• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/11/01 11:00

JVCから新開発ドライバー搭載のイヤホン「SOLIDEGE inner」。ノズルが360度回転、交換で音質調整も

プレミアムライン「CLASS-S」新モデル
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
JVCケンウッドは、同社ヘッドホン/イヤホンのプレミアムライン「CLASS-S」の新製品として、新開発“D3ドライバーユニット”とフルステンレスボディによるソリッドでタイトな高解像サウンドが特徴のハイレゾ対応イヤホン「SOLIDEGE inner(ソリデージインナー)」2機種を11月下旬に発売する。

SOLIDEGE 01 inner

ノズル交換で音色をカスタマイズできる上位機「SOLIDEGE 01 inner(型番:HA-FD01)」と、ノズル交換対応を省いた普及機「SOLIDEGE 02 inner(型番:HA-FD02)」をラインナップ。ともにオープン価格だが、SOLIDEGE 01 innerは40,000円前後、SOLIDEGE 02 innerは28,000円前後での実売が予想される。なお両機ともMMCX端子を採用し、リケーブルに対応している。

SOLIDEGE 02 inner

“01”(左)と“02”(右)の筐体。01はノズル交換が可能なほか時計の竜頭のようなパーツも特徴のひとつ

■新ドライバーで「細部までクリアな心地よいサウンドを実現」

上述のようにフルステンレスボディを採用。高い強度を持つステンレスを採用することで音の雑味を徹底的に排除することを目指し、伸びのある広域と輪郭のある低域表現を実現したとしている。

リケーブルに対応。端子形状はMMCX

ドライバーには、新開発の11mm径「D3ドライバーユニット」を搭載。D3とはDignified(凛とした)、Distinct(明確な)、Delightful(心地よい)の頭文字で、同ドライバーによって細部までクリアな心地よいサウンドを実現するという。再生周波数帯域は8Hz〜52kHz。

新開発のD3ドライバーユニットを搭載

同ドライバーでは、2種類のアモルファスカーボン(DLC/CB)と2種の高分子ポリマー(PEN/PET)を組み合わせた新開発「DLCドームデュアルカーボン振動板」を採用。これにより音楽の細部まで描写するとしている。

また、こちらも新開発の「アキュレートモーションエアダンパー」も搭載。エアダンパーによって正確な振動板の動きを実現するという。

CLASS-SはSOLIDEGEとWOODという2つの軸での展開に

さらに、SOLIDEGE 01 innerではチタニウムドライバーケースを採用。強度に優れるチタニウムによって雑味の徹底的な排除を狙っている。なおSOLIDEGE 02 innerではステンレスドライバーケースとなる。

ノズルが360度自由に回転する新機構「ファインアジャスト機構」も採用。これによって通常掛けと耳掛けスタイルの両方に対応することに加え、自分の耳に合わせた角度に調整してベストフィットするポジションを追求できるようにした。

両モデルとも専用キャリングケースを付属

■上位機はノズル交換で音質カスタマイズ。ハイグレードケーブル&新イヤーピースも

上位機SOLIDEGE 01 innerは、ノズル部を交換できる「Jマウントノズル交換システム」を採用。チタン、ステンレス、真鍮という3種類のノズルを同梱し、ノズル交換によって各金属の音色の違いを楽しめるようにしている。

ノズルを交換して音質をカスタマイズ可能

なお、内部のフィルターなどは3種類とも共通。そのため純粋に金属の種類による音色の違いだけを楽しめるとしている。なお「先入観を持たせないようにしたいため、各金属による音色の特徴などは公式には案内しない」という。

また、SOLIDEGE 01 innerはイヤーピースも従来よりも進化した「スパイラルドット+(プラス)イヤーピース」を新開発して採用。音質劣化の原因となるイヤーピース内の反射音を拡散させるために内壁に設けたディンプルの形状を改良し、細部の描写力をさらに追求した。

イヤーピース内部のディンプル形状を改良したほか素材も変更するなどで装着感と音質の向上を図った

さらに同イヤーピースでは人間の肌に近い力学特性を持つ新素材を採用。ナチュラルなフィット感を実現するとともに、通常のシリコンにはないダンピング効果によって雑味の抑制も図っている。なお、SOLIDEGE 02 innerは従来からのスパイラルドットイヤーピースを引き続き採用している。

ケーブルは両モデルとも前述のようにMMCX端子による着脱式。同時発表のネックバンド型Bluetoothレシーバー「SU-ARX01BT」と本体部を組み合わせてワイヤレスイヤホンとしても使うことができる。

さらにSOLIDEGE 01 innerは本体からプラグまでLchとRchを完全にセパレートした構造の「ハイグレードグルーヴケーブル」を採用。これによりセパレーションの改善と、濁りの抑制による空間表現の向上を図った。加えて芯線構成も見直し。これによって伸びと繊細な表現を実現したとしている。

上位機の“01”はよりグレードの高いケーブルを同梱。なお端子形状が01はストレート、02はL型になっている

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドJVC
  • 型番HA-FD01
  • 発売日2017年11月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
【SPEC】●型式:ダイナミック型 ●ドライバーユニット:口径11mm D3ドライバーユニット ●出力音圧レベル:103dB/1mW ●再生周波数帯域:8Hz〜52kHz ●インピーダンス:16Ω ●最大許容入力:200mW(IEC*) ●ケーブル:MMCX端子型着脱式1.2m、(Y型)OFC線、ハイグレードグルーヴケーブル ●プラグ:3.5mm24金メッキ ステレオミニプラグ(ストレート) ●質量:約20.0g(ケーブル含まず)
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドJVC
  • 型番HA-FD02
  • 発売日2017年11月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格28,000円前後)
【SPEC】●型式:ダイナミック型 ●ドライバーユニット:口径11mm D3ドライバーユニット ●出力音圧レベル:103dB/1mW ●再生周波数帯域:8Hz〜52kHz ●インピーダンス:16Ω ●最大許容入力:200mW(IEC*) ●ケーブル:MMCX端子型着脱式1.2m、(Y型)OFC線、ハイグレードグルーヴケーブル ●プラグ:3.5mm24金メッキ ステレオミニプラグ(ストレート) ●質量:約20.0g(ケーブル含まず)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX