公開日 2014/07/11 11:12
【第92回】NCもBluetoothも!ソニーの“イマドキ高機能”ヘッドホン「MDR-ZX750BN」を聴く
[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
■今回はソニーのノイキャン&Bluetoothヘッドホンをとてもコンパクトにご紹介!
さて今回は、ノイズキャンセリングとBluetoothワイヤレス機能を搭載するソニーの最新ヘッドホンを紹介しよう。
…今やこの連載で普通に製品レビューをすることは珍しいため冒頭から違和感があるが、毎回毎回趣味に走った一万字級の記事をやっていては僕の身が持たないし、読んでくださる皆様も辟易だろう。今回はコンパクトにして有用なレビューを目指す!(注:他のライターさんはそんな力まず、いつも普通に的確にそれを達成しています)
今回紹介するソニー「MDR-ZX750BN」は、特段にハイエンドであったり目新しい機能があるわけではない。しかし屋外利用を想定したヘッドホンにおいての二大付加価値機能と言えるノイズキャンセリングとBluetoothワイヤレスを搭載して予想実売価格1万5,800円という、いまどきの高機能型スタンダードモデルだ。機能的にも価格帯的にもそそられる方は多いだろう。
そしてこの製品を紹介しようと考えた理由として大きいのは、ソニーはノイズキャンセリングとBluetoothワイヤレスにおいて、トップクラスの信頼感を持てるメーカーであるということだ。早くからそれらに取り組み、現在まで数多くの製品を投入し、高い評価を受けている。ソニーのこの手のヘッドホンなら間違いはないはず。あとは音の傾向を確認してその感触が良ければ、これはもうおすすめだ。
ではチェックしていこう。まずは外観や装着感、機能や使い勝手から。
■見た目は普通のオンイヤー型。ノイズキャンセリングは“さすがソニー”
全体のデザインや質感は至って普通のオンイヤー型ヘッドホン。良くも悪くも特別な主張はない。今回お借りしたブラック(他にホワイトも用意)の場合だと仕上げは艶消しが主体で、部分的に鏡面仕上げ的なアクセントが入っている。
確認しておくとオンイヤー型とは、イヤーパッドが耳をすっぽり覆うのではなく、イヤーパッドが耳の上にのっかるタイプのことだ。耳の形状に合わせたその「オーバル型イヤーパッド」と独自のハンガー構造で頭部への自然なフィットを高めた「インワードアクシスストラクチャー」の合わせ技で、装着感は良好。各種回路やバッテリーを内蔵している割には重くはないことも、装着感の良好さに貢献している。
ノイズキャンセリング機能は、ソニーが早くから実用化・製品化して磨いてきた「デジタルノイズキャンセリング」を搭載。アナログのフィルターよりも緻密に周波数帯域を制御できることで、より効率的にノイズを打ち消し、かつ音質への悪影響を低減できる。
フィルターの切替が容易な(ソフトウェアによる処理だけで切り替えられる)ことを生かして、「AI(Artificial Intelligence)ノイズキャンセリング機能」も搭載。ボタンを押すと周囲の騒音の状況を内蔵マイクでチェック。それに対して最も効果の大きいモード(フィルター)を自動適用する。モードはA・B・Cと用意し、順に飛行機内の騒音(中低域)、電車やバスの車内の騒音(超低域)、オフィス等の空調や機器の騒音(広い帯域)を想定。そのうち最もその場に適当なものが自動選択されるわけだ。
さらにBluetoothワイヤレス機能にもポイントがいくつかある。次ページで解説していこう。
さて今回は、ノイズキャンセリングとBluetoothワイヤレス機能を搭載するソニーの最新ヘッドホンを紹介しよう。
…今やこの連載で普通に製品レビューをすることは珍しいため冒頭から違和感があるが、毎回毎回趣味に走った一万字級の記事をやっていては僕の身が持たないし、読んでくださる皆様も辟易だろう。今回はコンパクトにして有用なレビューを目指す!(注:他のライターさんはそんな力まず、いつも普通に的確にそれを達成しています)
今回紹介するソニー「MDR-ZX750BN」は、特段にハイエンドであったり目新しい機能があるわけではない。しかし屋外利用を想定したヘッドホンにおいての二大付加価値機能と言えるノイズキャンセリングとBluetoothワイヤレスを搭載して予想実売価格1万5,800円という、いまどきの高機能型スタンダードモデルだ。機能的にも価格帯的にもそそられる方は多いだろう。
そしてこの製品を紹介しようと考えた理由として大きいのは、ソニーはノイズキャンセリングとBluetoothワイヤレスにおいて、トップクラスの信頼感を持てるメーカーであるということだ。早くからそれらに取り組み、現在まで数多くの製品を投入し、高い評価を受けている。ソニーのこの手のヘッドホンなら間違いはないはず。あとは音の傾向を確認してその感触が良ければ、これはもうおすすめだ。
ではチェックしていこう。まずは外観や装着感、機能や使い勝手から。
■見た目は普通のオンイヤー型。ノイズキャンセリングは“さすがソニー”
全体のデザインや質感は至って普通のオンイヤー型ヘッドホン。良くも悪くも特別な主張はない。今回お借りしたブラック(他にホワイトも用意)の場合だと仕上げは艶消しが主体で、部分的に鏡面仕上げ的なアクセントが入っている。
確認しておくとオンイヤー型とは、イヤーパッドが耳をすっぽり覆うのではなく、イヤーパッドが耳の上にのっかるタイプのことだ。耳の形状に合わせたその「オーバル型イヤーパッド」と独自のハンガー構造で頭部への自然なフィットを高めた「インワードアクシスストラクチャー」の合わせ技で、装着感は良好。各種回路やバッテリーを内蔵している割には重くはないことも、装着感の良好さに貢献している。
ノイズキャンセリング機能は、ソニーが早くから実用化・製品化して磨いてきた「デジタルノイズキャンセリング」を搭載。アナログのフィルターよりも緻密に周波数帯域を制御できることで、より効率的にノイズを打ち消し、かつ音質への悪影響を低減できる。
フィルターの切替が容易な(ソフトウェアによる処理だけで切り替えられる)ことを生かして、「AI(Artificial Intelligence)ノイズキャンセリング機能」も搭載。ボタンを押すと周囲の騒音の状況を内蔵マイクでチェック。それに対して最も効果の大きいモード(フィルター)を自動適用する。モードはA・B・Cと用意し、順に飛行機内の騒音(中低域)、電車やバスの車内の騒音(超低域)、オフィス等の空調や機器の騒音(広い帯域)を想定。そのうち最もその場に適当なものが自動選択されるわけだ。
さらにBluetoothワイヤレス機能にもポイントがいくつかある。次ページで解説していこう。
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