認する際は「らくらくアイコン」の「予約一覧」から見ることができる。

EPGは最大12時間分の番組表が閲覧できる「インテリジェントテレビ番組ガイド」で、ジャンル別の色分け表示に対応しているほか、1つのチャンネルの番組表を8日分表示する機能、Gガイドの注目番組を表示する機能などを備えている。

■radikoやUSTREAMにも対応したネット機能

ネット機能は「テレビでネット」を搭載。3DのUIが用いられており、様々なアプリが利用できる。

ネットサービスでは、アクトビラ ビデオ・フルやTSUTAYA TV、ひかりTV、YouTube、Twitter、Picasaなどに対応。さらに8月以降、radiko.jp、Yahoo! オークション、Ustream、Dailymotion、Facebook、AccuWeather、おうちごはんといったサービスに順次対応していく。

ネット機能では、Skypeに引き続き対応。別売りのカメラ「TYCC10W」を接続することで、最大720pのビデオ通話が行える。

DLNA機能では、オールインワンモデルとしては業界で初めて、DLNAのクライアント/サーバー機能に両対応した点が特筆できる。

無線LAN機能は内蔵しておらず、Wi-Fiに接続するためには同社の無線LANアダプター「DY-WL10」などを利用する必要がある。

■省電力性能やエコナビ機能もさらに進化

省電力性能も高めた。年間賞電力量は32V型で約28％削減、37V型は約20％削減。

また省エネ機能「エコナビ」も充実させ、部屋の明るさに応じて映像の輝度と画質を自動調整する機能、無信号電源オフ機能、対応のDIGAやシアターなどの電源を使用状況に応じて切る機能などを装備。また接続したDIGAの待機電力モードをコントロールする「ECOスタンバイ」機能、EPGの番組ジャンルをもとにシアターシステムの電力モードを切り換える「番組連動おまかせエコ」なども搭載している。

■「バーチャル3DサラウンドシステムII」を新搭載

そのほか、音質面では「バーチャル3DサラウンドシステムII」を新搭載。従来のバーチャルサラウンドシステムを進化させ、本体スピーカーの水平面上に11個の仮想スピーカーを配置していた従来システムに加え、上方にも11個の仮想スピーカーを配置することで、上から回り込むような音の広がり感が得られるという。

HDMI端子は2系統を装備し、1080/24p入力に対応。HDMI 1.4のコンテンツタイプフラグを利用し、入力された映像に応じて自動で画質を調整する機能も備えている。

【問い合わせ先】
パナソニック　お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365