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公開日 2014/06/28 19:05
<ポタフェス>カスタムIEMブランド大盛況 − UMの12ドライバー搭載機や同軸ダイナミックモデルなど
くみたてLabの純銀イヤホンも
e☆イヤホン主催のポータブルオーディオ製品イベント「ポータブルオーディオフェスティバル(通称:ポタフェス)」が開催されている。本記事では、カスタムIEM製品を手がけるブランドの出展内容を中心にご紹介する。
■JH Audio/Unique Melody/ALO audio/CEntrance
ミックスウェーブのブースでは、同社が取り扱う各ブランドの新製品を一挙に試聴できるデモブースを展開している。中でもカスタムIEMブランド Unique Melodyからは、開発中製品のプロトタイプ3機種が参考出展されている。いずれも製品名もまだ決定していない。
1つ目は、12基のドライバーを搭載するモデル。同じミックスウェーブが取り扱うJH Audioにもドライバーを12基搭載する「Roxanne」があるが、それとは内部構成が完全に異なっており、Unique Melodyの方は低域×4/中域×4/高域×2/スーパートゥイーター×2の4ウェイ構成を採用している。
2つ目は、2基のダイナミックドライバーを同軸上に配置した「同軸ダイナミックドライバー搭載モデル」で、低域用に10mm/高域用に8mmのダイナミックドライバーを搭載している。3つ目は、13mmのダイナミックドライバーを1基搭載したモデルだ。
Unique Melodyの上記3モデルともドライバー構成以外の詳細は未定で、製品化も明らかになっていない。今回のポタフェスの会場では、ミックスウェーブの宮永氏自らチューニングした実機を試聴することができる。
そのほかにも同社ブースでは、Cypher Labsブランドからフルディスクリート構成のポータブルヘッドホンアンプ「Algorhythm Picollo」が参考出展されている。こちらは7月中旬〜下旬頃の発売を予定しており、実勢価格は58,000円程度になる見込みとのことだ。
上述の通りフルディスクリート構成で、オペアンプを使用せずアンプ部を独自設計しており、厳選した計10ペアのICトライオードを使用していることが大きな特徴。音質傾向としては、原音に忠実な再生を狙っているという。周波数特性は5Hz〜50kHz(±1dB)。
入出力用に3.5mmステレオミニを1系統ずつ備えるというシンプルな仕様で、外形寸法55W×18H×85Dmm、質量140gと、コンパクトなサイズを実現していることもポイント。さらにバッテリーはUSB充電に対応しており、約4時間の充電で最大30時間のバッテリー寿命を確保した。
なお、ミックスウェーブでは今回のポタフェス会場で、Beat Audioのイヤホンケーブルの中から純銀採用の最上位モデル「Oslo ll」の数量限定販売を行う予定だったが、既に事前予約で完売してしまったそうだ。同社ブース内ではOslo llの試聴のみ行うことができる。
■くみたてLab
くみたてLabは、同社が手がけてきたカスタムIEM製品各種のほかに、同社初のユニバーサルモデルとなる「Trio」も参考出展している。本機は純銀製の筐体が特徴的で、開発に際しては3Dプリンターで筐体の原型を作成し、それを元にして型をとったという。
内部は低域用にダイナミックドライバー×1、中高域用にバランスドアーマチュアドライバー×2を搭載するハイブリッド構成を採用。BAドライバーにはノールズ「DWFK」を使用する。イヤホン本体には音質調整用のネジを備えており、ドライバーなどで回して低域と中高域のバランスを調整することができる。一般発売は8月以降で、価格は10万円以下を予定しているとのこと。
■canalworks
カナルワークスは、本日受注開始したカスタムIEM最新モデル「CW-L71(関連ニュース)」をメインに試聴デモを実施している。価格は14万円(税抜)。
本機は3ウェイ/8ドライバーを搭載するモデルで、構成は低域×2/中域×2/高域×4。同社のカスタムIEM製品で高域に4ドライバーを採用する仕様は今回が初めてで、これはハイレゾ再生を意識して高域の再現性を高めたとのことだ。
また、調整用の抵抗部品を本体外側から交換できる同社独自の「PSTS」搭載モデルも15万円でラインナップしており、低域調整はこのPSTSで行えるため、今回は高域側のドライバー構成にこだわったという。
なお、基本的には6ドライバー搭載の従来モデル「CW-L51a」をベースに開発しているが、単純に内部ドライバーを変更しただけではなく、イヤホン出力部の2つの穴の口径を変えるなどして、最適な音質となるようイヤホン全体でチューニングを施している。
■J-PHONIC
J-PHONICのブースでは、同社がこれまでに手がけてきたSensaphonicsブランドのカスタムIEM製品のほか、国内向けに展開している“耳型を採らなくて良いイヤモニ”「m2」「k2」もあわせて精力的な試聴デモを展開している。
なお今回のポタフェス会場では、SensaphonicsのカスタムIEMの注文者を対象としたMMCXリケーブルの無料サービスも実施している。イベント2日目となる明日29日も実施するとのことだ。
■COMPLY
コンプライのブースでは、従来のイヤホンチップ製品の販売のほかに、カスタムIEM用のイヤホンチップ「ソフトラップス」の展示と販売も行っている。
ソフトラップスは、カスタムIEMのノズル部分に巻き付けるタイプのイヤホンチップで以前より販売していたものだが、今回は素材に使用しているポリウレタンの比率を変えることでさらに装着性を高めたマイナーチェンジモデルをラインナップしている。価格は1,800円。
■JH Audio/Unique Melody/ALO audio/CEntrance
ミックスウェーブのブースでは、同社が取り扱う各ブランドの新製品を一挙に試聴できるデモブースを展開している。中でもカスタムIEMブランド Unique Melodyからは、開発中製品のプロトタイプ3機種が参考出展されている。いずれも製品名もまだ決定していない。
1つ目は、12基のドライバーを搭載するモデル。同じミックスウェーブが取り扱うJH Audioにもドライバーを12基搭載する「Roxanne」があるが、それとは内部構成が完全に異なっており、Unique Melodyの方は低域×4/中域×4/高域×2/スーパートゥイーター×2の4ウェイ構成を採用している。
2つ目は、2基のダイナミックドライバーを同軸上に配置した「同軸ダイナミックドライバー搭載モデル」で、低域用に10mm/高域用に8mmのダイナミックドライバーを搭載している。3つ目は、13mmのダイナミックドライバーを1基搭載したモデルだ。
Unique Melodyの上記3モデルともドライバー構成以外の詳細は未定で、製品化も明らかになっていない。今回のポタフェスの会場では、ミックスウェーブの宮永氏自らチューニングした実機を試聴することができる。
そのほかにも同社ブースでは、Cypher Labsブランドからフルディスクリート構成のポータブルヘッドホンアンプ「Algorhythm Picollo」が参考出展されている。こちらは7月中旬〜下旬頃の発売を予定しており、実勢価格は58,000円程度になる見込みとのことだ。
上述の通りフルディスクリート構成で、オペアンプを使用せずアンプ部を独自設計しており、厳選した計10ペアのICトライオードを使用していることが大きな特徴。音質傾向としては、原音に忠実な再生を狙っているという。周波数特性は5Hz〜50kHz(±1dB)。
入出力用に3.5mmステレオミニを1系統ずつ備えるというシンプルな仕様で、外形寸法55W×18H×85Dmm、質量140gと、コンパクトなサイズを実現していることもポイント。さらにバッテリーはUSB充電に対応しており、約4時間の充電で最大30時間のバッテリー寿命を確保した。
なお、ミックスウェーブでは今回のポタフェス会場で、Beat Audioのイヤホンケーブルの中から純銀採用の最上位モデル「Oslo ll」の数量限定販売を行う予定だったが、既に事前予約で完売してしまったそうだ。同社ブース内ではOslo llの試聴のみ行うことができる。
■くみたてLab
くみたてLabは、同社が手がけてきたカスタムIEM製品各種のほかに、同社初のユニバーサルモデルとなる「Trio」も参考出展している。本機は純銀製の筐体が特徴的で、開発に際しては3Dプリンターで筐体の原型を作成し、それを元にして型をとったという。
内部は低域用にダイナミックドライバー×1、中高域用にバランスドアーマチュアドライバー×2を搭載するハイブリッド構成を採用。BAドライバーにはノールズ「DWFK」を使用する。イヤホン本体には音質調整用のネジを備えており、ドライバーなどで回して低域と中高域のバランスを調整することができる。一般発売は8月以降で、価格は10万円以下を予定しているとのこと。
■canalworks
カナルワークスは、本日受注開始したカスタムIEM最新モデル「CW-L71(関連ニュース)」をメインに試聴デモを実施している。価格は14万円(税抜)。
本機は3ウェイ/8ドライバーを搭載するモデルで、構成は低域×2/中域×2/高域×4。同社のカスタムIEM製品で高域に4ドライバーを採用する仕様は今回が初めてで、これはハイレゾ再生を意識して高域の再現性を高めたとのことだ。
また、調整用の抵抗部品を本体外側から交換できる同社独自の「PSTS」搭載モデルも15万円でラインナップしており、低域調整はこのPSTSで行えるため、今回は高域側のドライバー構成にこだわったという。
なお、基本的には6ドライバー搭載の従来モデル「CW-L51a」をベースに開発しているが、単純に内部ドライバーを変更しただけではなく、イヤホン出力部の2つの穴の口径を変えるなどして、最適な音質となるようイヤホン全体でチューニングを施している。
■J-PHONIC
J-PHONICのブースでは、同社がこれまでに手がけてきたSensaphonicsブランドのカスタムIEM製品のほか、国内向けに展開している“耳型を採らなくて良いイヤモニ”「m2」「k2」もあわせて精力的な試聴デモを展開している。
なお今回のポタフェス会場では、SensaphonicsのカスタムIEMの注文者を対象としたMMCXリケーブルの無料サービスも実施している。イベント2日目となる明日29日も実施するとのことだ。
■COMPLY
コンプライのブースでは、従来のイヤホンチップ製品の販売のほかに、カスタムIEM用のイヤホンチップ「ソフトラップス」の展示と販売も行っている。
ソフトラップスは、カスタムIEMのノズル部分に巻き付けるタイプのイヤホンチップで以前より販売していたものだが、今回は素材に使用しているポリウレタンの比率を変えることでさらに装着性を高めたマイナーチェンジモデルをラインナップしている。価格は1,800円。