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公開日 2013/05/12 09:30
【ヘッドホン祭】クリプシュのaptX対応BTスピーカー/低音再生に注力したTDK LoR新イヤホン
アトミックフロイドから新製品登場も示唆
東京・外苑前の「スタジアムプレイス青山」で開催された「春のヘッドフォン祭」。本稿ではハーマンインターナショナル、イメーション(TDK Life on Record)、イーフロンティア、ワイズテック、アトミックフロイドの出展内容をお伝えする。
■ハーマンインターナショナル
ハーマンインターナショナルのブースでは、AKGやharman/kardonの人気ヘッドホンがずらりとラインナップされていた。
harman/kardonのヘッドホンは、今年1月下旬に発売された「harman/kardon CL(WHITE)」を筆頭に展示。こちらはAKGと共同開発した商品で、レクタングル(長方形)のハウジングを採用したデザインが特徴。マットな質感のメタルホワイトとシルバーというカラーリングは、iPhoneのホワイトモデルなどともマッチする。ブラックモデルも用意している。
Bluetooth対応の「harman/kardon BT」や、ノイズキャンセリング機能搭載の「harman/kardon NC」も用意。Bluetoothモデルは好調な売れ行きを見せているという。「利便性の高いBluetooth対応で、音にもこだわりがある点がユーザーの方々のニーズにマッチしているのでは」(同社・須藤氏)とのことだ。
そのほか、AKGのフラグシップイヤホン「K3003」や、NCヘッドホンの最上位モデル「K495NC」、音楽プロデューサー クインシー・ジョーンズとコラボした「Quincy Jones Signature Line」などが注目を集めていた。
■イメーション(TDK Life on Record)
イメーションは、TDK Life on Recordブランドのイヤホン/ヘッドホン群を用意。新開発の“MAドライバー”を搭載したカナル型イヤホン“CLEF-MA”「TH-ECMA600BK」や、BA型イヤホン「TH-ECBA700」などを試聴することができた。
“CLEF-MA”「TH-ECMA600BK」は、新開発の一磁極型BAドライバー「マグネチックアーマチュア(MA)ドライバー」を搭載したのが特徴のモデル。これは、ニッケル合金製ダイアフラムにアーマチュアを取付け、マグネットとのバランスを取りながら均衡空間を構成し、磁気誘導により発生した磁界がダイアフラムを駆動するというシステム。振動板は鉄とニッケルの合金であるパーマロイ製。マグネットには高磁力マグネットを採用している。
磁石がひとつのシンプルな構造のため耐衝撃性に優れるほか、省電力にも貢献し、音楽プレーヤーの電池消費を低減するという。また音圧感度が高め(本機は112dB/mW)で、騒音下でも粒立ちがよい音を実現できることが特徴とのこと。実売6,980円前後という価格も魅力のひとつとなっている。
「TH-ECBA700」はシングルドライバーを搭載したBA型で、幅広い音域再現力とともに、耳の形に合わせてホルダー部分を微調整できる可動式のイヤーホルダー機構が採用されているのが特徴。こちらも5,980円前後というお手頃価格だ。
また、6月末に発売を予定しているPre-tunedシリーズのイヤホン「TH-PVEC300」「TH-PLEC300」「TH-PMEC300」も参考出品されていた。価格は2,980円(税込)となる見込み。「多くの方に使って頂けるよう、手頃な価格になっている」(同社説明員)とのことだ。
それぞれ「ボーカル」「ライブ」「低音」の再生にマッチするよう音質チューニングが施されているのが特徴。発売中の「TH-EC40」「TH-EC41」「TH-EC42」のリデザインモデルとなる。同シリーズで人気が高いのは、やはり低音チューニングに注力したモデルとのことで、売上の6割を占め、「ボーカル」「ライブ」が残り2割ずつを占めているという。
TDK Life on Recordブランドでは、今年は5,000円〜1万円台クラスの製品を拡充していく予定とのこと。今後の展開にも注目だ。
■イーフロンティア
イーフロンティアのブースでは、Klipschブランドの人気イヤホン/ヘッドホンや、新製品となるBluetoothスピーカー「KMC 3」の参考出品が行われていた。
イヤホンで注目なのは「Image X7i」。フラグシップモデル「Image X10i」と「Image X5」の中間に位置するBAイヤホンだ。8.5mm径のBAドライバー(Full Range KG 623X7)を搭載し、周波数特性は10Hz〜19kHzで、レベル(1mW)が110dB、インピーダンスが50Ω。クリアな再生音が持ち味。X5の生産終了をうけ、注目が高まっているモデルだという。
Bluetoothスピーカー「KMC 3」は今夏の発売を予定。価格は3万円台を見込んでいるとのこと。aptXにも対応する。
バスレフ型で、5cmのアルミダイヤフラム採用フルレンジスピーカーを2基と、13.3cmウーファーを搭載する。再生周波数帯域は45Hz〜24kHz。Bluetooth接続のほか、3.5mmミニジャックを備え、DAPをケーブル接続して再生することもできる。外形寸法は432W×183H×140Dmm、質量は3.5kg。電源はAC(USB経由)のほか、単一電池8本での駆動も可能だ。
■ワイズテック
ワイズテックのブースでは、AudinstブランドのUSB-DAC「HUD-mx2」を使ったデスクトップリスニングスタイルが訴求されている。
「HUD-mx2」は人気モデル「HUD-mx1」の後継機として今年3月に発売された。外形寸法100W×29H×120Dmm、質量260g。“コンパクトサイズで高音質”というコンセプトを受け継ぎつつ、音質と利便性を向上させたのが特徴。
音声入力には、96kHz/24bit対応のUSB、RCAラインに加え、192kHz/24bitに対応する光デジタルを搭載。USBコントローラーのクロックジェネレーターには高純度TCXOを採用。ローパスフィルター段には、WIMA社のフィルムキャパシターを使用している。ソケット方式のオペアンプを採用しており、交換してカスタマイズすることが可能だ。また電源部にもこだわっている。同社の野本氏も「とてもコストパフォーマンスに優れたモデル。限られた机上のスペースで高音質な再生環境を構築することができる」と自信を見せていた。
そのほか、黒檀ハウジングを採用したイタリアのヘッドホン「Ebony」シリーズや、5月中旬から発売されるMMCX対応リケーブル「Re:Cable MMCX」、イギリスのバンド「モーターヘッド」とコラボした「Motorheadphones」なども出品されていた。
■アトミックフロイド
フォーカルポイントが取り扱うアトミックフロイドは、同社のメタルハウジング採用イヤホン群をずらりとラインナップ。なかでも昨年11月から発売されている「PowerJax+Remote」(税込14,800円)は、コストパフォーマンスの高いモデルとして注目を集めているという。
本機は13.5mmダイナミック方ドライバーを搭載。強烈な低音を実現するという銅と、明快なサウンドにつながるというアルミニウムによるデュアル・メタルボイスコイルを採用している。そして5mmという口径のノズルによって「音楽をまっすぐにスイートスポットに運ぶ」としている。また、ケブラー繊維オーディオケーブルや、耐摩耗性に優れるというTPUイヤホンケーブル、ステンレス製24金メッキプラグなど、同社がプレミアムグレードとする素材を随所に使用。また、2ウェイノイズアイソレーションによって遮音性も高めている。
また、最上位機「SuperDarts + Remote」も人気を博している。こちらは低域用に8mmのダイナミック型ドライバーを、中高域用にバランスドアーマチュア型ドライバーを備えた、同社独自の「ハイブリッド式デュアルドライバ」を搭載したことが最大の特徴。2種類の異なるドライバーを組み合わせることで、バランスの優れたサウンドが実現できると同社では説明している。なお周波数特性は5Hz〜25kHzで、インピーダンスは16Ω。
なお同ブランドは今年新モデルを発売予定。同社説明員は「画期的なもの」と自信を見せる。詳細の発表が待たれるところだ。
またフォーカルポイント取扱製品としては、装着感を追究したJayBirdのスポーツBTイヤホン2モデルも出展されていた。本機の詳細についてはこちらのページにてお伝えしている。
■ハーマンインターナショナル
ハーマンインターナショナルのブースでは、AKGやharman/kardonの人気ヘッドホンがずらりとラインナップされていた。
harman/kardonのヘッドホンは、今年1月下旬に発売された「harman/kardon CL(WHITE)」を筆頭に展示。こちらはAKGと共同開発した商品で、レクタングル(長方形)のハウジングを採用したデザインが特徴。マットな質感のメタルホワイトとシルバーというカラーリングは、iPhoneのホワイトモデルなどともマッチする。ブラックモデルも用意している。
Bluetooth対応の「harman/kardon BT」や、ノイズキャンセリング機能搭載の「harman/kardon NC」も用意。Bluetoothモデルは好調な売れ行きを見せているという。「利便性の高いBluetooth対応で、音にもこだわりがある点がユーザーの方々のニーズにマッチしているのでは」(同社・須藤氏)とのことだ。
そのほか、AKGのフラグシップイヤホン「K3003」や、NCヘッドホンの最上位モデル「K495NC」、音楽プロデューサー クインシー・ジョーンズとコラボした「Quincy Jones Signature Line」などが注目を集めていた。
■イメーション(TDK Life on Record)
イメーションは、TDK Life on Recordブランドのイヤホン/ヘッドホン群を用意。新開発の“MAドライバー”を搭載したカナル型イヤホン“CLEF-MA”「TH-ECMA600BK」や、BA型イヤホン「TH-ECBA700」などを試聴することができた。
“CLEF-MA”「TH-ECMA600BK」は、新開発の一磁極型BAドライバー「マグネチックアーマチュア(MA)ドライバー」を搭載したのが特徴のモデル。これは、ニッケル合金製ダイアフラムにアーマチュアを取付け、マグネットとのバランスを取りながら均衡空間を構成し、磁気誘導により発生した磁界がダイアフラムを駆動するというシステム。振動板は鉄とニッケルの合金であるパーマロイ製。マグネットには高磁力マグネットを採用している。
磁石がひとつのシンプルな構造のため耐衝撃性に優れるほか、省電力にも貢献し、音楽プレーヤーの電池消費を低減するという。また音圧感度が高め(本機は112dB/mW)で、騒音下でも粒立ちがよい音を実現できることが特徴とのこと。実売6,980円前後という価格も魅力のひとつとなっている。
「TH-ECBA700」はシングルドライバーを搭載したBA型で、幅広い音域再現力とともに、耳の形に合わせてホルダー部分を微調整できる可動式のイヤーホルダー機構が採用されているのが特徴。こちらも5,980円前後というお手頃価格だ。
また、6月末に発売を予定しているPre-tunedシリーズのイヤホン「TH-PVEC300」「TH-PLEC300」「TH-PMEC300」も参考出品されていた。価格は2,980円(税込)となる見込み。「多くの方に使って頂けるよう、手頃な価格になっている」(同社説明員)とのことだ。
それぞれ「ボーカル」「ライブ」「低音」の再生にマッチするよう音質チューニングが施されているのが特徴。発売中の「TH-EC40」「TH-EC41」「TH-EC42」のリデザインモデルとなる。同シリーズで人気が高いのは、やはり低音チューニングに注力したモデルとのことで、売上の6割を占め、「ボーカル」「ライブ」が残り2割ずつを占めているという。
TDK Life on Recordブランドでは、今年は5,000円〜1万円台クラスの製品を拡充していく予定とのこと。今後の展開にも注目だ。
■イーフロンティア
イーフロンティアのブースでは、Klipschブランドの人気イヤホン/ヘッドホンや、新製品となるBluetoothスピーカー「KMC 3」の参考出品が行われていた。
イヤホンで注目なのは「Image X7i」。フラグシップモデル「Image X10i」と「Image X5」の中間に位置するBAイヤホンだ。8.5mm径のBAドライバー(Full Range KG 623X7)を搭載し、周波数特性は10Hz〜19kHzで、レベル(1mW)が110dB、インピーダンスが50Ω。クリアな再生音が持ち味。X5の生産終了をうけ、注目が高まっているモデルだという。
Bluetoothスピーカー「KMC 3」は今夏の発売を予定。価格は3万円台を見込んでいるとのこと。aptXにも対応する。
バスレフ型で、5cmのアルミダイヤフラム採用フルレンジスピーカーを2基と、13.3cmウーファーを搭載する。再生周波数帯域は45Hz〜24kHz。Bluetooth接続のほか、3.5mmミニジャックを備え、DAPをケーブル接続して再生することもできる。外形寸法は432W×183H×140Dmm、質量は3.5kg。電源はAC(USB経由)のほか、単一電池8本での駆動も可能だ。
■ワイズテック
ワイズテックのブースでは、AudinstブランドのUSB-DAC「HUD-mx2」を使ったデスクトップリスニングスタイルが訴求されている。
「HUD-mx2」は人気モデル「HUD-mx1」の後継機として今年3月に発売された。外形寸法100W×29H×120Dmm、質量260g。“コンパクトサイズで高音質”というコンセプトを受け継ぎつつ、音質と利便性を向上させたのが特徴。
音声入力には、96kHz/24bit対応のUSB、RCAラインに加え、192kHz/24bitに対応する光デジタルを搭載。USBコントローラーのクロックジェネレーターには高純度TCXOを採用。ローパスフィルター段には、WIMA社のフィルムキャパシターを使用している。ソケット方式のオペアンプを採用しており、交換してカスタマイズすることが可能だ。また電源部にもこだわっている。同社の野本氏も「とてもコストパフォーマンスに優れたモデル。限られた机上のスペースで高音質な再生環境を構築することができる」と自信を見せていた。
そのほか、黒檀ハウジングを採用したイタリアのヘッドホン「Ebony」シリーズや、5月中旬から発売されるMMCX対応リケーブル「Re:Cable MMCX」、イギリスのバンド「モーターヘッド」とコラボした「Motorheadphones」なども出品されていた。
■アトミックフロイド
フォーカルポイントが取り扱うアトミックフロイドは、同社のメタルハウジング採用イヤホン群をずらりとラインナップ。なかでも昨年11月から発売されている「PowerJax+Remote」(税込14,800円)は、コストパフォーマンスの高いモデルとして注目を集めているという。
本機は13.5mmダイナミック方ドライバーを搭載。強烈な低音を実現するという銅と、明快なサウンドにつながるというアルミニウムによるデュアル・メタルボイスコイルを採用している。そして5mmという口径のノズルによって「音楽をまっすぐにスイートスポットに運ぶ」としている。また、ケブラー繊維オーディオケーブルや、耐摩耗性に優れるというTPUイヤホンケーブル、ステンレス製24金メッキプラグなど、同社がプレミアムグレードとする素材を随所に使用。また、2ウェイノイズアイソレーションによって遮音性も高めている。
また、最上位機「SuperDarts + Remote」も人気を博している。こちらは低域用に8mmのダイナミック型ドライバーを、中高域用にバランスドアーマチュア型ドライバーを備えた、同社独自の「ハイブリッド式デュアルドライバ」を搭載したことが最大の特徴。2種類の異なるドライバーを組み合わせることで、バランスの優れたサウンドが実現できると同社では説明している。なお周波数特性は5Hz〜25kHzで、インピーダンスは16Ω。
なお同ブランドは今年新モデルを発売予定。同社説明員は「画期的なもの」と自信を見せる。詳細の発表が待たれるところだ。
またフォーカルポイント取扱製品としては、装着感を追究したJayBirdのスポーツBTイヤホン2モデルも出展されていた。本機の詳細についてはこちらのページにてお伝えしている。