• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/03/25 10:45

【第150回】田村ゆかりさんに捧ぐ!ラジオ「いたずら黒うさぎ」歴代OP/ED曲をオーディオ目線で語る

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
■ラジオ最終回直前企画!「いたずら黒うさぎ」歴代OP/ED曲の聴き所はココだ

この連載の開始前、僕が当時まだ名前も決まっていなかったこの連載向けに出したネタ案のひとつに「声優、田村ゆかりさんの魅力を引き出すオーディオアイテムを紹介!」というものがあったという話は、前にも少し触れた。それ自体が採用されることはなかったが、それがこの連載の「声優シリーズ」のきっかけだ。

<高橋敦のオーディオ絶対領域 声優シリーズ過去記事一覧>
【第43回】「人気声優×人気イヤホン」相性が良いのは? 怒濤の28組み合わせ総当たりテスト!
【第74回】「人気声優×人気ヘッドホン」総当たりテスト! 帰ってきた好評(?)企画、今年はヘッドホン編
【第123回】「人気キャラソン×高CPイヤホン」連載史上最大の40組み合わせで相性テスト!
【第137回】“花澤病ライター”が花澤香菜ソングスにぴったりなヘッドホンをコーディネート!
【第149回】もらってないけど返す! ホワイトデー、高橋敦が女性声優に贈りたいヘッドホン

本懐であり、初心である田村ゆかりさん単独企画をいつか…。

そう思い続けていた。しかしだからこそ、その“いつか”を急くことなく、その“いつか”を確信できるときを待っていた。

さらにさかのぼれば、僕がゆかりさんのファンになったのはラジオ番組「いたずら黒うさぎ」がきっかけだ。声優さんに重きを置く方向性に最も大きな影響を与えたのは、「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」だと言える。その「いたずら黒うさぎ」が、本記事掲載の翌日、2016年3月26日土曜日24時の文化放送から順次、最終回を迎える。

「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」公式サイト

“いつか”とは、いまだ。

そのようなわけで今回は、「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」歴代オープニング曲とエンディング曲から、申し訳ないが僕の個人的な好み等で、17曲を選び出してその音楽的オーディオ的な聴きどころなどを紹介していく。

ラジオリスナーにとってその番組のOP曲やED曲は特別。早めにラジオをオンにしておき「いつもの曲」が流れてきたらラジオに耳を澄まし始め、「いつもの曲」を聴き終えたらラジオをオフにする。実際はその流れで、前の番組や次の番組も聴き始めたりしがちだけれど。僕が「こむちゃ」そして「アニスパ」も聴き始めたように。

そして「黒うさぎ」は、OPもEDも曲を長めに流してくれる。オープニング曲のインパクトはもちろん、エンディングトークの後ろで流れている曲はトークが終わってもたっぷりと残り、それがやがてすうっとフェードアウトする、あの雰囲気は独特に思える。「黒うさぎ」のOP曲ED曲は、リスナーに強い印象を残しているはずだ。

また「黒うさぎ」リスナーではなかった方にも、これを機にそれらの曲を知ってもらえたらと思う。思い入れを別にしても自信を持っておすすめできる良曲揃いなので。アイドル的な輝きとアーティスト的な輝きを共に放つ声優シンガーとして、田村ゆかりはひとつの基準だ。そのゆかりさんの音楽にこれから触れるであろう方々が、膨大な既存曲の何から聴けばいいのだろう?と悩んだときに、そのいつかに、この記事が目に留まってくれることも期待している。

選び出した17曲は基本的には時系列順に並べてある。それぞれの曲の紹介の冒頭「2003年04月05日から2003年10月04日のOP曲」といった部分は文化放送での放送日(土曜日)基準だ。

話の内容としては先に述べたように、主には音楽的、あるいはオーディオ的な聴きどころについて触れていこうと思う。曲をさらに掘り下げて味わったり、そこをポイントにしてオーディオシステムを考えたりと、皆様それぞれがゆかりさんの曲を改めてもっと楽しむ、その参考になれば嬉しい。リスナーとしてただ「黒うさぎを振り返る」的な話とかも混ざるが。

では始めていく。音源がお手元にある方はそれを聴きながら読み進めていただければと思う。また長い記事なので、ご帰宅中やご帰宅後など、夜にゆっくり読んでいただくのもよいかと思う。この記事が掲載された今日は金曜日。ゆかりさんがその夜に「いたずら黒うさぎ」を収録していたという金曜日だ。

<レビューもくじ>
Lovely Magic(シングル「Lovely Magic」より)
夢見月のアリス(シングル「夢見月のアリス」より)
空の向こう側に(シングル「夢見月のアリス」より)
candy smile(シングル「恋せよ女の子」より)
君をつれて(シングル「恋せよ女の子」より)
Cutie♥Cutie(シングル「Spiritual Garden」より)
Traveling with a Sheep(シングル「Spiritual Garden」より)
優しい夜に。(アルバム「銀の旋律、記憶の水音。」より)
天使のお仕事(シングル「童話迷宮」より)
Melody(シングル「星空のSpica」より)
YOURS EVER(ベストアルバム「Sincerely Dears…」より)
Cherry Kiss(アルバム「木漏れ日の花冠」より)
Super Special Smiling Shy girl(シングル「You & Me」より)
恋と夢と空時計(#553 - #610/アルバム「螺旋の果実」より)
あのねlove me do(シングル「あのねlove me do」より)
雨のパンセ(シングル「好きだって言えなくて」より)
Gratitude(アルバム「シトロンの雨」より)

次ページ初代OP曲「Lovely Magic」からスタート!

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「第55回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」、9/13から3日間の放送・配信予定
2 骨伝導イヤホンの常識変える名機が誕生!Shokzの新フラグシップ機「OpenRun Pro 2」レビュー
3 ティアック、“音楽愛好家のためのDSD/PCM録音再生機” 「SD-550HR」
4 「AirPods 4」のノイキャンや音質、装着感を現地で試した!「想像を超える」消音効果
5 JBL初のAVアンプ「MA9100HP」の詳細レポート。「初めてAVアンプを触る人にも使いやすいモデルを」
6 ソニー、「Xperia 5 V」後継機を今期は発売しないことをアナウンス。Xperia 1 VI/10 VIが好調
7 音場感に長けた “万能” 電源ケーブル。ゾノトーンの最新作「Grandio PS-10」レビュー
8 <IFA>Anker、新オープン型完全ワイヤレス「AeroFit 2」。特殊構造で小さくたためるヘッドホン「Space One Pro」も
9 寄生されたらもうおしまい!シリーズ最新作公開のSFホラー映画金字塔
10 “推し活”にマストなCDコンポ!「2.5万円未満」のハイコスパモデルを一斉比較レビュー
9/13 10:56 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX