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公開日 2009/09/18 17:42
ヨーロッパに住むならこの家電! IFAのもう一つの顔”白物家電”を見る
IFA2009レポート
今年も大盛況のうちに終了したドイツ・ベルリンで開催されたIFA。IFAはデジタルエレクトロニクスの見本市、と捉えている方も多いのではないだろか。しかし、IFAの見所はそれだけではない。冷蔵庫や洗濯機などのいわゆる”白物家電“が驚くほど充実しているのだ。
さてさて、ここはヨーロッパ。何を隠そう筆者もヨーロッパに強い憧れをいだいている。いっそのこと将来的には住んでしまいたいとまで思っている。そこで、いまから将来像を思い描くのもアリ、ということで勝手にめぼしい家電を吟味してきた。
欧州の家電は共通して見た目が洗練されている。冬は厳しい寒さにさらされるためか、ことにライフスタイルへの美的意識が強いように感じた。このスタイルはオーディオ/ビジュアル製品にも共通しており、IFAの会場にはデザイン的にもプロダクト的にもNo.1を決めるアワード「PLUS X AWARD」のフロアが設けられているのも、大きな特徴といえるだろう。
まずは人間が生きていく上で欠かせない食にまつわる冷蔵庫。古くから食の保存法には四苦八苦してきた人類であるが、冷蔵庫には最もお国柄が反映されている、というのがこれまでの印象だった。
しかし、今回はアジア勢からもモダンな冷蔵庫が登場していた。なかでも中国のHaierが大健闘。ここ最近、日本のデザイン誌などでも高い評価を獲得する同社の冷蔵庫だが、使いやすさなどの面から見ても総合的にデザイン処理が行われているのはさすがといったところだ。
とはいえ、個人的には壁に埋め込んでしまうタイプのものに惹かれた。ここまでくるともはやデザイン云々の世界ではないのだが、この究極的な空間処理の考え方は欧州ならではのものだろう。驚くことにSIEMENS、ELECTROLUXなど、海外ブランドにはこのタイプが意外なほど充実していた。
さて、お次は日本人の生活には欠かせないエアコン。エアコンは意外なことにデロンギのブースで発見した。日本では泣く子も黙るコーヒーメーカー/エスプレッソマシンメーカーとしての認識が高いと思われるデロンギだが、実は総合エレクトロニクスブランドである。アイロンや掃除機など、家庭的な製品のなかにも同社のテイストは溢れており、持つだけで明日から欧米人になってしまうような感覚を味あわせてくれる。なかでもこのエアコンに導入された極限まで無駄を省いたデザインは秀逸! ぜひ我が家のリビングに導入したいと思った。
※ちなみに、欧州ではエアコンはあまり使わないとのこと。
次は掃除機。どんなにカッコいい部屋を作ったところで、掃除が行き届いていなければ台無しである。
やはり欧州ではイギリスのDYSONが強かった。なにせ注目度が高い。巨大なマシーンを使った展示など、掃除機専門メーカーとしては異例なほど展示に力が入っていた。もちろん掃除機そのもののクオリティも優秀で、来場者の奥様方は夢中になってデモを体感していた。
しかし、ここでもSIEMENSに注目したい。SIEMENSは補聴器だけではなく、欧州では総合エレクトロ二クスブランドとして人々の生活の一部になっている。掃除機も極めて完成度が高く、例に漏れずシンプル・イズ・ベターな発想のもとで開発されているようだ。
さてさて、筆者もそろそろ30代。メタボ対策などを本格的に考える時期がやってくる。そこで確実に抑えておきたいのがヘルスメーターだ。なかでもスケーラー専門メーカー、SOEHNLEの製品に注目したい。このスリムなスタイルは欧州ならではの発想が凝縮されているといってもいいだろう。シンプルなのに高級感がある。このヘルスメーターに負けないスタイリッシュな30代を目指したいものだ。ちなみに、この製品にはさまざまな仕様があり、なかにはART STYLEというものもあるのが面白い。
そして極めつけは換気扇。ポーランドの換気扇メーカーCIARKOのブースには、正直最も驚かされた。いままで選べる換気扇なんて考えたこともなかったのだが、さすがは欧州。リビングスタイルというものには徹底的にこだわるようで、換気扇の機能からデザインまで優秀な製品が展示されていた。
IFAには“総合ライフスタイル展”としての楽しみもある。来年の秋は欧州ならではのデザイン家電を巡る旅というのはいかがだろうか。
さてさて、ここはヨーロッパ。何を隠そう筆者もヨーロッパに強い憧れをいだいている。いっそのこと将来的には住んでしまいたいとまで思っている。そこで、いまから将来像を思い描くのもアリ、ということで勝手にめぼしい家電を吟味してきた。
欧州の家電は共通して見た目が洗練されている。冬は厳しい寒さにさらされるためか、ことにライフスタイルへの美的意識が強いように感じた。このスタイルはオーディオ/ビジュアル製品にも共通しており、IFAの会場にはデザイン的にもプロダクト的にもNo.1を決めるアワード「PLUS X AWARD」のフロアが設けられているのも、大きな特徴といえるだろう。
まずは人間が生きていく上で欠かせない食にまつわる冷蔵庫。古くから食の保存法には四苦八苦してきた人類であるが、冷蔵庫には最もお国柄が反映されている、というのがこれまでの印象だった。
しかし、今回はアジア勢からもモダンな冷蔵庫が登場していた。なかでも中国のHaierが大健闘。ここ最近、日本のデザイン誌などでも高い評価を獲得する同社の冷蔵庫だが、使いやすさなどの面から見ても総合的にデザイン処理が行われているのはさすがといったところだ。
とはいえ、個人的には壁に埋め込んでしまうタイプのものに惹かれた。ここまでくるともはやデザイン云々の世界ではないのだが、この究極的な空間処理の考え方は欧州ならではのものだろう。驚くことにSIEMENS、ELECTROLUXなど、海外ブランドにはこのタイプが意外なほど充実していた。
さて、お次は日本人の生活には欠かせないエアコン。エアコンは意外なことにデロンギのブースで発見した。日本では泣く子も黙るコーヒーメーカー/エスプレッソマシンメーカーとしての認識が高いと思われるデロンギだが、実は総合エレクトロニクスブランドである。アイロンや掃除機など、家庭的な製品のなかにも同社のテイストは溢れており、持つだけで明日から欧米人になってしまうような感覚を味あわせてくれる。なかでもこのエアコンに導入された極限まで無駄を省いたデザインは秀逸! ぜひ我が家のリビングに導入したいと思った。
※ちなみに、欧州ではエアコンはあまり使わないとのこと。
次は掃除機。どんなにカッコいい部屋を作ったところで、掃除が行き届いていなければ台無しである。
やはり欧州ではイギリスのDYSONが強かった。なにせ注目度が高い。巨大なマシーンを使った展示など、掃除機専門メーカーとしては異例なほど展示に力が入っていた。もちろん掃除機そのもののクオリティも優秀で、来場者の奥様方は夢中になってデモを体感していた。
しかし、ここでもSIEMENSに注目したい。SIEMENSは補聴器だけではなく、欧州では総合エレクトロ二クスブランドとして人々の生活の一部になっている。掃除機も極めて完成度が高く、例に漏れずシンプル・イズ・ベターな発想のもとで開発されているようだ。
さてさて、筆者もそろそろ30代。メタボ対策などを本格的に考える時期がやってくる。そこで確実に抑えておきたいのがヘルスメーターだ。なかでもスケーラー専門メーカー、SOEHNLEの製品に注目したい。このスリムなスタイルは欧州ならではの発想が凝縮されているといってもいいだろう。シンプルなのに高級感がある。このヘルスメーターに負けないスタイリッシュな30代を目指したいものだ。ちなみに、この製品にはさまざまな仕様があり、なかにはART STYLEというものもあるのが面白い。
そして極めつけは換気扇。ポーランドの換気扇メーカーCIARKOのブースには、正直最も驚かされた。いままで選べる換気扇なんて考えたこともなかったのだが、さすがは欧州。リビングスタイルというものには徹底的にこだわるようで、換気扇の機能からデザインまで優秀な製品が展示されていた。
IFAには“総合ライフスタイル展”としての楽しみもある。来年の秋は欧州ならではのデザイン家電を巡る旅というのはいかがだろうか。