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公開日 2014/05/10 18:20

【ヘッドホン祭】OPPO、平面駆動ヘッドホン「PM-1」や11.2MHz DSD対応アンプ「HA-1」初披露

Resonessence Labsの各製品も出展
ファイル・ウェブ編集部
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5月10日と11日の2日間、「春のヘッドフォン祭 2014」が東京・中野サンプラザで開催されている。本記事では、OPPOの平面磁界駆動型ヘッドホン「PM-1」とUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「HA-1」が注目を集めた、14階のOPPO Digital Japan/エミライのブースの模様をお伝えする。

OPPOの「PM-1」と「HA-1」

■平面磁界駆動ヘッドホン「PM-1」をデモンストレーション

「PM-1」(関連ニュース)は平面磁界駆動方式のオーバーヘッド型/開放型ヘッドホンで、OPPOが初めて手がけるヘッドホンとなる。価格はオープンだが、15万円前後の実売が予想される。

OPPO「PM-1」

従来の平面磁界型とは異なる設計手法で開発されたというPM-1は、独自の7層構造振動板を採用した平面型ユニットを採用。この平面型ユニットは、薄膜ポリマーの両面に、エッチングされた渦巻き形状アルミ導体を使用した、両面スパイラル構造を採用している。また、有限要素法により最適化された高磁束密度のネオジウムマグネットを使用する。昨年のヘッドホン祭での発表会(関連ニュース)の時点から、ドライバーを含め音質面でのブラッシュアップも重ねられたという。

平面磁界駆動型ながら軽量化も実現

ヒンジ部分も発表時からさらに改良されたという

イヤーパッドには、天然ラテックス製イヤーパッドを採用。ヘッドバンド部およびイヤーパッド部の表面には、子羊革を使用している。また、音響インピーダンスを下げるために穴あけ加工が施されている。また、発表時よりヒンジ部やイヤーカップなども改良され、高級感や装着感がさらに増した。

PM-1のイヤーパッド部

イヤーパッド側面には、音響インピーダンスを下げるために穴あけ加工が施されている

ケーブルは着脱式で、OCC(単結晶状高純度無酸素銅)導体を採用したステレオ標準端子ケーブルが付属。3.5mmOFC導体のステレオミニケーブルも同梱される。

ヘッドホン側の端子は2.5mmモノラルミニジャックを採用

ヘッドホン本体のケーブル端子

OPPO純正となるPM-1専用のバランス駆動ケーブルも初公開された。長さは3mで、2.5万円程度の価格が予定されている。バランス端子は、HA-1に合わせて4pinXLR端子が採用されている。

OPPO純正の4pinXLRバランスケーブル

■11.2MHz DSD対応のUSB-DACを内蔵した「HA-1」

11.2/5.6/2.8MHz DSDおよび384kHz/32bitに対応したUSB-DACを内蔵したヘッドホンアンプ「HA-1」(関連ニュース)も出展された。HA-1およびPM-1を一般の方が試聴できる機会は、今回が初めてとのこと。また、本体色は発売が決まっているブラックカラーに加え、シルバーカラーも参考出展されたが、これについては発売するかは未定だという。

「HA-1」

シルバーモデルも参考出展。製品化は未定とのこと

ヘッドホンアンプ部については、OPPOのBDプレーヤー「BDP-105」などで用いられた回路設計を採用。DACとしてのデジタル入力についてはUSBに加え、同軸・光デジタル、AES/EBU、apt-X対応のBluetooth、USB-A端子によるiPhoneのデジタル入力を備えている。プリアンプ機能も備える。DACチップはESS「ES9018」を採用する。

ヘッドホン出力は、ステレオ標準端子に加えて、バランス駆動4pinXLR端子を搭載する。フロントパネルには4.3インチTFT液晶ディスプレイを搭載。リモコンに加え、スマホなどのBluetoothリモコン・アプリでの操作も可能だ。

■Resonessence Labsの「INVICTA MIRUS」と「INVICTA v2」を比較デモ

ヘッドホン出力はステレオ標準端子と4pinXLRバランス端子を搭載

同ブースでは、エミライが取り扱うResonessence Labsの製品も出展された。目玉となったのは、同社のフラグシップとなるD/Aコンバーター「INVICTA」通常モデルである「INVICTA v2」と、ヘッドホン出力を省略することでESSのDACチップ「ES9018」を各チャンネルに1枚ずつ使用した「INVICTA MIRUS」(関連ニュース)の比較試聴だ。

「INVICTA MIRUS」(左)と「INVICTA v2」(右)

両モデルともにDSD 5.6MHzや384kHz/32bitの再生に対応し、各音源をUSB入力に加えSDカードから再生することも可能。「INVICTA v2」については、バランス駆動対応のヘッドホン出力も搭載する。価格は両機ともに618,000円(税込)。

Resonessence Labsの製品群も一斉出展

そのほか、同じくResonessence LabsのコンパクトなUSB-DAC/ヘッドホンアンプの「Herus」(関連ニュース)、据え置きの小型DAC/ヘッドホンアンプ「CONCERO」シリーズ(関連ニュース)などのデモが行われていた。

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