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公開日 2013/05/11 20:20
【ヘッドホン祭】タイムロード、AUDIOFLY社長Thompson氏によるイヤホン発表会を開催
「edition 12」や仏エイデルヘッドホンにも注目
タイムロードは「春のヘッドホン祭 2013」会場に、新たに取り扱いの始まったオーストラリアのイヤホンブランド「AUDIOFLY」からCEOのDave Thompson氏を招き、製品説明会を開催した。
AUDIOFLY製品が国内デビュー/CEO Thompson氏が来日
自身ジャズやフュージョンを中心としたジャンルのギタリストでもあるThompson氏は、「音楽を楽しむ」ためのイヤホンを作るため、2009年にオーストラリアのパースを拠点にAUDIOFLYのブランドを創立。3年の期間に米国のグループ会社も立ち上げ、今年の2013 International CESで発表した「AF78」が高い評価を受けた。
今回タイムロードを通じてカナル型イヤホンのラインナップから、「AF78」「AF56」「AF45」「AF33」の4機種が日本で発売される運びとなった(関連ニュース)。全てのモデルにマイクコントローラー搭載/非搭載モデルの2種類が揃う。
製品説明会に登壇したThompson氏は、AUDIOFLYの製品について「ミュージシャンの音をリスペクトした製品であることがコンセプト」として紹介。イヤホンの製作に携わる前には、ギターや携帯電話、家具などのプロダクトをデザインから手がけるなど、10年以上に渡って物作りのキャリアを築き上げてきたという。
続いてThompson氏は、国内導入の各製品について開発コンセプトを説明。エントリークラスの「AF33」は「上質なサウンドを手頃な価格で、多くの音楽ファンに聴いてもらうためのイヤホン」であるという。
カスタマイズされた9mmダイナミックドライバーを搭載。「ドライバーのレスポンスは緩やかだが、ナチュラルで安定したサウンドが特徴」(Thompson氏)であるという。
6色のカラーバリエーションが揃う。デザインにもミュージシャンであるThompson氏ならではのこだわりがあり、例えば本機のラウンジ・イエローモデルについてはGibsonエレキギターの銘機“Les Paul”のコントロールノブにインスパイアされたものであることを明かした。こうしたプロダクトデザインへの取り組みについては、Thompson氏がアイデアを起こして、パートナーのデザイナーと一緒に完成へ導くことが多いのだという。本機のハウジングの形状についても、音質だけでなく装着感も考慮してカット&トライを繰り返してきたと説明する。
Thompson氏によれば「AF45」と「AF33」は、そのネーミングをLPレコードの回転速度から取っているそうだ。
本機より上位のモデルはケーブルの被覆にアメリカ製のファイバー素材「Cordura(コーデュラ)」を採用。通常のナイロン素材を被覆に使うよりも約30%の耐久性アップが図れるという。またタッチノイズが軽減できるメリットもある。同社ではイヤホンケーブルの被覆にこの素材を初めて応用し、これを「Audioflex」として商標登録を申請しているという。芯線はツイスト構造とし、PVCフリーのTPE素材でカバー。電磁波の影響を低減している。
11mmのダイナミックドライバーを搭載。カラーバリエーションは4色。デザインは“ハーモニカマイク”からインスパイアされたという、ヴィンテージ感を持たせたものとした。「ナチュラルで忠実なサウンドステージを好むユーザーに使って欲しい」とThompson氏は語る。
ミドルクラスの「AF56」は、大型の13mmダイナミックドライバーを搭載。耳のくぼみにイヤーカップが収まるよう、イヤホン本体からノズルが斜めに突出する、人間工学に基づいたというデザインを採用。音響的効果も高めながら、装着感の向上にもつなげている。
フラグシップモデルの「AF78」はBAドライバーと9mmダイナミックドライバーのハイブリッド構造を採用するモデル。スピーディーで高精度な再現が可能なBAドライバーと、暖かく量感に満ちた中低域を再生できるダイナミックドライバーを組み合わせることで豊かな音楽再現性を獲得させたという。
発表会後に、Thompson氏に今後の展開についてもうかがった。今回は参考展示製品として持参していた「AF160」は3ドライバー搭載のBAタイプのカナル型イヤホン。本国では10月頃に発売が予定されているという。またThompson氏は「ヘッドホンの商品化も、来年を目指して開発を進めている」ことも語ってくれた。
AUDIOFLYの日本デビューについて、Thompson氏は「ものづくりの先進国である日本に、AUDIOFLYの製品が発売されることを非常に楽しみにしている。基本に忠実で、誠実な製品を多くの方々に届けたい」と意気込みを語った。
新ブランド「Aedle」/ULTRASONE新オープン型ヘッドホン「edition 12」
他にも既にアナウンス済みの製品ではあるが、フランスAedle(エイデル)Headphonesのヘッドホン「VK-1」(関連ニュース)や、ULTRASONEのオープン型ヘッドホン「edition 12」(関連ニュース)が出展され、多くの来場者を集めた。
Aedle Headphones「VK-1」は、今回のイベントではプロトタイプを展示。タイムロードでは今夏出荷予定のプロダクション・モデルから国内販売をスタートする。40mmのダイナミックドライバーを搭載し、ダイアフラムはチタン、マグネットはネオジウム。カラーバリエーションはシルバー×ブラウンの「Classic」とブラックの「Carbon」が揃い、ヘッドバンドやイヤーパッドに本革のラムスキンを用いて、上質なデザインに仕上げている。
ULTRASONE「edition 12」は40mm口径のゴールドプレーテッドドライバーを搭載。edition 10から、イヤーパッドをエチオピアンシープスキンレザーからベロアに変更し、イヤーカップはマットクローム仕上げのアルミニウム製。ヘッドバンドとイヤーパッドのカラーリングもブラックとしている。価格は195,300円(税込)。
AUDIOFLY製品が国内デビュー/CEO Thompson氏が来日
自身ジャズやフュージョンを中心としたジャンルのギタリストでもあるThompson氏は、「音楽を楽しむ」ためのイヤホンを作るため、2009年にオーストラリアのパースを拠点にAUDIOFLYのブランドを創立。3年の期間に米国のグループ会社も立ち上げ、今年の2013 International CESで発表した「AF78」が高い評価を受けた。
今回タイムロードを通じてカナル型イヤホンのラインナップから、「AF78」「AF56」「AF45」「AF33」の4機種が日本で発売される運びとなった(関連ニュース)。全てのモデルにマイクコントローラー搭載/非搭載モデルの2種類が揃う。
製品説明会に登壇したThompson氏は、AUDIOFLYの製品について「ミュージシャンの音をリスペクトした製品であることがコンセプト」として紹介。イヤホンの製作に携わる前には、ギターや携帯電話、家具などのプロダクトをデザインから手がけるなど、10年以上に渡って物作りのキャリアを築き上げてきたという。
続いてThompson氏は、国内導入の各製品について開発コンセプトを説明。エントリークラスの「AF33」は「上質なサウンドを手頃な価格で、多くの音楽ファンに聴いてもらうためのイヤホン」であるという。
カスタマイズされた9mmダイナミックドライバーを搭載。「ドライバーのレスポンスは緩やかだが、ナチュラルで安定したサウンドが特徴」(Thompson氏)であるという。
6色のカラーバリエーションが揃う。デザインにもミュージシャンであるThompson氏ならではのこだわりがあり、例えば本機のラウンジ・イエローモデルについてはGibsonエレキギターの銘機“Les Paul”のコントロールノブにインスパイアされたものであることを明かした。こうしたプロダクトデザインへの取り組みについては、Thompson氏がアイデアを起こして、パートナーのデザイナーと一緒に完成へ導くことが多いのだという。本機のハウジングの形状についても、音質だけでなく装着感も考慮してカット&トライを繰り返してきたと説明する。
Thompson氏によれば「AF45」と「AF33」は、そのネーミングをLPレコードの回転速度から取っているそうだ。
本機より上位のモデルはケーブルの被覆にアメリカ製のファイバー素材「Cordura(コーデュラ)」を採用。通常のナイロン素材を被覆に使うよりも約30%の耐久性アップが図れるという。またタッチノイズが軽減できるメリットもある。同社ではイヤホンケーブルの被覆にこの素材を初めて応用し、これを「Audioflex」として商標登録を申請しているという。芯線はツイスト構造とし、PVCフリーのTPE素材でカバー。電磁波の影響を低減している。
11mmのダイナミックドライバーを搭載。カラーバリエーションは4色。デザインは“ハーモニカマイク”からインスパイアされたという、ヴィンテージ感を持たせたものとした。「ナチュラルで忠実なサウンドステージを好むユーザーに使って欲しい」とThompson氏は語る。
ミドルクラスの「AF56」は、大型の13mmダイナミックドライバーを搭載。耳のくぼみにイヤーカップが収まるよう、イヤホン本体からノズルが斜めに突出する、人間工学に基づいたというデザインを採用。音響的効果も高めながら、装着感の向上にもつなげている。
フラグシップモデルの「AF78」はBAドライバーと9mmダイナミックドライバーのハイブリッド構造を採用するモデル。スピーディーで高精度な再現が可能なBAドライバーと、暖かく量感に満ちた中低域を再生できるダイナミックドライバーを組み合わせることで豊かな音楽再現性を獲得させたという。
発表会後に、Thompson氏に今後の展開についてもうかがった。今回は参考展示製品として持参していた「AF160」は3ドライバー搭載のBAタイプのカナル型イヤホン。本国では10月頃に発売が予定されているという。またThompson氏は「ヘッドホンの商品化も、来年を目指して開発を進めている」ことも語ってくれた。
AUDIOFLYの日本デビューについて、Thompson氏は「ものづくりの先進国である日本に、AUDIOFLYの製品が発売されることを非常に楽しみにしている。基本に忠実で、誠実な製品を多くの方々に届けたい」と意気込みを語った。
新ブランド「Aedle」/ULTRASONE新オープン型ヘッドホン「edition 12」
他にも既にアナウンス済みの製品ではあるが、フランスAedle(エイデル)Headphonesのヘッドホン「VK-1」(関連ニュース)や、ULTRASONEのオープン型ヘッドホン「edition 12」(関連ニュース)が出展され、多くの来場者を集めた。
Aedle Headphones「VK-1」は、今回のイベントではプロトタイプを展示。タイムロードでは今夏出荷予定のプロダクション・モデルから国内販売をスタートする。40mmのダイナミックドライバーを搭載し、ダイアフラムはチタン、マグネットはネオジウム。カラーバリエーションはシルバー×ブラウンの「Classic」とブラックの「Carbon」が揃い、ヘッドバンドやイヤーパッドに本革のラムスキンを用いて、上質なデザインに仕上げている。
ULTRASONE「edition 12」は40mm口径のゴールドプレーテッドドライバーを搭載。edition 10から、イヤーパッドをエチオピアンシープスキンレザーからベロアに変更し、イヤーカップはマットクローム仕上げのアルミニウム製。ヘッドバンドとイヤーパッドのカラーリングもブラックとしている。価格は195,300円(税込)。