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公開日 2014/09/07 13:42

<IFA>SMS Audio、Intelと開発中の心拍数計測イヤホン「BioSport」をアピール

日本では年内にリリース予定
編集部:杉浦みな子
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ドイツ・ベルリンにて現地時間9月5日から開催されている「IFA 2014」。SMS Audioのブースでは、Intel Corporationと共同開発中のイヤホン「BioSport」を目玉にアピールしている。

BioSport

SMS Audioは、2011年に誕生したアメリカのブランド。CEO兼ブランド大使にヒップホップ・アーティストの「50 CENT」を起用している。“SMS”の名は「Studio Mastered Sound」の略で、スタジオ録音された音源の忠実な再現をテーマに製品開発を行っている。今回のIFAでは“スポーツ”をテーマに掲げ、音楽を聴きながらスポーツをより良く楽しめるような製品を積極的に訴求している。

“スポーツ”をテーマにブランド訴求を行っている

ブース内でメインにアピールしているBioSportは、Intel Corporationと共同開発中の心拍数を計測できるイヤホン。既に2014年第4四半期に発売することがアナウンスされているが、価格等の詳細は明らかになっていない。日本では年内のリリースを目指しているという。今回のIFAでもモックのみの展示であったが、ブース内には多くのメディアが取材に訪れていた。

開発中の製品であるため、今回の展示品はモック

イヤホン筐体部

心拍数等を計測できる光センサーを筐体内に組み込んでいることが最大の特徴で、耳の内側の血流から心拍数を測るシステムとしている。

光センサー部分。ここで耳の内側の血流から心拍数を測定する

測定システムの説明(英語)

専用アプリ「RunKeeper」を用意しており、心拍数や走った距離、ペース、消費カロリーなど本機で計測したデータをアプリと同期して管理することができる。アプリをダウンロードしたスマホ/タブレットなどのデバイスにBioSportを装着するだけで、誰でも簡単に使用することができる。

ケーブルにはスマホ通話のON/OFF操作が行えるリモコンを装備しているが、このリモコン部に、Intelが開発したというウェルネデータを正確に計測するためのCPUを組み込んでいる。

スマホ通話のON/OFF操作が行えるリモコン部に、Intelが開発した新しいCPUを組み込む

なお、イヤホン本体には電源を搭載していない。スマホなどの接続デバイスから3.5mmミニ端子経由で給電するシステムを採用し、Intelの技術によりCPUの駆動が行えるように進化させている。本体に電源を搭載していないため、軽量性を確保していることもポイントだ。

そのほか、現在開発中であるため最終仕様は決定していないが、スポーツ向けとして最低でもIPX4相当の防滴性能も搭載する予定とのこと。本体カラーはイエロー、ブルー、シルバーの3色をラインナップする。

なお、こういったウェルネス系の製品ではリストバンド型のウェアラブル端末が多くラインナップされているが、手首に巻き付けるタイプはスポーツ中に動いてしまい、装着個所にズレが生じやすくもある。SMS Audioとしては、BioSportは耳内に装着するためにズレが生じにくく、より正確なウェルネスデータを計測できることもあわせてアピールしている。

そのほか、日本未導入のワイヤレスヘッドホン「Sync」シリーズや、ポタフェスで公開されていたスターウォーズコラボモデルなども大きくアピールしている

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