• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/10/11 09:33

プロフェッショナルDJ向けヘッドホン「AKG by TIЁSTO」登場!

オーディオ用、モニター用としても大いに活躍
野村ケンジ
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
個性際立つキャラクター「AKG by TIЁSTO」

「明快なコンセプト」「個性際立つキャラクター」というのはこういう製品のことを指すだろう。AKGのプロフェッショナル向けラインから、とても興味深い製品が登場した。それがここで紹介する「AKG by TIЁSTO SERIES」である。

単なるモニターヘッドホンでなく、プロフェッショナルDJ向けという明快なキャラクターを持つ「AKG by TIЁSTO SERIES」は、2004年アテネ五輪大会では開会セレモニーのDJとして活躍、2008年はグラミー賞へノミネートされるなど、世界的に著名なDJでありプロデューサーでもあるTIЁSTO(ティエスト)とAKG社のコラボレートによって誕生したもの。そういった経緯もあってか、密閉型ハウジングを持つボディは、随所にアルミ素材やガラス繊維強化樹脂を採用することで軽量化を実現。同時にプロフェッショナル向けラインナップとしては望外といえる、ひと目でそれと分かるスタイリッシュなデザインに仕上げられている。

フラッグシップモデル「K267 TIЁSTO」


コンパクトモデル「K67 TIЁSTO」

スタンダードモデル「K167 TIЁSTO」
オンイヤータイプで持ち運びに手軽な「K67 TIЁSTO」、アラウンドイヤーのスタンダードモデル「K167 TIЁSTO」、フラッグシップの「K267 TIЁSTO」という3モデルを一挙にラインナップした「AKG by TIЁSTO SERIES」だが、サウンドに関するコンセプトも特徴的だ。最先端のダンスミュージックを余すことなく再生するため、「K67 TIЁSTO」と「K167 TIЁSTO」には40mm、「K267 TIЁSTO」には50mm口径のドライバーを搭載。

左が「K67 TIЁSTO」「K167 TIЁSTO」に搭載されている40mm口径のドライバー。右が「K267 TIЁSTO」に搭載されている50mm口径のドライバー。

TIЁSTOのリクエストに応えた専用のチューニングを施すことで、ダイナミックなサウンド表現と、細部まで詳細にチェックできる分解能を両立しているという。また、最上位の「K267 TIЁSTO」には、超低域のキャラクターを「Stage」「Club」「Studio」の3段階に変化させることができるダイアルも搭載されていて、利用するシチュエーションや好みに応じて、サウンドバランスをコントロールすることができる。

「K267 TIЁSTO」は超低域のキャラクターを「Stage」「Club」「Studio」の3段階に変えられる。

そのほか、片耳でのモニタリングが容易におこなえる「3D-Axisメカニズム」や、「K267 TIЁSTO」限定ながら左右どちらにもケーブルが接続できる「Dual Plug-Inシステム」を採用するなど。ユーザビリティの面でも細やかな配慮がなされている。

「K267 TIЁSTO」は左右どちらのハウジング部にもケーブルを接続できるDual Plug-Inシステムを採用する。


「K267 TIЁSTO」はストレートとカールコードの2種類のケーブルを同梱。
さて、実際に試聴してみると、そのスタイリッシュなデザインやDJ向けヘッドホンという製品コンセプトからは想像できない、ハイクォリティかつオーソドックスな、いいかえればとても真面目な音作りが特徴。決してドンシャリなバランスではなく、躍動的で広がり感のある、それでいて丁寧なサウンド表現が楽しめるのだ。おかげで、DJヘッドホンならではのリズミカルさとともに、活き活きとしたヴォーカルやメイン楽器の演奏が楽しめる。なかでも「K267 TIЁSTO」は、解像度感も高く、演奏の細やかなニュアンスまでしっかり伝わってくるため、オーディオ用としてもモニター用としても大いに活躍してくれそう。また、低域コントロールを活用すれば、幅広いジャンルの音楽をそつなくこなすことができる点も嬉しい。

デザインのスタイリッシュさだけでなく、正確で丁寧、それでいて躍動感あふれるサウンドを兼ね備えた「AKG by TIЁSTO SERIES」。プロフェッショナルDJにベストな製品に仕上がっているだけでなく、オーディオ用としても大いに魅力を持つ、完成度の高い製品だ。

なお、この「AKG by TIЁSTO SERIES」は、家電量販店ではなく楽器店などで入手できるが、その際、2年間の長期保証が付属する。大事に扱えばそうそう壊れることはないが、いざというときにはありがたいサービスだ。

(野村ケンジ)

SPECIFICATIONS
K67 TIЁSTO
●型式:密閉型 ●感度(1kHz):100dB SPL/mW ●再生周波数帯域:16Hz〜24kHz ●最大許容入力:500mW ●インピーダンス:32Ω ●イヤーパッド:オンイヤー、着脱式、合皮製 ●入力コネクター:3.5mmステレオ・ミニプラグ(金メッキ) ●ケーブル: 1.8mストレート(OFC)、片出し ●質量:200g(除ケーブル) ●付属品:標準プラグアダプター(ねじ固定式、金メッキ)

K167 TIЁSTO
●型式:密閉型 ●感度(1kHz):97dB SPL/mW ●再生周波数帯域:10Hz〜27kHz ●最大許容入力:2,000mW ●インピーダンス:32Ω ●イヤーパッド:アラウンドイヤー、着脱式、合皮製 ●入力コネクター:3.5mmステレオ・ミニプラグ(金メッキ) ●ケーブル: 5.5mカールコード(OFC)、片出し ●質量:250g(除ケーブル) ●付属品:標準プラグアダプター(ねじ固定式、金メッキ)

K267 TIЁSTO
●型式:密閉型 ●感度(1kHz):100dB SPL/mW ●再生周波数帯域:5Hz〜30kHz ●最大許容入力:3,500mW ●インピーダンス:32Ω ●イヤーパッド:アラウンドイヤー、着脱式、合皮製 ●入力コネクター:3.5mmステレオ・ミニプラグ(金メッキ) ●ケーブル:着脱式、片出し ●ケーブルの長さ:3mストレートケーブル(OFC)、5.5mカールコード(OFC) ●質量:310g(除ケーブル) ●付属品:ヘッドホンケーブル(3mストレート、5.5mカールコード)、標準プラグアダプター(ねじ固定式、金メッキ)、キャリングポーチ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
2 ゼンハイザー、イヤホン・ヘッドホンが最大43%オフの「冬支度セール」開催。11/12まで
3 ブラピとステイサム、賢いのはどっち?86カラットのダイヤを巡る予測不能のクライム・ムービー
4 江口洋介「ロングドライブも最高の音質で」。新型アウトランダーPHEV発売記念イベント開催
5 【ミニレビュー】スーパーコンピューターの内部配線材を使ったSPケーブル、Architectura「K2」
6 アキュフェーズ新製品試聴会、11月23日&24日に大阪で開催
7 ハイエンド・ブックシェルフスピーカーの新たな息吹。音楽職人が立ち上げた新興英国ブランド・KUDOS
8 ロングセラーの中核スピーカーにKOREテクノロジー投入。DALI「RUBIKOREシリーズ」の実力を聴く
9 REVOX、回転制御/プリアンプ設計技術を存分に注ぎ込んだアナログプレーヤー「STUDIOMASTER T700」
10 フルテック、フラグシップ・電源タップ「NCF POWER VAULT」の国内受注を開始
11/7 10:25 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX