• ブランド
    特設サイト
公開日 2014/10/07 19:33

<CEATEC>新規格“SeeQVault”強力訴求 − 各社開発中の対応製品&アプリなど続々登場

SeeQVault非対応機向けの製品やアプリも
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
「CEATEC JAPAN 2014」が10月7日から千葉・幕張メッセで開催されている。本記事では、新規格「SeeQVault(シーキューボルト)」のライセンスを取り扱うNSM INTIATIVESのブース出展内容をご紹介したい。

NSM INTIATIVESのブース

ブース内では、同規格に対応する録画機器や保存デバイス、アプリなどを開発する各メーカー別の展示コーナーを設け、録画・保存・再生の様々な環境におけるSeeQVaultの対応状況をアピールしている。現在開発中のSeeQVault対応製品もいくつか参考出展されており、今後のさらなる技術拡充を示唆する展示を行っている。

いち早くSeeQVaultに準拠するテレビ/レコーダーを発表したパナソニックのコーナーでは、同社製対応機器のほかに、すでに発表されているアイ・オー・データ機器製の外付けUSB-HDDもあわせて展示。さらに、バッファロー製のSeeQVault対応外付けUSB-HDDも参考出展しており、近日中の製品化が見込まれる。

パナソニックコーナー

バッファロー製のSeeQVault対応外付けUSB-HDDも参考出展

なお、アイ・オー・データ機器も個別でコーナーを設けており、先日発表した録画用ハードディスク“AVHD-AUSQシリーズ”と“AVHD-USQ”シリーズの実機を展示している。

“AVHD-AUSQシリーズ”と“AVHD-USQ”シリーズ

また、東芝のコーナーでも、SeeQVault対応の同社製BDレコーダーおよび外付けUSB-HDDのデモ機が参考出展されており、テレビと組み合わせた試聴デモを実施している。こちらは製品化スケジュールは未定とのこと。さらに、Windows向けのSeeQVault対応プレーヤーアプリも参考展示していた。

東芝のSeeQVault対応BDレコーダー(左)と、同外付けUSB-HDD(右)。いずれも参考出展で、製品化の時期は未定


東芝コーナー

Windows向けのSeeQVault対応プレーヤーアプリも参考展示
ソニーのコーナーでは、同社のSeeQVault対応現行品であるmicroSDHCカード製品とポータブルワイヤレスサーバー「WG-C20」をメインに展示。nasneなどのコンテンツを、SeeQVault対応SDカード内に保存し、ネットワーク経由で様々なデバイスを使って楽しむなど、他社製品も含めた展示で最新のSeeQVault活用方法をアピールしている。

ソニーコーナーでは他社製品もあわせた展示を行い、現在のSeeQVault活用方法をアピールしている

同社のSeeQVault対応現行品であるmicroSDHCカード製品とポータブルワイヤレスサーバー「WG-C20」をメインに展示

デジオンのコーナーでは、Windows向けに提供中のデスクトップアプリ「SeeQVault Media Converter」をデモ。本ソフトウェアを使用することで、PCにUSB接続されたSeeQVault対応機器を認識し、機器内に保存されている録画番組を再生およびDTCP-IP配信できるようになる。ネットワークダビング機能にも対応しており、SeeQVault非対応機器からムーブした録画番組を、本アプリを介してSeeQVault対応機器に書き出すといったこともできる。

デジオンコーナー。Windows向けに提供中のデスクトップアプリ「SeeQVault Media Converter」をデモ

ピクセラのコーナーでは、SeeQVault対応機器に保存されたコンテンツを再生できるWindows用とAndroid用のアプリを参考出展。こちらは具体的な提供開始時期などは未定とのことだ。

ピクセラのコーナーでは、SeeQVault対応機器に保存されたコンテンツを再生できるWindows用とAndroid用のアプリを参考出展

メディアロジックは、SeeQVault変換アダプター「SQVA(スキューバ)」を出展している。本機は、SeeQVault対応USB-SATA変換LSIで、USB3.0(5Gbps)- SATA 6Gbpsに対応した製品。本機を接続することで、SeeQVault非対応のUSB-HDD/SSDを簡単にSeeQVault対応機器にすることができる。テレビ/レコーダーなどの録画機器と、SeeQVault非対応USB-HDD/SSDの間に接続して使用する。

メディアロジックのSQVA(スキューバ)

このようにSeeQVault非対応のUSB-HDD/SSDに接続して使う

なお、SeeQVault規格に対応する録画機器としては、先日パナソニックからテレビ/レコーダー製品が発表されたばかりで、現在のところ公式には「パナソニック製品で録画したコンテンツをそのほかの同社製品でも引き継いで再生できる」というアナウンス内容になっているが、NSM INTIATIVESでは他社製品同士の互換についても取り組みを行っているとのことだ。今回参考出展されていた対応モデルの製品化も含め、今後の発展に期待が掛かる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマハの最新ブックシェルフスピーカーで80年代ヒットナンバーを存分に楽しもう!NS-800A/NS-600Aの音の違いもチェック
2 「パリ2024オリンピック」の応援のお供に!地デジからBS 4K・8Kまで中継放送スケジュールを一挙公開
3 「多くの方にデノンの音を届けたい」、最上位アナログプレーヤー「DP-3000NE」開発者の声を聞く
4 デノン、旗艦プリメイン「PMA-3000NE」。差動1段アンプなど“究極のシンプル”を追求
5 老舗デノンが打ち出す「新しいHi-Fiのカタチ」。HDMI搭載小型プリメイン「DENON HOME AMP」を聴く
6 ソナス・ファベール、“至高” のフラグシップスピーカー「Suprema」。1億5400万円から
7 Amazon Music、「FUJI ROCK FESTIVAL ‘24」の配信タイムテーブルを公開
8 ラックスマン、USB DAC「DA-07X」。D-07Xからプレーヤー機能省きDAC単体機としてブラッシュアップ
9 SIMGOT、1DD/8BA/1ピエゾのドライバー基搭載トライブリッド型イヤホン「EM10」
10 PS5、3Dオーディオの個人最適化が可能に。リモートプレイのユーザーごと有効化など新ベータ配信
7/26 11:45 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX