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公開日 2017/09/28 11:00
JVC、4Kプロジェクター「DLA-X990R」「DLA-X590R」。最新世代「4K e-shift 5」搭載
D-ILA 20周年記念モデルも
JVCケンウッドは、アルゴリズムを一新した最新世代の4K e-shift 5テクノロジーを搭載した4K HDR(HDR10)対応D-ILAプロジェクター「DLA-X990R」と「DLA-X590R」を10月中旬に発売する。価格はDLA-X990Rが90万円(税抜)で、DLA-X590Rはオープン価格だが55万円前後での実売が予想される。
これに加え、厳選に厳選を重ねた上質な部材のみを用いることでネイティブコントラスト20万対1を実現するなどしたD-ILA20周年記念モデル「DLA-20LTD」も発売。こちらは全世界30台前後の限定販売で、「まだ未確定だが、日本には数台程度しか入ってこないのではないか」(同社スタッフ)という。価格は110万円(税抜)。
いずれもIFAで海外発表されたモデル(a href="/news/d-av/201709/03/42024.html"target="_blank"の日本市場投入が明らかになった格好。DLA-X990RとDLA-X590Rともに解像度1,920×1,080の0.7型D-ILAデバイス3基を搭載するが、ネイティブコントラスト比や輝度などに差がある。
HDMI端子は両機とも2系統で、18Gbps 4K伝送およびHDCP2.2に対応。4K/60p 4:4:4や4K/60p 4:2:2/36bit、4K/24p 4:4:4/36bitなど、18Gbpsの伝送帯域に対応したフルスペックの4K映像入力が行える。
1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増し、4K映像を実現する独自技術「e-shift テクノロジー」が従来の“4”から“5”へと進化。世の中に4Kコンテンツが増えてきたことを受け、アルゴリズムを一新した。従来よりも検出の範囲を二倍に増やすことで斜め方向の精度を飛躍的に高め、静止画・動画両方の精細感が大幅に向上するとともに、よりノイズの少ないクリアな映像を実現したとしている。
上位機のX990Rは、従来から引き続きオートHDRピクチャーモードとガンマ調整機能を備えるほか、明るさ重視/色重視を選べる二つのカラープロファイルを新たに搭載。明るさ重視の場合はプロファイルを「HDR」をにしてシネマフィルターをオフにすることで従来よりも20%明るく、色を重視したい場合はBT.2020のカラープロファイル、シネマフィルターオンの設定になる。
また、新たに「インテリジェント・レンズ・アパーチャー」も搭載。黒レベルを自動制御するインテリジェント・レンズ・アパーチャーを組み合わせることでHDR視聴時にもD-ILA素子の高いネイティブコントラストをさらに活かし、暗いシーンでの微妙なグラデーションを再現するとしている。
さらに、Ultra HD Blu-ray(UHD BD)等のHDRコンテンツに含まれるマスタリング情報の表示にも新たに対応。MaxCLL、FALLを表示できるようになった。
265Wの超高圧水銀ランプと高効率化した光学エンジンの組み合わせによって、輝度を前モデルの1,900ルーメンから2,000ルーメンへとアップ。さらに、画素ギャップが狭く光の利用効率が高いD-ILAデバイスとの組み合わせで、緻密でなめらか、かつパワフルな映像を実現するという。これにより、リビングルーム等の遮光が難しい環境下においても鮮明で迫力ある4K映像を楽しめるとしている。
独自のD-ILAデバイスと高出力ランプに対応したワイヤグリッド採用の光学エンジンにより、X990Rでネイティブコントラスト16万対1を実現。入力映像を独自アルゴリズムで解析し、インテリジェント・レンズ・アパーチャーとの組み合わせで、ダイナミックコントラストは160万対1を実現した。
PC信号やゲームなどの表示遅延を提言する「ピュアダイレクトモード」も新搭載。4K 10bitや12bit等の高帯域な信号を変換なく処理可能なため、映像自体のクオリティーを損なうことなく入力からパネルまで表示し、映画コンサート等のコンテンツも一段と高画質に楽しめるという。
なお同モードは、一般的に低遅延モードと呼ばれているものと同じ概念のもの。「一般的な低遅延モードは他の機能をオフにすることで低遅延にすることが多いが、本機ではモードをオンにしても他の機能が犠牲になることなく高画質を楽しめる。このことから低遅延モードではなくピュアダイレクトモードと名付けた」(同社スタッフ)という。
高画質映像処理技術「MPC(Multiple Pixel Control)」も進化。新解析アルゴリズムにより、4K映像に加えてフルHD映像もより高精細な4K映像に変換するという。従来のバンド処理と比べ、より高帯域に重点を置いて画像検出を行うことで、究極の臨場感とボケ感を両立したとしている。
独自の色再現技術「リアル・カラー・イメージング・テクノロジー」も搭載。映像の色情報を正確に把握し再現することで、色再現性を飛躍的に高めたという。また、DCIの色域に対応したカラーフィルターにより、オリジナルに忠実な色再現を可能にしたとしている。
そのほかレンズリングの色にゴールドを採用した点も従来との違い。「久しぶりの900番台型番製品ということで、我々の国内向けモデルとしては初めてゴールドのレンズリングを採用した」という。
X590Rは輝度が1,800ルーメンで、ネイティブコントラスト4万対1、ダイナミックコントラスト40万対1というモデル。X990Rが本体色ブラックのみでの展開であるのに対し、本機はブラックとホワイトの2色を用意している。
X990Rと同じくインテリジェント・レンズ・アパーチャーやピュアダイレクトモードを新たに搭載するほか、MaxCLL、FALLの情報表示にも対応している。
レンズはオールガラスレンズでオートアイリス機能も装備。倍速補間も4Kまで全信号に対応している。
D-ILA20周年記念モデル「DLA-20LTD」は、X990Rをベースにしつつさらに厳選したD-ILAデバイスと光学パーツを使用することで、20万対1のネイティブコントラストを実現した。
JVCブランドのコーポレートカラーであるレッドを本体色に採用したほか、天板も20周年を記念した特別仕様にしている。加えて、プロジェクター起動時には20周年記念ロゴも表示される。
これに加え、厳選に厳選を重ねた上質な部材のみを用いることでネイティブコントラスト20万対1を実現するなどしたD-ILA20周年記念モデル「DLA-20LTD」も発売。こちらは全世界30台前後の限定販売で、「まだ未確定だが、日本には数台程度しか入ってこないのではないか」(同社スタッフ)という。価格は110万円(税抜)。
いずれもIFAで海外発表されたモデル(a href="/news/d-av/201709/03/42024.html"target="_blank"の日本市場投入が明らかになった格好。DLA-X990RとDLA-X590Rともに解像度1,920×1,080の0.7型D-ILAデバイス3基を搭載するが、ネイティブコントラスト比や輝度などに差がある。
HDMI端子は両機とも2系統で、18Gbps 4K伝送およびHDCP2.2に対応。4K/60p 4:4:4や4K/60p 4:2:2/36bit、4K/24p 4:4:4/36bitなど、18Gbpsの伝送帯域に対応したフルスペックの4K映像入力が行える。
1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増し、4K映像を実現する独自技術「e-shift テクノロジー」が従来の“4”から“5”へと進化。世の中に4Kコンテンツが増えてきたことを受け、アルゴリズムを一新した。従来よりも検出の範囲を二倍に増やすことで斜め方向の精度を飛躍的に高め、静止画・動画両方の精細感が大幅に向上するとともに、よりノイズの少ないクリアな映像を実現したとしている。
上位機のX990Rは、従来から引き続きオートHDRピクチャーモードとガンマ調整機能を備えるほか、明るさ重視/色重視を選べる二つのカラープロファイルを新たに搭載。明るさ重視の場合はプロファイルを「HDR」をにしてシネマフィルターをオフにすることで従来よりも20%明るく、色を重視したい場合はBT.2020のカラープロファイル、シネマフィルターオンの設定になる。
また、新たに「インテリジェント・レンズ・アパーチャー」も搭載。黒レベルを自動制御するインテリジェント・レンズ・アパーチャーを組み合わせることでHDR視聴時にもD-ILA素子の高いネイティブコントラストをさらに活かし、暗いシーンでの微妙なグラデーションを再現するとしている。
さらに、Ultra HD Blu-ray(UHD BD)等のHDRコンテンツに含まれるマスタリング情報の表示にも新たに対応。MaxCLL、FALLを表示できるようになった。
265Wの超高圧水銀ランプと高効率化した光学エンジンの組み合わせによって、輝度を前モデルの1,900ルーメンから2,000ルーメンへとアップ。さらに、画素ギャップが狭く光の利用効率が高いD-ILAデバイスとの組み合わせで、緻密でなめらか、かつパワフルな映像を実現するという。これにより、リビングルーム等の遮光が難しい環境下においても鮮明で迫力ある4K映像を楽しめるとしている。
独自のD-ILAデバイスと高出力ランプに対応したワイヤグリッド採用の光学エンジンにより、X990Rでネイティブコントラスト16万対1を実現。入力映像を独自アルゴリズムで解析し、インテリジェント・レンズ・アパーチャーとの組み合わせで、ダイナミックコントラストは160万対1を実現した。
PC信号やゲームなどの表示遅延を提言する「ピュアダイレクトモード」も新搭載。4K 10bitや12bit等の高帯域な信号を変換なく処理可能なため、映像自体のクオリティーを損なうことなく入力からパネルまで表示し、映画コンサート等のコンテンツも一段と高画質に楽しめるという。
なお同モードは、一般的に低遅延モードと呼ばれているものと同じ概念のもの。「一般的な低遅延モードは他の機能をオフにすることで低遅延にすることが多いが、本機ではモードをオンにしても他の機能が犠牲になることなく高画質を楽しめる。このことから低遅延モードではなくピュアダイレクトモードと名付けた」(同社スタッフ)という。
高画質映像処理技術「MPC(Multiple Pixel Control)」も進化。新解析アルゴリズムにより、4K映像に加えてフルHD映像もより高精細な4K映像に変換するという。従来のバンド処理と比べ、より高帯域に重点を置いて画像検出を行うことで、究極の臨場感とボケ感を両立したとしている。
独自の色再現技術「リアル・カラー・イメージング・テクノロジー」も搭載。映像の色情報を正確に把握し再現することで、色再現性を飛躍的に高めたという。また、DCIの色域に対応したカラーフィルターにより、オリジナルに忠実な色再現を可能にしたとしている。
そのほかレンズリングの色にゴールドを採用した点も従来との違い。「久しぶりの900番台型番製品ということで、我々の国内向けモデルとしては初めてゴールドのレンズリングを採用した」という。
X590Rは輝度が1,800ルーメンで、ネイティブコントラスト4万対1、ダイナミックコントラスト40万対1というモデル。X990Rが本体色ブラックのみでの展開であるのに対し、本機はブラックとホワイトの2色を用意している。
X990Rと同じくインテリジェント・レンズ・アパーチャーやピュアダイレクトモードを新たに搭載するほか、MaxCLL、FALLの情報表示にも対応している。
レンズはオールガラスレンズでオートアイリス機能も装備。倍速補間も4Kまで全信号に対応している。
D-ILA20周年記念モデル「DLA-20LTD」は、X990Rをベースにしつつさらに厳選したD-ILAデバイスと光学パーツを使用することで、20万対1のネイティブコントラストを実現した。
JVCブランドのコーポレートカラーであるレッドを本体色に採用したほか、天板も20周年を記念した特別仕様にしている。加えて、プロジェクター起動時には20周年記念ロゴも表示される。
関連リンク
トピック
- ジャンルD-ILAプロジェクター
- ブランドJVC
- 型番DLA-X990R
- 発売日2017年10月中旬
- 価格900000
【SPEC】●解像度:3840×2160 ●レンズ:2倍電動ズーム・フォーカスレンズ、f=21.4〜42.8 mm、F3.2〜4 ●レンズシフト:上下80%、左右34%(電動) ●投写サイズ:60型〜200型 ●消費電力:380W(通常待機時: 1.5W、エコモード待機時: 0.4W) ●ファンノイズ:21dB (ランプモード 低モード時) ●電源:AC100V、50/60Hz ●外形寸法:455W×179H×472Dmm ●質量:15.6 kg
- ジャンルD-ILAプロジェクター
- ブランドJVC
- 型番DLA-X590R
- 発売日2017年10月中旬
- 価格550000
【SPEC】●解像度:3840×2160 ●レンズ:2倍電動ズーム・フォーカスレンズ、f=21.4〜42.8 mm、F3.2〜4 ●レンズシフト:上下80%、左右34%(電動) ●投写サイズ:60型〜200型 ●消費電力:380W(通常待機時: 1.5W、エコモード待機時: 0.4W) ●ファンノイズ:21dB (ランプモード 低モード時) ●電源:AC100V、50/60Hz ●外形寸法:455W×179H×472Dmm ●質量:15.4 kg