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公開日 2022/04/30 11:55

<ヘッドフォン祭>GENESISのサウンドチューニングソフトが初披露/モノリス平面型ヘッドホンの“独自調整モデル”

SPECがDiretta USBブリッジの効果を解説
編集部:杉山康介
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「春のヘッドフォン祭 2022 mini」が、中野サンプラザにて4月29日に開催された。本稿では15階フォレストブースの様子をレポートしたい。

A&Mグループ/SPL JAPAN

A&Mグループ/SPL JAPANのブースでは、同社ヘッドホンブランド・GENESIS SOUND TECHNOLOGYの第1弾製品「-Infinity-」や、サウンドチューニングソフト「EarEffect」の体験コーナーが用意されていた。

さまざまなヘッドホンに適したサウンドを提供する「EarEffect」初披露

EarEffectは、さまざまなイヤホン・ヘッドホン製品に合わせたチューニングを提供するサブスク型サウンドチューニングソフト。6月のローンチを前にして、初のアプリお披露目がここで行われたかたちだ。それにあわせ、YouTube上にて試聴音源も公開されている。

ヘッドホン「-Infinity-」も登場していた

担当者によれば、実際に体験した参加者からは「こんなアプリは今までなかった」などの声があったとのこと。6月までにはスピーカーを含め40機種ほどのチューニングを用意するほか、毎月アップデートにより対応機種を拡充する予定で、ユーザーからの声も反映して行きたいとのこと。

SPLのヘッドホンアンプなども展示

スタジオイクイプメント

スタジオイクイプメントのブースでは、Violectricから発売されたばかりのヘッドホンアンプ「HPA V340」や「HPA V550 Pro」、「HPA V226」などを展示。

Violectric「HPA V340」「HPA V550 Pro」など最新モデルが登場

また、アメリカのモノリスというブランドの平面磁気型ヘッドホン「M1570」を参考出展。106mm径の大型ドライバーを搭載したモデルで、デフォルト状態のモデルと同社がチューニングを施したモデルの2種類を販売する予定だという。

参考出展されていたモノリスの平面型ヘッドホン「M1570」

価格は税抜11万円程度を見込んでおり、遅くても6月には販売できそうとのこと。試聴はレコーディングスタジオ・音響ハウスにて行うほか、同社でも定期的に試聴会を行いたいと述べていた。

ただしチューニングモデルは400時間のエージングを終えてからチューニングを行うため、物理的に数量の用意が難しく、基本的に受注販売や、音響ハウスのECサイトでの取り扱いを考えているとしている。

SPEC

SPECは、Diertta USBブリッジの「RMP-UB1」「RMP-UB1SFP」を展示。普段は据え置きオーディオ系のイベントに参加することの多い同社だが、今回はネットワークオーディオの高音質化に貢献するDirettaの紹介ということで、ヘッドフォン祭に初参加したそうだ。

SPECのブースではDiretta USBブリッジなどを紹介

実際、参加者はPCやネットワークオーディオの知識・関心も高いため、Direttaに興味を抱く方も多いそうで、フリップを使いその技術について解説していた。

ちなみに同社によると、ちょうどAmazon Music HDの普及などから、最近はネットワークオーディオの再生デバイスにNASではなくPCを使うケースが増えてきたという。ストリーミングはある程度の設定が終われば直感的に操作できるため、実は高齢の方にも相性の良いリスニング手段とのことで、Direttaやネットワークオーディオの普及にもさらなる意気込みを見せていた。

Direttaの効果について、フリップを使い説明していた

タイムロード

タイムロードのブースでは、CHORDのコンパクトなアナログアンプ「ANNI」などを展示。昨年後半より発売開始したモデルなため、大規模なイベントでのお披露目は今回が初めてとなる。

CHORDのコンパクトなアンプ「ANNI」が大型イベント初登場

本体も小型なうえ、同じ “Qutestシリーズ” で縦に積み重ねて使えるコンパクトさと同時に、ヘッドホン/スピーカーのどちらも使える機能性も兼ね備えた製品ということで、デスクトップオーディオに適した機材として多くの方が試聴に訪れていた。

PATHOS製品も試聴できるようになっていた


ラックスマンブースでは、ラックスマン製アンプやFOCAL製ヘッドホンなどを展示


Sound Leverageも久々のイベント参加

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