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公開日 2015/04/27 10:27
メッセ・ベルリンCEOが語る「IFA2015」の見所 − ウェアラブルや新技術展示に注力
IFA2015 GPCレポート
IFAを主催するメッセ・ベルリンは、マルタで開催されているIFA2015グローバル・プレスカンファレンスのイベント3日目に記者説明会を開催。CEOのクリスチャン・ゲーケ氏が今年のIFA2015の見所を紹介した。
トレードビジターからジャーナリスト、一般来場者を集めて毎年世界最大規模で開催されるエレクトロニクスショーであるIFAは近年、期間中の受注総額、および来場者数の双方において右肩上がりの成長を続けてきた。「IFAに参加することがビジネスの成功への近道」という評判が各方面に広がり、出展申し込みはオーバーブッキングが続いているという。昨年には待望されていた新ホール「CityCube」もオープンし、実質展示面積が約15万平方メートルに迫る規模となった。
ゲーケ氏は今年も既に出展申し込みがオーバーブッキングの域に到達しているとしながら、「出展社のビジネスの成功をサポートすることがIFAの役割であり、多くの来場者の方々に楽しんでいただけるイベントにするため、今年も全力を尽くしたい」と意気込みを述べた。
昨年もオーディオ・ビジュアルのフィールドでは「4K」「ハイレゾ」に代表される重要なマイルストーンとなる製品や技術、サービスがIFAを舞台に発表された。ゲーケ氏は「グローバルなトレンドセッターとしてのIFAの役割は年々高まるばかり」とアピールし、注目を背に受けながら、新たな決意を持って前進していくと表明した。その上で「今年もIFA2015がエレクトロニクス産業に良いインパクトを与えられるよう、成功を収めたい」と述べた。
今年のIFAは9月4日から9日までの6日間に渡って開催される。「6日間・6分野」というアウトラインが変更されることはないが、新たにIT・モバイル系の製品やサービスに関連する出展が増えてきたことから、今年は特に“ウェアラブル”にスポットを当てた「フィットネス&スポーツ」エリアを特設する計画もあるようだ。またスタートアップ系の企業によるサービスや製品を集めた展示エリアを「IFA TechWatch & Starters」として新設する。「IFA TechWatch」そのものは近未来を視野に入れた研究成果を展示する特設ゾーンとして従来から実施されてきたものだが、スポットライトが当たっている先進技術を取り込むことで、IFAのオープン性と先進性をより強くアピールしていく狙いもあるようだ。
なお、9月2日・3日の両日はプレスを対象としたプレイベント期間となり、期間中は出展メーカーによるカンファレンスやブースのプレオープンなどが実施される。今回のグローバル・プレスカンファレンスの場で出展社に関する詳細が語られることはなかったが、グローバル・プレスカンファレンス自体にマイクロソフトが参加してスピーチを行ったことから推察すると、今年はIFAにマイクロソフトが初参加を果たす可能性も高いと思われる。日本企業では、特にソニーやパナソニックがIFA出展に注力しているが、他社の出展状況などを含め、夏頃には明らかになるであろう続報を期待したい。
ホームアプライアンスの分野は出展面積も拡張され、より賑やかになりそうだ。今回のグローバル・プレスカンファレンスではゲーケ氏から、アメリカの大手メーカー、ワールプールがIFAに初出展することが発表された。同社の展示会場は今まで「コミュニケーションゾーン」として、IT・通信系の出展社が軒を連ねていた「ホール9」になる見込みだが、勢いのあるIT・通信系の展示が減るというわけではなく、コミュニケーションゾーンは別のホールに移動し、ホームアプライアンスゾーンと導線のバランスを整える狙いもあるようだ。なお今年はケルンで隔年開催されているデジタルイメージングの見本市「フォトキナ」が開催されない年であるため、IFAに出展するメーカーも増えるだろう。日本からはリコーイメージングが参加を予定しているようだ。
昨年からスタートした、IFAと併催されるカンファレンス形式のイベント「IFA+Summit」は、今年も9月7日・8日の2日間に渡って実施される。当イベントにはエレクトロニクス、ホームアプライアンス、IT・通信、プロダクトデザインなど各分野を代表する有識者が集まり、「Mobility」「Health」「Big Data」「Design」「Home」「Entertainment」の6つのトピックスについて未来の展望を語り合うトークセッションや基調講演、パネルディスカッションが実施される。今年も同じトピックスを継続しながら、参加予定の有識者のリストが少しずつ固まり始めているようだ。
IFAの開催期間に実施されるインターナショナル・キーノートの登壇者等についても、今回のイベントでは明らかにされなかった。例年通りであれば、開催直前の7・8月頃に発表されるものと思われる。今年のIFAも充実したプログラム内容になることを期待したい。
トレードビジターからジャーナリスト、一般来場者を集めて毎年世界最大規模で開催されるエレクトロニクスショーであるIFAは近年、期間中の受注総額、および来場者数の双方において右肩上がりの成長を続けてきた。「IFAに参加することがビジネスの成功への近道」という評判が各方面に広がり、出展申し込みはオーバーブッキングが続いているという。昨年には待望されていた新ホール「CityCube」もオープンし、実質展示面積が約15万平方メートルに迫る規模となった。
ゲーケ氏は今年も既に出展申し込みがオーバーブッキングの域に到達しているとしながら、「出展社のビジネスの成功をサポートすることがIFAの役割であり、多くの来場者の方々に楽しんでいただけるイベントにするため、今年も全力を尽くしたい」と意気込みを述べた。
昨年もオーディオ・ビジュアルのフィールドでは「4K」「ハイレゾ」に代表される重要なマイルストーンとなる製品や技術、サービスがIFAを舞台に発表された。ゲーケ氏は「グローバルなトレンドセッターとしてのIFAの役割は年々高まるばかり」とアピールし、注目を背に受けながら、新たな決意を持って前進していくと表明した。その上で「今年もIFA2015がエレクトロニクス産業に良いインパクトを与えられるよう、成功を収めたい」と述べた。
今年のIFAは9月4日から9日までの6日間に渡って開催される。「6日間・6分野」というアウトラインが変更されることはないが、新たにIT・モバイル系の製品やサービスに関連する出展が増えてきたことから、今年は特に“ウェアラブル”にスポットを当てた「フィットネス&スポーツ」エリアを特設する計画もあるようだ。またスタートアップ系の企業によるサービスや製品を集めた展示エリアを「IFA TechWatch & Starters」として新設する。「IFA TechWatch」そのものは近未来を視野に入れた研究成果を展示する特設ゾーンとして従来から実施されてきたものだが、スポットライトが当たっている先進技術を取り込むことで、IFAのオープン性と先進性をより強くアピールしていく狙いもあるようだ。
なお、9月2日・3日の両日はプレスを対象としたプレイベント期間となり、期間中は出展メーカーによるカンファレンスやブースのプレオープンなどが実施される。今回のグローバル・プレスカンファレンスの場で出展社に関する詳細が語られることはなかったが、グローバル・プレスカンファレンス自体にマイクロソフトが参加してスピーチを行ったことから推察すると、今年はIFAにマイクロソフトが初参加を果たす可能性も高いと思われる。日本企業では、特にソニーやパナソニックがIFA出展に注力しているが、他社の出展状況などを含め、夏頃には明らかになるであろう続報を期待したい。
ホームアプライアンスの分野は出展面積も拡張され、より賑やかになりそうだ。今回のグローバル・プレスカンファレンスではゲーケ氏から、アメリカの大手メーカー、ワールプールがIFAに初出展することが発表された。同社の展示会場は今まで「コミュニケーションゾーン」として、IT・通信系の出展社が軒を連ねていた「ホール9」になる見込みだが、勢いのあるIT・通信系の展示が減るというわけではなく、コミュニケーションゾーンは別のホールに移動し、ホームアプライアンスゾーンと導線のバランスを整える狙いもあるようだ。なお今年はケルンで隔年開催されているデジタルイメージングの見本市「フォトキナ」が開催されない年であるため、IFAに出展するメーカーも増えるだろう。日本からはリコーイメージングが参加を予定しているようだ。
昨年からスタートした、IFAと併催されるカンファレンス形式のイベント「IFA+Summit」は、今年も9月7日・8日の2日間に渡って実施される。当イベントにはエレクトロニクス、ホームアプライアンス、IT・通信、プロダクトデザインなど各分野を代表する有識者が集まり、「Mobility」「Health」「Big Data」「Design」「Home」「Entertainment」の6つのトピックスについて未来の展望を語り合うトークセッションや基調講演、パネルディスカッションが実施される。今年も同じトピックスを継続しながら、参加予定の有識者のリストが少しずつ固まり始めているようだ。
IFAの開催期間に実施されるインターナショナル・キーノートの登壇者等についても、今回のイベントでは明らかにされなかった。例年通りであれば、開催直前の7・8月頃に発表されるものと思われる。今年のIFAも充実したプログラム内容になることを期待したい。