• ブランド
    特設サイト
PR 公開日 2023/03/24 06:30

Polk Audioのスピーカーはロックやポップスと相性抜群!「R700」「R200」で名盤を聴き倒す

普段親しみのある楽曲を高音質で
岩井 喬
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
50周年を迎えたアメリカのPolk Audio(ポークオーディオ)は、学生でも買えるリーズナブルかつ素晴らしいサウンドのスピーカー作りを理想に掲げ、創業以来邁進し続けてきた。そして現在では、全米市場で圧倒的な販売実績を誇るスピーカーブランドとして確固たる地位を確立し、日本でも急成長を遂げた。

現在日本に投入されたラインナップの中で最上位となる「Reserve」シリーズは、スピーカーとしての基本設計の高さと、価格帯を超えるポテンシャルの高さを両立。あらゆる音楽ジャンルをバランス良く鳴らし込む、リーズナブルなモデルとして人気が高まっている。

今回はこのReserveシリーズについて、ポップスやロック音源との親和性の高さに着目し、80 - 90年代のロック系名盤を集め、マランツ試聴室にてハイレゾやアナログ音源も含めてチェックする機会を得た。試したモデルはシリーズのフラッグシップモデル「R700」と、ブックシェルフ型上位の「R200」である。

左側が「R200」、右側が「R700」

音圧上げた音源でもバランス良いReserveシリーズ



Reserveシリーズを初めて聴いたときに感じたのは、音圧の高いロックやポップスとの相性が良いことだ。特にロックのディストーションギターの音色、表現力の高さに驚いた。もちろんポップスやロックだけではなく、バランスの良いサウンド性によってクラシックやジャズといったアコースティックで微弱音から大音量パートまでを有する、ダイナミックレンジの広いソースにおいても空間性の良い緻密なサウンドを楽しめる。

一般的にHi-Fi志向のスピーカーはアコースティックな音源を得意とするが、コンプレッサーで音圧を上げたポップスやロック音源では抑揚のない平面的な再生音となり、クラシックやジャズに比べて音が悪いと評価されてしまうことが多い。しかしオンマイクで収録され、ボーカルや楽器のダイレクトな音色を捉えたサウンドならではの魅力も高く、アコースティックな音源とは違う尺度での評価も必要である。

その一方で、アナログ時代のものや昨今のハイレゾ音源ではコンプレッションを抑えたポピュラー音源も多く存在している。ロックやポップスでも、ナチュラルなサウンド性を実感できるものがあり、ピュアオーディオ環境でも楽しめる音源としての価値は高い。なにより普段親しみのある楽曲をより良いサウンドで楽しめるのであれば、システムを改善する意味も高まるだろう。

今回試聴に使用したアナログレコード

ありのままを引き出すHi-Fiスピーカーでは、高音圧かつ圧縮されたサウンドは飽和した聴こえとなり、弱音パートなどの細部はマスクされる傾向が強いように感じる。しかしReserveシリーズではそうしたことがなく、高音圧な音源でもパートごとに分離良く、音圧が高くともバランスが崩れない。

またReserveシリーズでは、ロックやポップスを聴く際、多くの方が注目・聴きたいポイントといえるであろう、楽曲の主体となるボーカルやギターといった中域の密度をしっかりと押し出している。高域にかけての倍音の際立ち感は自然にまとめ、耳につく嫌なきつさがないこともメリットのひとつ。このサウンドに隠された理由について、特許技術であるX-PortやPower Port 2.0がポイントになっていると筆者は考える。

X-Portは、バスレフポート内にブートトラップを設けて不要共振を抑える技術で、Reserveシリーズではブックシェルフ型モデルに設けられている。ポートノイズやキャビネット内に留まっている中高域成分を解消してくれるが、高音圧で飽和気味なポップスやロック音源へのケアとして、この技術が有効に作用しているのではないか。またフロア型モデルで採用しているPower Port 2.0は、前述したX-Portの機能性に加え、底面側に設けたポートの空気の流れをスムーズにする能力を持たせたものだ。設置場所を選ばず安定した低音の豊かさを味わえる有用な技術といえるだろう。

背面にX-Portを搭載

Power Port 2.0は底面のバスレフポートに採用されている

次ページアナログと相性抜群!「R700」で名盤を試聴

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX