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公開日 2012/10/28 10:00
【ヘッドホン祭】米AURISONICSのイヤホン/Nmode 5.6MHz DSD対応USB-DAC/アンブレラのヘッドホンアンプなど新製品多数
ヘッドホンアンプの注目モデルも多数展示
本日、明日と東京・青山の「スタジアムプレイス青山」で開催されているフジヤエービック主催のヘッドホン総合イベント「秋のヘッドホン祭2012」。ヘッドホンアンプ・ブランドを中心に出展された9階ビジョンホールの模様を、2回に分けてお伝えする。
■ナスペック
ナスペックブースでまず目に入ったのが、参考出展された米国AURISONICSのイヤホン2モデルだ。展示されていたモデルはASG-1とAS-2の2モデル。AS-2はカスタムイヤーモニター。ASG-1はダイナミック型ドライバー1基を搭載する。AS-2はハイブリッドタイプで、ダイナミック型フルレンジ・ドライバー1基と“次世代型トゥイーター”2基を搭載する。米国ではASG-1が299ドル、AS-2が799ドルで販売されている。国内の導入時期や価格は未定とのこと。
台湾KingRex社の製品では、USB-DACであるUD384、専用電源ユニットU POWER、ヘッドホンアンプHQ-1のデモが行われていた。CAMBRIDGE AUDIOからは、ヘッドホンアンプ内蔵D/AコンバーターのDacMagic Plus、D/AコンバーターのDacMagic 100、iPodトランスポートのiD100などを出展。さらにPro-Ject Audioからは“Box Component”シリーズのヘッドホンアンプHead Box Sが展示されていた。
■トライオード
トライオードは、ヘッドホンアンプやD/Aコンバーターの新製品を中心に展示を行った。
「Ruby」はスピーカーへの出力も可能なヘッドホンアンプで、サイズやデザインは女性ユーザーを強く意識しているという。価格は63,000円(税込)。スピーカー出力は純A級で3W+3W。
同じくヘッドホンアンプの「TRV-84HD MarkII」は近日発売予定の新製品で、初代TRV-84HDのリバイバル製品となる。予定価格は105,000円(税込)。こちらもスピーカー端子を搭載し、 出力はAクラス3W+3W。入力端子はアナログRCA2系統を装備する。
その他、真空管バッファー搭載CDプレーヤーのTRV-CD5SE、真空管バッファー搭載D/AコンバーターのTRV-DAC1.0SE、同社ヘッドホンアンプの最上位機となるTRX-HD82の展示を行っていた。
■コルグ
コルグは先日の発表から注目を集めているDSD音源の1bit再生に対応したUSB-DAC、DS-DAC-10のデモを行った。本製品の発売に合わせ、同社の再生/フォーマット変換ソフト「AudioGate」はバージョンが従来の「2.2.1」から「2.3」へアップデートされるとのこと。本アップデートにより、DS-DAC-10と組み合わせてリアルタイムDSD変換再生(PCはCore 2 Duo以上のスペックが必要)、およびリアルタイム変換再生の際の変換品質選択(「高品位」または「低負荷」)が行えるようになる。
また、VOXブランドのヘッドホン「amPhones」も出展。本機はヘッドホンを直接ギターにつなぐだけでギターの演奏が楽しめるという製品。アナログのギターアンプ・シミュレーターを内蔵し、音質にもこだわっているという。なおヘッドホン自体はオーディオテクニカ製となっている。
楽器系ではKaossシリーズのプロダクツも展示。エフェクターのmini Kaoss pad 2はMP3再生機能を搭載。Kaossilator2はループ・レコーディング機能を搭載したシンセサイザーだ。
■アンブレラカンパニー
アンブレラカンパニーはボリューム調節用にフェーダーを搭載したユニークなヘッドホンアンプ「THE FADER CONTROL」を発表・展示した。価格は63,000円(税込)。
本機はフェーダーボリュームコントローラー/モニターコントローラー/ヘッドホンアンプと3つの機能を備える。また、「アウトプットモード」と「インプットモード」を装備。「アウトプットモード」ではDAWシステムのモニターコントローラー、またはオーディオ用途も含めたヘッドホンアンプとして本機を活用できる。「インプットモード」では、録音作業時のレベル調整を本機のフェーダーから行うことが可能だ。
フェーダーというアナログライクな操作性を有する一方で、電子ボリュームを搭載。アナログボリュームにおける可変抵抗器による回路インピーダンスの変化、接触不良などの問題を避けられるため、より高品位な再生が可能となる。サウンドについてはスタジオレファレンスを目指し、原音忠実を目指したという。
なお初回限定40台のみ直販価格52,500円で、高級コンソールにも使われるP&G製のフェーダーが搭載されるという(電子ボリュームのためサウンドは同一)。その後は57,250円の直販価格となるという。
そのほかGRACE DESIGNのヘッドホンアンプ「m903」のデモ、来春発売予定のvoitampereの電源「GPC-AI(仮)」の参考出品なども行われていた。
■Nmode
Nmodeは、DSD 5.6MHz/PCM 384kHz/32bit再生に対応したD/Aコンバーター「X-DU1」を発表・出展した。発売は12月末を予定。価格は89,800円を予定している。
本機はUSB、同軸デジタル、光デジタル入力を搭載。USBにおけるDSD再生については、DoP方式になるかASIOドライバーによる1bit方式になるか、現時点では検討中とのこと。ただし同社はこれまでも各種アンプでも1bit再生に力を入れてきたので、なるべく1bit方式を実現したいとのことだった。
他にも、1bitヘッドホンアンプの「X-HA10」「X-HA1」、D/AコンバーターのX-DP1などの展示およびデモを行っていた。
■ORB
ORBは据え置き型のヘッドホンアンプ「JADE casa」を出展した。本機はRCAとステレオミニの2系統のアナログ入力を搭載。Rコア電源トランスにMUSESとバー・ブラウンのオペアンプを組み合わせた前段回路にディスクリートの出力段、左右独立した電源回路を持つなど、音質へのこだわりをみせる。職人の手作業によって漆塗りを施した「JAPANモデル」も展示していた。
展示では、アナログプレーヤーとゼンハイザーのヘッドホンHD650を組み合わせてデモを行い、その再生能力をアピールした。
USB-DAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプの「JADE」の漆塗りバージョン、「JADE to go JAPAN」も展示。こちらも漆塗り職人が一台一台に本漆塗りを施している。
■フックアップ
昨日、BENCHMARKのDSDネイティブ再生対応DAC「DAC2 HGC」を発表したフックアップだが、残念ながら本製品の出展は間に合わなかったとのこと。今回はBENCHMARKからは「DAC1 PRE」が出展されていた。
また、ANTELOPE AUDIOからはDA/ADコンバーターの「ECLIPSE 384」、「Zodiac Gold + Voltikus」を出展、それぞれデモを行っていた。
■中村製作所
中村製作所は、先日発表したばかりのDAP用小型アイソレーショントランス”AClearPorta”「NIP-01」をメインで展示。本機はDAPとヘッドホン/イヤホンの間に接続して使用する製品となる。また、NIP-01の発表会においても先行して出展されていた据え置き型のヘッドホン用アイソレーショントランス「NIP-04「NIP-03」も展示されていた。
■ナスペック
ナスペックブースでまず目に入ったのが、参考出展された米国AURISONICSのイヤホン2モデルだ。展示されていたモデルはASG-1とAS-2の2モデル。AS-2はカスタムイヤーモニター。ASG-1はダイナミック型ドライバー1基を搭載する。AS-2はハイブリッドタイプで、ダイナミック型フルレンジ・ドライバー1基と“次世代型トゥイーター”2基を搭載する。米国ではASG-1が299ドル、AS-2が799ドルで販売されている。国内の導入時期や価格は未定とのこと。
台湾KingRex社の製品では、USB-DACであるUD384、専用電源ユニットU POWER、ヘッドホンアンプHQ-1のデモが行われていた。CAMBRIDGE AUDIOからは、ヘッドホンアンプ内蔵D/AコンバーターのDacMagic Plus、D/AコンバーターのDacMagic 100、iPodトランスポートのiD100などを出展。さらにPro-Ject Audioからは“Box Component”シリーズのヘッドホンアンプHead Box Sが展示されていた。
■トライオード
トライオードは、ヘッドホンアンプやD/Aコンバーターの新製品を中心に展示を行った。
「Ruby」はスピーカーへの出力も可能なヘッドホンアンプで、サイズやデザインは女性ユーザーを強く意識しているという。価格は63,000円(税込)。スピーカー出力は純A級で3W+3W。
同じくヘッドホンアンプの「TRV-84HD MarkII」は近日発売予定の新製品で、初代TRV-84HDのリバイバル製品となる。予定価格は105,000円(税込)。こちらもスピーカー端子を搭載し、 出力はAクラス3W+3W。入力端子はアナログRCA2系統を装備する。
その他、真空管バッファー搭載CDプレーヤーのTRV-CD5SE、真空管バッファー搭載D/AコンバーターのTRV-DAC1.0SE、同社ヘッドホンアンプの最上位機となるTRX-HD82の展示を行っていた。
■コルグ
コルグは先日の発表から注目を集めているDSD音源の1bit再生に対応したUSB-DAC、DS-DAC-10のデモを行った。本製品の発売に合わせ、同社の再生/フォーマット変換ソフト「AudioGate」はバージョンが従来の「2.2.1」から「2.3」へアップデートされるとのこと。本アップデートにより、DS-DAC-10と組み合わせてリアルタイムDSD変換再生(PCはCore 2 Duo以上のスペックが必要)、およびリアルタイム変換再生の際の変換品質選択(「高品位」または「低負荷」)が行えるようになる。
また、VOXブランドのヘッドホン「amPhones」も出展。本機はヘッドホンを直接ギターにつなぐだけでギターの演奏が楽しめるという製品。アナログのギターアンプ・シミュレーターを内蔵し、音質にもこだわっているという。なおヘッドホン自体はオーディオテクニカ製となっている。
楽器系ではKaossシリーズのプロダクツも展示。エフェクターのmini Kaoss pad 2はMP3再生機能を搭載。Kaossilator2はループ・レコーディング機能を搭載したシンセサイザーだ。
■アンブレラカンパニー
アンブレラカンパニーはボリューム調節用にフェーダーを搭載したユニークなヘッドホンアンプ「THE FADER CONTROL」を発表・展示した。価格は63,000円(税込)。
本機はフェーダーボリュームコントローラー/モニターコントローラー/ヘッドホンアンプと3つの機能を備える。また、「アウトプットモード」と「インプットモード」を装備。「アウトプットモード」ではDAWシステムのモニターコントローラー、またはオーディオ用途も含めたヘッドホンアンプとして本機を活用できる。「インプットモード」では、録音作業時のレベル調整を本機のフェーダーから行うことが可能だ。
フェーダーというアナログライクな操作性を有する一方で、電子ボリュームを搭載。アナログボリュームにおける可変抵抗器による回路インピーダンスの変化、接触不良などの問題を避けられるため、より高品位な再生が可能となる。サウンドについてはスタジオレファレンスを目指し、原音忠実を目指したという。
なお初回限定40台のみ直販価格52,500円で、高級コンソールにも使われるP&G製のフェーダーが搭載されるという(電子ボリュームのためサウンドは同一)。その後は57,250円の直販価格となるという。
そのほかGRACE DESIGNのヘッドホンアンプ「m903」のデモ、来春発売予定のvoitampereの電源「GPC-AI(仮)」の参考出品なども行われていた。
■Nmode
Nmodeは、DSD 5.6MHz/PCM 384kHz/32bit再生に対応したD/Aコンバーター「X-DU1」を発表・出展した。発売は12月末を予定。価格は89,800円を予定している。
本機はUSB、同軸デジタル、光デジタル入力を搭載。USBにおけるDSD再生については、DoP方式になるかASIOドライバーによる1bit方式になるか、現時点では検討中とのこと。ただし同社はこれまでも各種アンプでも1bit再生に力を入れてきたので、なるべく1bit方式を実現したいとのことだった。
他にも、1bitヘッドホンアンプの「X-HA10」「X-HA1」、D/AコンバーターのX-DP1などの展示およびデモを行っていた。
■ORB
ORBは据え置き型のヘッドホンアンプ「JADE casa」を出展した。本機はRCAとステレオミニの2系統のアナログ入力を搭載。Rコア電源トランスにMUSESとバー・ブラウンのオペアンプを組み合わせた前段回路にディスクリートの出力段、左右独立した電源回路を持つなど、音質へのこだわりをみせる。職人の手作業によって漆塗りを施した「JAPANモデル」も展示していた。
展示では、アナログプレーヤーとゼンハイザーのヘッドホンHD650を組み合わせてデモを行い、その再生能力をアピールした。
USB-DAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプの「JADE」の漆塗りバージョン、「JADE to go JAPAN」も展示。こちらも漆塗り職人が一台一台に本漆塗りを施している。
■フックアップ
昨日、BENCHMARKのDSDネイティブ再生対応DAC「DAC2 HGC」を発表したフックアップだが、残念ながら本製品の出展は間に合わなかったとのこと。今回はBENCHMARKからは「DAC1 PRE」が出展されていた。
また、ANTELOPE AUDIOからはDA/ADコンバーターの「ECLIPSE 384」、「Zodiac Gold + Voltikus」を出展、それぞれデモを行っていた。
■中村製作所
中村製作所は、先日発表したばかりのDAP用小型アイソレーショントランス”AClearPorta”「NIP-01」をメインで展示。本機はDAPとヘッドホン/イヤホンの間に接続して使用する製品となる。また、NIP-01の発表会においても先行して出展されていた据え置き型のヘッドホン用アイソレーショントランス「NIP-04「NIP-03」も展示されていた。