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公開日 2011/09/20 13:03
ソニー、世界初のボックスレス型デジタルNCイヤホン「XBA-NC85D」
ハウジングに全デバイス内蔵
ソニーは、インナーイヤー型のノイズキャンセリングイヤホンとして、世界で初めてボックスレスを実現した新モデル「XBA-NC85D」を11月10日に発売する。価格は43,050円(税込)。
■ノイズキャンセリングに必要なデバイスを全てハウジングに内蔵
ノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンでは、電池やプロセッサー、マイクなどが必要となるため、通常はイヤホンの外部に別筐体(ボックス)を用意し、この中に電池やプロセッサーを装備する。XBA-NC85Dは、これらのデバイスをすべてイヤホンのハウジングに内蔵した。
ハウジング内部にデバイスをすべて搭載できた背景には、デバイスの小型化と低消費電力化がある。ドライバーは小型の新開発バランスド・アーマチュア型ドライバー×1基で、これによりダイナミック型に比べて大幅に容積を削減した。
またマイクも、ソニーの半導体プロセスを活用し、3×4×7mmという小型のMEMS(微少電気機械システム)マイクを新開発した。
さらにプロセッサーも、消費電力がわずか3mWの「新インテグレーテッドDNCプロセッサー」を新開発。同社の従来製品「NC300D」のプロセッサーは消費電力が105mW程度だったので、これに比べ30分の1以下の消費電力を実現したことになる。消費電力が下がったことで、ハウジングに内蔵したNi-MH充電池で20時間の電池持続を可能にした。
■デジタルノイズキャンセリングで騒音の約97.5%を抑制
ノイズキャンセリングは、デジタルノイズキャンセリング方式を採用。ソニー独自の「DNCソフトウェアエンジン」を使うことで、高精度で騒音を抑制できると説明しており、同社測定では約97.5%の騒音低減性能を実現しているという。
外部の騒音は、外耳道で音量や音質などが変化し、鼓膜に到達する。DNCソフトウェアエンジンではこの変化をあらかじめ高精度に予測し、逆位相の音を生成。アナログ方式よりはるかに高い精度のノイズキャンセリングが可能になる。
また、これもソニーの独自技術である「デジタルイコライザー」を搭載。一般的にノイズキャンセリングヘッドホンでは、消費電力を抑えながらノイズキャンセル効果を最大化するため、低周波帯域で極めて高い感度を実現するよう設計されている。だがこれでは低域が響きすぎてしまう。デジタルイコライザーでは低域を補正し、フラットな周波数特性を実現する。
ノイズキャンセリングのモードは、飛行機などに適した「モードA」、電車やバスなどでの使用にマッチした「モードB」、オフィスや勉強部屋などでの使用に適した「モードC」の3モードを用意。さらにこれらの3モードは、一切の操作無しに、ヘッドホンが自動的に選択し、切り替える。同社ではこれらの機能を「フルオートAIノイズキャンセリング機能」として訴求している。
なお、本機ではノイズキャンセリング機能をOFFにした状態でのリスニングは行えない。
イヤーピースは、シリコン素材の内側に低反発ウレタン構造リングを追加したハイブリッドタイプの「ノイズアイソレーションイヤーピース」があらかじめ本体に装着されている。ソニーマーケティングでは、「NCイヤホンを購入される方は、より遮音性を求める傾向がある。このためハイブリッド型を、ただ単に付属するだけでなく、あらかじめ装着させた」と説明している。
充電に新たなスタイルを実現した点も特徴で、イヤホンのプラグ部を付属のUSBインターフェースに挿すことで、USBから充電できる。PCなどUSB給電が可能な機器はもちろん、別売りのAC電源ユニットに接続し、充電することもできる。USB機器にイヤホンを接続した状態でのリスニングは行えない。
コードの長さは1.5mで、コードタイプはネックチェーン型。イヤホン本体の質量は約5.5g。プラグ形状はL型となっている。なお、内蔵の充電池は約2,000回の充電が行えるという。
■ノイズキャンセリングに必要なデバイスを全てハウジングに内蔵
ノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンでは、電池やプロセッサー、マイクなどが必要となるため、通常はイヤホンの外部に別筐体(ボックス)を用意し、この中に電池やプロセッサーを装備する。XBA-NC85Dは、これらのデバイスをすべてイヤホンのハウジングに内蔵した。
ハウジング内部にデバイスをすべて搭載できた背景には、デバイスの小型化と低消費電力化がある。ドライバーは小型の新開発バランスド・アーマチュア型ドライバー×1基で、これによりダイナミック型に比べて大幅に容積を削減した。
またマイクも、ソニーの半導体プロセスを活用し、3×4×7mmという小型のMEMS(微少電気機械システム)マイクを新開発した。
さらにプロセッサーも、消費電力がわずか3mWの「新インテグレーテッドDNCプロセッサー」を新開発。同社の従来製品「NC300D」のプロセッサーは消費電力が105mW程度だったので、これに比べ30分の1以下の消費電力を実現したことになる。消費電力が下がったことで、ハウジングに内蔵したNi-MH充電池で20時間の電池持続を可能にした。
■デジタルノイズキャンセリングで騒音の約97.5%を抑制
ノイズキャンセリングは、デジタルノイズキャンセリング方式を採用。ソニー独自の「DNCソフトウェアエンジン」を使うことで、高精度で騒音を抑制できると説明しており、同社測定では約97.5%の騒音低減性能を実現しているという。
外部の騒音は、外耳道で音量や音質などが変化し、鼓膜に到達する。DNCソフトウェアエンジンではこの変化をあらかじめ高精度に予測し、逆位相の音を生成。アナログ方式よりはるかに高い精度のノイズキャンセリングが可能になる。
また、これもソニーの独自技術である「デジタルイコライザー」を搭載。一般的にノイズキャンセリングヘッドホンでは、消費電力を抑えながらノイズキャンセル効果を最大化するため、低周波帯域で極めて高い感度を実現するよう設計されている。だがこれでは低域が響きすぎてしまう。デジタルイコライザーでは低域を補正し、フラットな周波数特性を実現する。
ノイズキャンセリングのモードは、飛行機などに適した「モードA」、電車やバスなどでの使用にマッチした「モードB」、オフィスや勉強部屋などでの使用に適した「モードC」の3モードを用意。さらにこれらの3モードは、一切の操作無しに、ヘッドホンが自動的に選択し、切り替える。同社ではこれらの機能を「フルオートAIノイズキャンセリング機能」として訴求している。
なお、本機ではノイズキャンセリング機能をOFFにした状態でのリスニングは行えない。
イヤーピースは、シリコン素材の内側に低反発ウレタン構造リングを追加したハイブリッドタイプの「ノイズアイソレーションイヤーピース」があらかじめ本体に装着されている。ソニーマーケティングでは、「NCイヤホンを購入される方は、より遮音性を求める傾向がある。このためハイブリッド型を、ただ単に付属するだけでなく、あらかじめ装着させた」と説明している。
充電に新たなスタイルを実現した点も特徴で、イヤホンのプラグ部を付属のUSBインターフェースに挿すことで、USBから充電できる。PCなどUSB給電が可能な機器はもちろん、別売りのAC電源ユニットに接続し、充電することもできる。USB機器にイヤホンを接続した状態でのリスニングは行えない。
コードの長さは1.5mで、コードタイプはネックチェーン型。イヤホン本体の質量は約5.5g。プラグ形状はL型となっている。なお、内蔵の充電池は約2,000回の充電が行えるという。
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番XBA-NC85D
- 発売日2011年11月10日
- 価格¥43,050(税込)