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公開日 2019/11/03 15:04
<ヘッドフォン祭>クリプシュの完全ワイヤレスをプッシュ/NePLAYERがApple Music対応に
COWONの新DAPやIC-CONNECTの高コスパBTリケーブルなど
東京・中野サンプラザで11月2日から3日に開催されている「秋のヘッドフォン祭2019」。本稿では14階・クレセントルームのブース情報をお伝えする。
■ラディウス
11月上旬発売予定の有線タイプのハイレゾ対応イヤホン「HP-NX20」「HP-NX30」(関連ニュース)を早速出展していた。
こちらは新技術「FLW構造ドライバー」を搭載しているのが大きな特徴。従来のドライバーがボイスコイルのリード線を振動板に接着させていたのに対して、FLW構造ドライバーではリード線をドライバーユニット中心の空洞から引き出して背面のPCBに接続。これにより、振動板に余計な負荷を与えることなくドライバーを駆動できるという。リード線には、銅線と比べて軽量で振動板のレスポンスが高い「SPCCAW(SP-銅クラッドアルミ線)」を採用する。
また、NePLAYER/NePLAYER Liteが近日中にアップデートにてApple Music対応になることも明らかにされた。同アプリは今夏Spotifyに対応したばかり(関連ニュース)。ハイレゾからサブスクまで1アプリで聴ける利便性の幅が更に広がることになる。
■オンキヨー&パイオニア
オンキヨー&パイオニアのブースでは、パイオニアブランドのワイヤレスヘッドホンや、同社が取り扱うKlipschの完全ワイヤレスイヤホンが出展された。
パイオニアブランドからは、IFAやポタフェス大阪でも登場していた完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「E9」「C5」や、100g前後と軽く、UV加工で汚れにくくIPX4相当の防水性能も備えるネックバンド型Bluetoothスピーカー「C9」が登場。
10月から取り扱いを開始したKlipschからは、初の完全ワイヤレスイヤホン「T5 TRUE WIRELESS」を改めてアピール。日本では9月末から発売。新規設計されたφ5mmダイナミックドライバーを搭載。高いフィット感とより安定した装着感も特徴とする。BluetoothのコーデックはSBC/AAC/aptXをサポートする。付属のケースもZippoのライターを思わせる特徴的なデザインだ。
また今回出展はなかったが、これまで他のイベントで参考出展していたマグネシウムBA搭載カスタムIEMも開発進行中。12月の発売を目処に最終調整中とのことだ。
■COWON
COWONは、先日韓国で開催されたイベントで発表した新DAP「PLENUE R2」を日本初披露した。日本では年内に7万円前後での販売を見込んでいるとのこと。
「PLENUE R」の後継モデルに位置づけられ、DACチップが従来のTI製「PCM5242」の1基搭載から、シーラス・ロジック製「CS43131」の2基搭載へと変更された。
従来では5.6MHzまでの対応だったDSDは、11.2MHz DSDの再生も可能に。384kHz/32bit PCMの再生にも対応する。ヘッドホン出力は2.5mmバランス/3.5mmアンバランスを搭載し、出力を強化した。Bluetoothのバージョンはこれまでどおり3.0のままだが途切れにくくなったという。内蔵メモリーは128GBで、micro SDカードスロットも備える。内蔵バッテリーは3,000mAhで、最大約20時間の再生に対応する。
■フリーウェイ
フリーウェイは、同社が取り扱う1MOREブランドから、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンを参考出展している。ブースに登場しているのは開発中のもので、実際の製品とは異なる場合があるとのこと。日本では来年1月頃に、2万円前後くらいになるのではとのことだった。
BAドライバーとダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド方式。Bluetoothのバージョンは5.0。aptXやAACをサポートし、TrueWireless Stereo Plusにも対応。遅延や音切れを低減している点も特徴だ。ノイズキャンセリング機能は2段階で切り替えが可能。アンビエントモードも備える。
本体のみで6時間、充電ケース使用で16時間の再生が可能(※ANC機能OFF/50%音量時)。15分充電で約2時間使用可能になる急速充電にも対応している。また、ケースはQi充電対応だ。
また、いびき音を低減するというフィンランド・QuietOn社の"アクティブノイズキャンセル耳栓”「QuietOn Sleep」も出展していた。こちらは11月2日から、28,000円(税抜)にて販売がスタートしたばかり。通常の耳栓ではブロックしきれない500Hz以下の低周波を低減してくれるというもので、ノイズキャンセルモードに加えアンビエントモードも備える。1回の充電で20時間の使用が可能となっている。
■IC-CONNECT
IC-CONNECTは、Astrotec 、COLORFLY、ikko、OSTRY 、SOUNDAWAREといった取り扱いブランドの最新製品を出展した。
Astrotecからは、静電型ドライバーとダイナミック型ドライバーを組み合わせたハイブリッドイヤホン「Phoenix」や、デュアルダイナミックドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン「S90」が参考出展された。
Phoenixは年内に8万円前後で発売予定。空間表現に優れるのが特徴。S90はイヤホン部だけで7時間、ケース込みで30時間の再生が可能。aptXにも対応している。年内に15,000円前後で発売予定とのことだ。
IKKOからは丹銅ハウジングに手作業で装飾を施したイヤホン「OH7 Musikv」(10万円前後)、AKM AK4377を2基搭載した搭載のBluetoothリケーブル「ITB01」(16,000円前後)、USB Type-C/Lightning対応で光出力にも対応するUSB-DACアンプ「ITM03 Zerda」(10,000円弱)などが参考出展された。いずれも年内の発売を予定しているという。
■SATOLEX
SATOLEXは新イヤホン“Tumuri”「DH316」を出展した。
こちらはアルミ筐体で、MMCXタイプのリケーブルにも対応。チューニングをこれまでのSATOLEXイヤホンとは変えたのが特徴だ。同社のイヤホンはどちらかというと低音が特徴的なサウンドだったが、本機は中高域がしっかり出る、軽やかさのあるサウンドとした。音質傾向の異なるモデルを取り揃えることでファン層を増やしたい考えだ。
発売は来年春頃、1万円を切る価格で行いたいとのこと。価格を抑えるべく余計な付属品等を排し、イヤホンにコストのすべてをかけているとのことだ。
■ラディウス
11月上旬発売予定の有線タイプのハイレゾ対応イヤホン「HP-NX20」「HP-NX30」(関連ニュース)を早速出展していた。
こちらは新技術「FLW構造ドライバー」を搭載しているのが大きな特徴。従来のドライバーがボイスコイルのリード線を振動板に接着させていたのに対して、FLW構造ドライバーではリード線をドライバーユニット中心の空洞から引き出して背面のPCBに接続。これにより、振動板に余計な負荷を与えることなくドライバーを駆動できるという。リード線には、銅線と比べて軽量で振動板のレスポンスが高い「SPCCAW(SP-銅クラッドアルミ線)」を採用する。
また、NePLAYER/NePLAYER Liteが近日中にアップデートにてApple Music対応になることも明らかにされた。同アプリは今夏Spotifyに対応したばかり(関連ニュース)。ハイレゾからサブスクまで1アプリで聴ける利便性の幅が更に広がることになる。
■オンキヨー&パイオニア
オンキヨー&パイオニアのブースでは、パイオニアブランドのワイヤレスヘッドホンや、同社が取り扱うKlipschの完全ワイヤレスイヤホンが出展された。
パイオニアブランドからは、IFAやポタフェス大阪でも登場していた完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「E9」「C5」や、100g前後と軽く、UV加工で汚れにくくIPX4相当の防水性能も備えるネックバンド型Bluetoothスピーカー「C9」が登場。
10月から取り扱いを開始したKlipschからは、初の完全ワイヤレスイヤホン「T5 TRUE WIRELESS」を改めてアピール。日本では9月末から発売。新規設計されたφ5mmダイナミックドライバーを搭載。高いフィット感とより安定した装着感も特徴とする。BluetoothのコーデックはSBC/AAC/aptXをサポートする。付属のケースもZippoのライターを思わせる特徴的なデザインだ。
また今回出展はなかったが、これまで他のイベントで参考出展していたマグネシウムBA搭載カスタムIEMも開発進行中。12月の発売を目処に最終調整中とのことだ。
■COWON
COWONは、先日韓国で開催されたイベントで発表した新DAP「PLENUE R2」を日本初披露した。日本では年内に7万円前後での販売を見込んでいるとのこと。
「PLENUE R」の後継モデルに位置づけられ、DACチップが従来のTI製「PCM5242」の1基搭載から、シーラス・ロジック製「CS43131」の2基搭載へと変更された。
従来では5.6MHzまでの対応だったDSDは、11.2MHz DSDの再生も可能に。384kHz/32bit PCMの再生にも対応する。ヘッドホン出力は2.5mmバランス/3.5mmアンバランスを搭載し、出力を強化した。Bluetoothのバージョンはこれまでどおり3.0のままだが途切れにくくなったという。内蔵メモリーは128GBで、micro SDカードスロットも備える。内蔵バッテリーは3,000mAhで、最大約20時間の再生に対応する。
■フリーウェイ
フリーウェイは、同社が取り扱う1MOREブランドから、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンを参考出展している。ブースに登場しているのは開発中のもので、実際の製品とは異なる場合があるとのこと。日本では来年1月頃に、2万円前後くらいになるのではとのことだった。
BAドライバーとダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド方式。Bluetoothのバージョンは5.0。aptXやAACをサポートし、TrueWireless Stereo Plusにも対応。遅延や音切れを低減している点も特徴だ。ノイズキャンセリング機能は2段階で切り替えが可能。アンビエントモードも備える。
本体のみで6時間、充電ケース使用で16時間の再生が可能(※ANC機能OFF/50%音量時)。15分充電で約2時間使用可能になる急速充電にも対応している。また、ケースはQi充電対応だ。
また、いびき音を低減するというフィンランド・QuietOn社の"アクティブノイズキャンセル耳栓”「QuietOn Sleep」も出展していた。こちらは11月2日から、28,000円(税抜)にて販売がスタートしたばかり。通常の耳栓ではブロックしきれない500Hz以下の低周波を低減してくれるというもので、ノイズキャンセルモードに加えアンビエントモードも備える。1回の充電で20時間の使用が可能となっている。
■IC-CONNECT
IC-CONNECTは、Astrotec 、COLORFLY、ikko、OSTRY 、SOUNDAWAREといった取り扱いブランドの最新製品を出展した。
Astrotecからは、静電型ドライバーとダイナミック型ドライバーを組み合わせたハイブリッドイヤホン「Phoenix」や、デュアルダイナミックドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン「S90」が参考出展された。
Phoenixは年内に8万円前後で発売予定。空間表現に優れるのが特徴。S90はイヤホン部だけで7時間、ケース込みで30時間の再生が可能。aptXにも対応している。年内に15,000円前後で発売予定とのことだ。
IKKOからは丹銅ハウジングに手作業で装飾を施したイヤホン「OH7 Musikv」(10万円前後)、AKM AK4377を2基搭載した搭載のBluetoothリケーブル「ITB01」(16,000円前後)、USB Type-C/Lightning対応で光出力にも対応するUSB-DACアンプ「ITM03 Zerda」(10,000円弱)などが参考出展された。いずれも年内の発売を予定しているという。
■SATOLEX
SATOLEXは新イヤホン“Tumuri”「DH316」を出展した。
こちらはアルミ筐体で、MMCXタイプのリケーブルにも対応。チューニングをこれまでのSATOLEXイヤホンとは変えたのが特徴だ。同社のイヤホンはどちらかというと低音が特徴的なサウンドだったが、本機は中高域がしっかり出る、軽やかさのあるサウンドとした。音質傾向の異なるモデルを取り揃えることでファン層を増やしたい考えだ。
発売は来年春頃、1万円を切る価格で行いたいとのこと。価格を抑えるべく余計な付属品等を排し、イヤホンにコストのすべてをかけているとのことだ。