• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/04/04 16:29

<4K8K機材展>NHK、平昌五輪など最新8Kコンテンツを公開/ピクセラ、新4K衛星放送対応チューナー披露

8K対応の業務用プレーヤーやケーブルも
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日4日から6日まで、「4K・8K機材展」が東京ビッグサイト 西ホールで開催されている。本イベントは、放送向けから医療・製造業向けまで、多種多様な4K・8K関連器機が出展されるイベントで、今回が第1回目となる。本項ではNHK、ピクセラなどのブースの模様をお伝えする。

NHKは2018年12月から放送される4K・8K衛星放送をアピールするため、大型スクリーンに8K SUPER Hi-VISIONを映像を投写するシアターを設け、8K映像の魅力をアピールしている。

NHKは8Kスーパーハイビジョンシアターを設けて8Kの魅力をアピールした


披露されたのは、昨年の紅白歌合戦のダイジェスト、平昌オリンピックにおける羽生結弦のフィギュアスケートの演技、サカナクションのライブで、合計約15分。いずれも8K/HDR映像だという。

紅白歌合戦の映像

サカナクションのライブも

8K映像の投写には、パナソニック用の業務用4Kレーザープロジェクターを4台使用。8K映像の出力には、アストロデザインの8K対応インターフェースコンバーター「FC-8216A」を用いた。

8K映像投写には4台の4Kプロジェクターが用いられた。中央のプロジェクターは予備用だという

ピクセラは、先日発表したばかりの新4K衛星放送対応チューナー「PIX-SMB400」(関連ニュース)の実機を披露した。今年10月初旬の発売を予定しており、価格は3万円未満になるという。

新4K・8K衛星放送対応チューナー「PIX-SMB400」

本機は左旋円偏波にて提供される新4K衛星放送の受信に対応。対応のBS/110度アンテナ、4Kテレビと組み合わせることで、新4K衛星放送の視聴が行える。地デジ/BS/CSのチューナーも内蔵。8K放送については受信できない。また、Android TVも内蔵しており、各社の4K映像ストリーミングの視聴やアプリの利用も行える。また、Googleアシスタントによる音声検索にも対応している。

PIX-SMB400用のリモコン

PIXELAブランドの4K/HDR液晶テレビ「PIX-50MX100」

そのほか同社は、同社の液晶テレビブランド PIXELAの4K液晶テレビ「PIX-50MX100」も出展していた。

北京に本社を構えるBOEは、世界最大という110型の8K液晶ディスプレイ、98型の8K液晶ディスプレイ、同社によるクラウド配信システムに対応した“8Kデコード・プレーヤー”を出展。ブース内に設けたスタジオで撮影した8K映像を上記のシステムで再生するデモも行っていた。

110型の8K液晶ディスプレイ

8Kデコード・プレーヤー

そのほか、各社が8Kコンテンツを再生できる業務用プレーヤーをアピール。H.264/HEVC 4:2:0 10bitのリアルタイムでコードに対応したTurboSystem「8K SHV Xjive Player」、Blackmagic Designの4K/60p対応プレーヤーを4台組み合わせて高C/Pの8K再生環境を実現したとする「HyperCUBE MHP-8000」などが出展されていた。

「HyperCUBE MHP-8000」

「8K SHV Xjive Player」

4K8Kの配信に関連したブースも出展。NTTコミュニケーションズによる「映像ネット」は、専用回線を用いた映像配信インフラのサービス。全国のサッカー向けスタジアムをカバーエリアとしており、Jリーグの25試合を同時に配信することが可能。現状では圧縮によるフルHD配信を行っているが、2018年度内には圧縮による4Kおよび非圧縮フルHDの配信の実施を目指している。また将来的には非圧縮4Kおよび8Kの配信も視野に入れているという。

各地から伝送される映像を切り変えるデモ

送信設備が常設されていない施設には、こうした移動式の機材を持ち込んでデコードや配信を行うという

アクティブ光ケーブルを手がけるEverPro AOCは、8K映像の伝送をサポートする光ファイバーHDMIケーブルを出展。同社はもともとIC開発を行うメーカーで、その強みを活かして光電変換モジュールを自社開発。さらに屈曲性の高いファイバーケーブルを用いて、フレキシブルかつノイズの少ない、長距離伝送も可能なHDMIケーブルとしているという。


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX