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公開日 2018/09/19 18:49

自在に応用&発展可能な新しい提案型、フルテックNCF Boosterシリーズを使いこなす

使って納得の画期的で嬉しいアクセサリー
鈴木 裕
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愛用中のシステムが秘める本来の実力を手軽に引き出せる、画期的なアクセサリーとして話題沸騰中のフルテックのコネクター/ケーブルホルダー「NCF Booster」。より手頃な価格の姉妹品「NCF Booster-Signal」や、発展応用のためのオプションも相次いで発売され、ますます用途の幅は広がっている。1個使って納得、新しいフレキシブルな合わせ技をすれば、さらに驚きの世界が切り拓かれる。ここでは、さまざまな箇所に導入しての複合効果を探ることにした。

互換設計のNCF BoosterとNCF Booster-Signalに、オプションを追加して複合させた「空中ケーブルタワー配線」。床からの振動やケーブル同士の干渉を排除した、理想の配線とケーブル環境を構築できる

新発明の画期的アクセサリー、NCF Boosterシリーズ(Text by 鈴木 裕)

NCF Booster-Signalに続き、オプションも相次いで登場

画期的なオーディオアクセサリーが発明されたのかもしれない。NCF Booster、そしてNCF Booster-Signalをテストしての率直な感想だ。

フルテック自身、おそらくそのことを認識していて、さまざまなオプションパーツも用意されている。「Extension Shaft Bar(延長用支柱)」「Top Clamp(錘)」「Cradle-Flat(フラット型ホルダー)」といったパーツだ。


オプション「Cradle-Flat」(12,000円、税抜)。NCF Booster-Signalのケーブルホルダー部の単売品(シリコン固定リング2個付属)。追加で自在&複合的な応用ができる。フレキシブルな使用法には欠かせないアイテムだ

オプション「TopClamp」(13,800円、税抜)。NCF Booster-Signalに追加し強化可能。ステンレスパウダーを基本材料とし、複数の特殊制振金属パウダーを調合、ナイロン樹脂と複合させ、質量は約295g


オプション「Extension Shaft Bar」(3,000円/10本セット、税抜)。1本あたりの高さ59.5mm、手でねじ込むだけで連結可能

オプション「Shaft Bar Adjuster」(3,800円/2個、税抜)。クレイドル部の高さを微調整、最適化する中継具
NCF Booster-Signalを使いこなす!

単体1箇所でも効果的だが、増やせば増やすほど魅力アップ

とにかく、その音の変化をレポートしよう。テストは『季刊オーディオアクセサリー』誌の試聴室で行った。まず、NCF Booster-Signal単体の効果だ。

RCAやXLR端子を下から支えたり、ケーブルホルダーとしても使用できる。CDプレーヤーの、プリアンプへ出力するXLRケーブルの端子の下にひとつだけ使った。

これだけで相当な変化量があった。音の背景が静かになり、高域の粉っぽい感じが収まる。さらに低音の量感成分が減って、よりダイレクトな音に。音の立ち上がりとしゃがみが明確になっている。

全体に分解能も上がっているが、音がほぐれて、本来の硬い/柔らかいといった音の感触にずいぶん近づいている。空間表現力としては定位の前後の描き分けが明確化しているのも素晴らしい。さらに、大音量時の音の安定感がかなりいい。

次ページCDプレーヤーの信号出力とアンプの信号入力系に使っての効果

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