• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/04/12 11:00

qdc、15ドライバー/トライブリッド構成のハイエンドIEM「EMPEROR」「EMPRESS」

アユート共同企画のコンセプトモデル第3弾
編集部:岡本雄
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アユートは、同社取り扱いブランドqdcより、片側につき3種類/15基のドライバーユニットを搭載するユニバーサル/カスタムIEM「EMPEROR」「EMPEROR-C」、およびカスタムIEM「EMPRESS-C」を、4月27日から順次発売/受注開始する。

価格はいずれも税込550,000円(カスタムIEMモデルの耳型採取費など除く)。取り扱い店舗は、同社直販サイト「アキハバラe市場」のほか、EMPERORは全国の正規取扱販売店、EMPEROR-C/EMPRESS-Cはe☆イヤホン、フジヤエービックでも展開する。

ユニバーサルIEM「EMPEROR」

カスタムIEM「EMPRESS-C」

アユートとqdcとの共同企画により開発されたコンセプトモデルの第3弾。第1弾の「WHITE TIGER」がミドルクラス、第2弾の「SUPERIOR」がエントリークラスに位置づけられていたのに対し、第3弾となる今回はブランドの技術の粋を結集したハイエンドクラスに位置づけられる。

EMPEROR/EMPEROR-Cは、「Unite sound pieces, Be Majestic」をスローガンに、国を束ねる荘厳な皇帝をイメージしたエネルギッシュなチューニングを施したというモデル。過度特性を重視した、正確でキレのある音と、ダイナミックドライバーを使用したサブベースの程よい余韻が特徴だとしている。

EMPERORはユニバーサルIEM/カスタムIEMの両方を展開

皇帝をイメージしたエネルギッシュなチューニング

EMPRESS-Cは、カスタムIEMならではの極めて高い密閉性を前提として調整された、カスタムIEM専用モデル。「Graceful and Talented」をスローガンに、優雅で気品のある才色兼備な女帝をイメージしたチューニングを施し、プロユースにも適した優雅で気品のあるナチュラルなサウンドに仕上げたと説明している。

EMPRESSはカスタムIEMの特性を前提にチューニングを変更。上の周波数グラフは、赤線がEMPEROR、青線がEMPRESSのもの

ドライバーユニットはいずれのモデルも共通して、4基の静電(EST)ドライバー、10基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバー、1基の10mm複合材振動板ダイナミックドライバーの計15基を搭載。3種類のドライバーユニットを組み合わせたトライブリッド/5wayクロスオーバー構成となる。

3種類/15基のドライバーユニットを搭載

音色のベースとなるESTドライバー/BAドライバーの調整には、既存モデル「Anole V14」にも搭載した独自技術「マルチチューブフィルタリングテクノロジー」を採用。これにより隣接周波数帯域の干渉を防ぎつつ、クロストーク抑制と正確なチューニング、正確な位相を実現したとする。

また、超低域再生を担うカスタマイズを施した高感度超低周波ダイナミックドライバーをに配置するとともに、ブランド独自の「Dmagic音響構造」を搭載。既存モデル「Dmagic 3D」でも用いられた技術で、独立した音響キャビティと音導管によって他ドライバーとの音の干渉を防ぎ、左右の整合性とフラットな周波数特性を追求した。これにより、5Hz - 70kHzという非常に広い周波数応答帯域を実現したとのこと。インピーダンスは15Ω、感度は106dB/mWとなる。

ケーブル着脱にも対応。イヤホン側端子の形状は、ユニバーサルIEMのEMPERORは汎用性が高くリケーブルを楽しみやすい0.78mm 2pinコネクター(フラットタイプ)を採用。カスタムIEMのEMPEROR-C/EMPRESS-Cについては、qdc 2pinコネクターまたは0.78mm 2pinコネクター(フラット)のいずれかを選択できる。

付属のプレミアムケーブルは、導体に純銀と純銅を使用し、表面にはシックなブラックの被膜を施している。プラグ部には、再生機器に応じて3.5mmアンバランス/2.5mmバランス/4.4mmバランスを簡単に切り替えられる「3in1マルチプラグ」を搭載した。

純銀+純銅導体と3in1マルチプラグを採用したプレミアムケーブルが付属

ユニバーサルIEM「EMPEROR」の付属ケーブルのみ、耳掛け部のフィット感を高める特殊なコネクターカバーを採用している

このほかユニバーサルIEMのEMPERORでは、同ブランドのカスタムIEM製造ノウハウを活かし、大型ながら耳なじみの良いシェル形状を実現。さらに付属のqdcTips Soft-fitイヤーピースと組み合わせることで、カスタムIEMに匹敵するフィット感が得られると謳っている。

ブランドのノウハウを活かしたシェル形状と独自のイヤーピースにより、カスタムIEMにも劣らない装着感が得られるという

フェイスプレートには、中国有数の世界遺産である黄龍/九寨溝をイメージしたAbaloneデザインを採用。中国における四神の長であり皇帝の象徴でもある“黄龍”の鱗をゴールドフレームによって表現し、さらに五行の方角で中央となることを示す新規デザインオリジナルロゴも刻印している。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードプレーヤーは “2強” テクニクス「SL-1500C」&デノン「DP-3000NE」がつばぜり合い<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング10月>
2 評論家も驚く実力派サウンドバーがこの価格? JBL「BAR 1000/800」がAmazonブラックフライデーで激安!
3 【プロレビュー有】老舗デノンの技術が結集! “音が良いサウンドバー”代表選手「DHT-S218」の魅力に迫る!
4 Amazonブラックフライデー、Shanlingの多機能プレーヤー・iBassoのUSB-DAC/アンプも狙い目
5 Hey! Say! JUMP、全曲サブスク解禁。最新アルバム「H+」含む全349曲が聴き放題に
6 独自技術を結集したPolk Audioの最高峰「R700」に迫る徹底レビュー
7 Bang & Olufsen、ANCを強化した完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay Eleven」
8 【レビューあり】「ビクター史上、最高傑作」から高コスパ機まで。どれを買うべき?ビクター製イヤホン2024年モデル総まとめ
9 「Sonos Ace」レビュー。美しいデザインに高いノイキャン性能、そして音質…完成度の高さにVGP審査員が唸った
10 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング10月 番外編>
11/28 10:35 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX