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公開日 2024/03/26 17:50

“振動や揺れ”が体感できる着用型ウェアラブルスピーカー「fuiigo」

Makuakeにて予約販売を開始
編集部 : 伴 修二郎
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氷川音響研究所は、ベストのように着ることで振動や揺れが体感できるウェアラブルスピーカー「fuiigo(フイーゴ)」を、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて予約販売を開始した。価格は記事執筆時点で最安56,000円(税・送料込)、販売期間は4月29日(月)まで。製品発送は2024年7月末頃を予定している。

「fuiigo」

fuiigoは、重低音の振動や揺れまでを体感することができる着用型のウェアラブルスピーカー。ベストを着たりリュックを担ぐように着用して使用する。「着ることで『体感』される振動と揺れが、あなたの心に『感動』をもたらす『体感動』スピーカー」と謳っている。

主に室内での使用を想定しており、音質と臨場感、着心地を考慮した結果、付属のBluetooth機能搭載オーディオアンプと有線接続する方式を採用している。

本機の開発背景として、音楽の生演奏などを聴く際に、耳だけでなく空気中や壁、床から伝わる音を筋肉や骨を通して聴いたり感じたりしている点に着目したと説明。大太鼓や打ち上げ花火など、重低音の音を聴く際に感じる振動や揺れのような感覚を加えることで、「これまでなかった体感型の新しい音響装置が実現できる」と訴えている。

左右の胸からお腹にかけて密着する筒状の部分に低音用のスピーカーを内蔵し、低音と共に振動と揺れを発生させる。背中部分はハーネスのみとなっており、このハーネスの取り回し方、左右の低音振動部の形状、材質の選定などを組み合わせることで、上半身の広範囲にわたって適切な大きさの振動と揺れを伝えるという。

振動・揺れの伝達イメージ図

背中側はハーネスのみ

揺れは専用の蛇腹形状のパーツが伸縮し、その先端についた重りを動かすことで発生させている。このパーツが火おこしの道具である鞴(ふいご)の動きを連想させることから、今回fuiigoというモデル名が名付けられたとのこと。

左右の鎖骨の上付近には、中高音用のL・Rchスピーカーを上向きに配置する。加えて、低音の出口である丸い開口を各スピーカーの直下に2個づつ左右均等に配置することで、「まさに現場にいるかのような『音に包まれる感覚』を実現する」とアピールしている。

中高音用スピーカーの構造

使用面では、背中側がハーネスのみのフラットな仕様のため、仰向けに寝そべっても邪魔になりにくく、家内の様々な場所で臨場感あふれるサウンドが楽しめるとのこと。未使用時には洋服と同じようにハンガーにかけておくことも可能で、その状態でBGMを流すといった使い方もできる。

使用シーンのイメージ

洋服のようにハンガーにかけられる

映画、音楽鑑賞、ゲームプレイなどジャンルは問わず、また、睡眠改善やヒーリングの用途にも適すると説明。今後は福祉施設や高齢者施設、ゲームセンターやアミューズメント施設等への導入も検討していくとのこと。

付属のオーディオアンプは、BluetoothとRCA入力に対応する2.1ch仕様。最大出力は6.25W×2+12.5W、外形寸法は120W×35H×132Dmm。

スピーカー本体の外形寸法は200W×570H×70Dmm、両脇のハーネス2ヶ所とチェストベルトで長さ調整が行える。本体質量は約1,080g(ケーブル含む)。付属品としてバナナプラグ付ケーブル、アンテナ、ACアダプターなどを同梱する。

付属品のイメージ

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