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公開日 2019/11/02 22:28
<ヘッドフォン祭>FiiO最新DAP「M11 Pro」に長蛇の列。ファーウェイはオープンイヤーANC完全ワイヤレス展示
アンプ、スピーカー製品も多数
11月2日・3日に東京・中野サンプラザで開催中の「秋のヘッドフォン祭2019」。本稿では、エミライやHuaweiなどが出展するブースの模様をレポートする。
エミライのブースでは、同社が取り扱うブランドの発売前の新製品を数多く揃えられていた。FiiOブランドでは初公開のDAP「M11 Pro」に注目が集まった。DACチップに「AK4497EQ」を左右独立で2基、ヘッドホンアンプ回路にフルバランス構成「THX AAA-78」を搭載。「M11」の上位モデルというよりも、同ブランドの「X7 Mark II」の後継に位置づけられるというモデルで、その音を確かめるべく来場者が長蛇の列を作っていた。
Bluetoothヘッドホンアンプ「BTR5」も初公開。SBC/AAC/aptX/aptX LL/aptX HD/LDAC/LHDC/HWAといった多数のコーデックに対応するモデルで、会場では試聴可能なデモ機はまだ用意されなかったが、期待を込め質問する来場者の様子が見られた。FiiOブランドでは超小型DAP「M5」もカラバリを揃えて好調だが、「コンスタントに売れ続けており、オーディオファンだけでなく一般の方にも広く受け入れてもらえているのではないか」と担当者はその手応えを語った。
Noble Audioは、ユニバーサルIEMの新製品「Tux5」「M3」を参考展示。Tux5は、低域用ダイナミックドライバー1基、中域用Knowles製BAドライバー2基、高域用Knowles製BAドライバー2基を採用、M3は10mm径ダイナミックドライバー1基、新ドライバーユニット「Active Balanced Magnetic driver」1基を採用したハイブリッド型IEM。ともに年内発売を予定し、価格はオープンだがTux5が15万円前後、M3が10万円台を予定する。
ほか、MYTEK DigitalのクラスDパワーアンプ「Brooklyn AMP」も、年内発売予定であり予想実売価格は20万円台後半であることが明かされた。クラウドファンディングのプロジェクトの募集を完了したRAAL-requisiteのフルリボン型ヘッドホン「SR1a」も展示され、会場でその音を確認することができた。
Huaweiは完全ワイヤレスイヤホン「Free Buds 3」を参考出展。日本発売未定のモデルで、ヨーロッパでは180ユーロ(約21,800円)にて発売されている。注目すべきはオープンイヤータイプの完全ワイヤレスイヤホンとして世界初のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した点にある。
さらに専用アプリからノイキャン性能の効き具合を調整可能。これは「マイクからドライバーユニット間のANCループのゲインを調整する」というもので、ノイキャンの強弱というよりは個人にあわせて最適化するのに近いものだとしており、アプリの調整画面も0から100でレベル調整するようなものではなく、自分の耳で確かめながら適切な位置を探っていくようなものになっていた。
またウェアラブル用の「Kirin AI」チップセットを搭載。Bluetoothは5.0に対応し、高い接続性と低遅延性能を誇るとアピール。加えて、骨伝導センサーの搭載によりクリアな通話が行えるという。サウンドについては14mmドライバーを採用し、“パンチの効いたベース” を再生できるとのことだ。
ブースでは前回のヘッドフォン祭りで参考出品され、現在は発売中のネックバンド型Bluetoothイヤホン「FreeLace」も展示。イベントへの参加について担当者は「スマートフォンで知られるブランドだが、オーディオアクセサリー製品での認知はこれから。値段以上のクオリティを持つ製品の開発を行っているので、これを体験いただき、オーディオファンの方に知っていただきたい」とコメントした。
米AUSOUNDSは同社の新製品となる完全ワイヤレスイヤホン「AU Stream ANC」「AU Stream」、ネックバンド型Bluetoothイヤホン「AU-Flex ANC」を展示。それぞれ価格は149.95$、99.95$、199.95$。
型番にANCと表記されるものがアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するモデル。完全ワイヤレスイヤホンはカナル型を採用する。いずれもBluetoothは5.0をサポートし、AU-Flex ANCはLADC対応を謳う。すべて発売中のモデルであり、AUSOUNDSの公式サイトより購入が可能。
メルコシンクレッツはDELAブランドのオーディオグレード・ネットワークスイッチ「S100」をアピール。ミュージックライブラリー「N1」のノウハウを適用して開発したというモデルで、ネットワーク再生機器と無線ルーターなどの間に接続して使用する。
業務用モデルの設定を変えたものではなく、オーディオ用として新規開発。SFPポートを備え、将来的に対応機器が充実してきた際に光ファイバ接続が行えるように設計されている。会場では最新「N1A/3」シリーズや「N100」などとUSB-DAC製品を組み合わせたシステムが組まれており、NASなどのアクセサリーがオーディオ品質となることで得られる音質を、来場者がじっくり確認していた。
VECLOSはチタン/ステンレスをハウジングに採用するイヤホン「EPT-700/EPT-500/EPS-700/EPS-500」、ヘッドホン「HPT-700/HPS-500」を用意。またタブレットやノートPCと組み合わせて “スモールシアター” を実現できる独自ワイヤレスポータブルスピーカー「SPW-500WP」の展示では、スピーカーの前にモニターを配置できる本機ならではの映像鑑賞が楽しめた。
Olasonicは11月下旬からの発売を予定するタマゴ型のBluetoothスピーカー「IA-E55BT」や、既存システムのワイヤレス化が実現できるBluetoothレシーバー「NA-BTR1」など、同社ならではの小型コンポーネントをラインナップ。Effect Audioは、今月中の発売予定となるリケーブル「VOGUE」シリーズより「MAESTRO」(1万円)、「GRANDIOSO」(1.5万円)、「VIRTUOSO」(2万円)などを展示していた。
エミライのブースでは、同社が取り扱うブランドの発売前の新製品を数多く揃えられていた。FiiOブランドでは初公開のDAP「M11 Pro」に注目が集まった。DACチップに「AK4497EQ」を左右独立で2基、ヘッドホンアンプ回路にフルバランス構成「THX AAA-78」を搭載。「M11」の上位モデルというよりも、同ブランドの「X7 Mark II」の後継に位置づけられるというモデルで、その音を確かめるべく来場者が長蛇の列を作っていた。
Bluetoothヘッドホンアンプ「BTR5」も初公開。SBC/AAC/aptX/aptX LL/aptX HD/LDAC/LHDC/HWAといった多数のコーデックに対応するモデルで、会場では試聴可能なデモ機はまだ用意されなかったが、期待を込め質問する来場者の様子が見られた。FiiOブランドでは超小型DAP「M5」もカラバリを揃えて好調だが、「コンスタントに売れ続けており、オーディオファンだけでなく一般の方にも広く受け入れてもらえているのではないか」と担当者はその手応えを語った。
Noble Audioは、ユニバーサルIEMの新製品「Tux5」「M3」を参考展示。Tux5は、低域用ダイナミックドライバー1基、中域用Knowles製BAドライバー2基、高域用Knowles製BAドライバー2基を採用、M3は10mm径ダイナミックドライバー1基、新ドライバーユニット「Active Balanced Magnetic driver」1基を採用したハイブリッド型IEM。ともに年内発売を予定し、価格はオープンだがTux5が15万円前後、M3が10万円台を予定する。
ほか、MYTEK DigitalのクラスDパワーアンプ「Brooklyn AMP」も、年内発売予定であり予想実売価格は20万円台後半であることが明かされた。クラウドファンディングのプロジェクトの募集を完了したRAAL-requisiteのフルリボン型ヘッドホン「SR1a」も展示され、会場でその音を確認することができた。
Huaweiは完全ワイヤレスイヤホン「Free Buds 3」を参考出展。日本発売未定のモデルで、ヨーロッパでは180ユーロ(約21,800円)にて発売されている。注目すべきはオープンイヤータイプの完全ワイヤレスイヤホンとして世界初のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した点にある。
さらに専用アプリからノイキャン性能の効き具合を調整可能。これは「マイクからドライバーユニット間のANCループのゲインを調整する」というもので、ノイキャンの強弱というよりは個人にあわせて最適化するのに近いものだとしており、アプリの調整画面も0から100でレベル調整するようなものではなく、自分の耳で確かめながら適切な位置を探っていくようなものになっていた。
またウェアラブル用の「Kirin AI」チップセットを搭載。Bluetoothは5.0に対応し、高い接続性と低遅延性能を誇るとアピール。加えて、骨伝導センサーの搭載によりクリアな通話が行えるという。サウンドについては14mmドライバーを採用し、“パンチの効いたベース” を再生できるとのことだ。
ブースでは前回のヘッドフォン祭りで参考出品され、現在は発売中のネックバンド型Bluetoothイヤホン「FreeLace」も展示。イベントへの参加について担当者は「スマートフォンで知られるブランドだが、オーディオアクセサリー製品での認知はこれから。値段以上のクオリティを持つ製品の開発を行っているので、これを体験いただき、オーディオファンの方に知っていただきたい」とコメントした。
米AUSOUNDSは同社の新製品となる完全ワイヤレスイヤホン「AU Stream ANC」「AU Stream」、ネックバンド型Bluetoothイヤホン「AU-Flex ANC」を展示。それぞれ価格は149.95$、99.95$、199.95$。
型番にANCと表記されるものがアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するモデル。完全ワイヤレスイヤホンはカナル型を採用する。いずれもBluetoothは5.0をサポートし、AU-Flex ANCはLADC対応を謳う。すべて発売中のモデルであり、AUSOUNDSの公式サイトより購入が可能。
メルコシンクレッツはDELAブランドのオーディオグレード・ネットワークスイッチ「S100」をアピール。ミュージックライブラリー「N1」のノウハウを適用して開発したというモデルで、ネットワーク再生機器と無線ルーターなどの間に接続して使用する。
業務用モデルの設定を変えたものではなく、オーディオ用として新規開発。SFPポートを備え、将来的に対応機器が充実してきた際に光ファイバ接続が行えるように設計されている。会場では最新「N1A/3」シリーズや「N100」などとUSB-DAC製品を組み合わせたシステムが組まれており、NASなどのアクセサリーがオーディオ品質となることで得られる音質を、来場者がじっくり確認していた。
VECLOSはチタン/ステンレスをハウジングに採用するイヤホン「EPT-700/EPT-500/EPS-700/EPS-500」、ヘッドホン「HPT-700/HPS-500」を用意。またタブレットやノートPCと組み合わせて “スモールシアター” を実現できる独自ワイヤレスポータブルスピーカー「SPW-500WP」の展示では、スピーカーの前にモニターを配置できる本機ならではの映像鑑賞が楽しめた。
Olasonicは11月下旬からの発売を予定するタマゴ型のBluetoothスピーカー「IA-E55BT」や、既存システムのワイヤレス化が実現できるBluetoothレシーバー「NA-BTR1」など、同社ならではの小型コンポーネントをラインナップ。Effect Audioは、今月中の発売予定となるリケーブル「VOGUE」シリーズより「MAESTRO」(1万円)、「GRANDIOSO」(1.5万円)、「VIRTUOSO」(2万円)などを展示していた。