PR 公開日 2024/06/07 06:30
マランツ「MODEL M1」徹底レビュー。今年度“最注目”のオーディオコンポーネント
わずか22cm四方の筐体から奏でるサウンドに評論家陣が衝撃を受けた!
2020年に“新世代”を掲げて以来、革新的なモデルを次々と誕生させてきた日本が誇るメーカー「マランツ」。そして2024年、新世代マランツの象徴ともいうべき“モデルナンバー1”を冠した「MODEL M1」がついに登場した。
“小型・軽量でハイファイ”という、これまでの常識を覆す製品開発を目指し、10年の歳月をかけて実現したネットワークプレーヤー内蔵プリメインアンプである。オーディオに新たなフェーズをもたらす、今年度“最注目”のオーディオコンポーネントの徹底レビューをお届けする。
HEOSやHDMI端子、そしてラグジュアリーな新デザインをハイファイ・コンポーネントに搭載し新境地を切り開いてきたマランツから、画期的プロダクトが誕生した。
同社が積み重ねてきたクラスDアンプ技術を要に、筐体サイズを大幅にシェイプアップして設置場所の制約から解放し、「サイズや重量が大きいほど音が良い」とされてきたオーディオにおける既成概念の打破を至上命題に開発された、新コンセプトのコンパクト・オールインワン・ソリューション「MODEL M1」である。
本機は、HEOSによるストリーミング再生を主眼としたアンプ内蔵のネットワークストリーマーだ。フルサイズコンポに匹敵するハイクオリティなサウンドを小型ボディで実現するため、専用のクラスDアンプ回路を新規開発。オランダのAxign社と共同開発したクラスDアンプと、マランツのCDプレーヤーでも採用されるオリジナル・デジタルフィルターを組み合わせた心臓部をBTL接続駆動することで4Ω120Wの出力をギャランティする。
同社はこれまで、DAC搭載の小型アンプ「HD-AMP1」への搭載を手始めに、フラグシップのプリメインアンプ「PM-10」やミドルクラスのプリメインアンプ「PM-12 OSE」、「MODEL 30」、フラッグシップAVパワーアンプ「AMP 10」など、この約10年の間にクラスDアンプ技術の実績を積み重ねてきた。
そしてこのM1にも、小型サイズの中に、AMP 10で採用のLC回路用高品位コイルをダウンサイジングして搭載したり、専用のスイッチング電源を新規開発するなど、まさに集大成とも言える内容が盛り込まれているのだ。
デザインも斬新で、開放感ある空間表現を実現するために、非磁性体のステンレス製による、画期的な多重メッシュ構造の天板を採用。ほかにも、HDMI(eARC)にも対応する多機能性はもちろんのこと、筐体の要となるシャーシには4mm厚のアルミ製ベースプレートを採用し、全てを国内工場「白河オーディオワークス」でアセンブリするなど、如何に本機が力を込めて開発されたのかが分かる内容となっている。
試聴は、MODEL M1ならではのコンパクトさを活かすために、まずはイクリプスの8cmフルレンジスピーカー「TD508MK4」を組み合わせた。ハイレゾ・ストリーミングソースを一聴して実感するのは、マランツのハイファイ・コンポーネンツに通底する上質さである。豊かな奥行き表現による立体的な音楽描写で、滑らかな音色のタッチと、とりわけ、遥か彼方へと広がっていく流麗かつ夢幻のリバーヴ残響が美しい。
オーケストラソースでは、弦楽器のしなやかな音色が心地よく響き、ピチカート奏法や弱音器を付けた繊細な動きから、コントラバスの明瞭な押し出し感までが、充実度の高いサウンドで実現されている。ポップスソースでは、TD508MK4のピンポイントなヴォーカル定位が存分に発揮されるとともに、やはりどこまでも広がるリバーヴの余韻が極上だ。
本機の真価を確認するためにB&Wの805D4 Signatureも接続したが、ニュアンス豊かな情報量や、グリップの良い低域駆動力が秀逸だ。
この大きな広がり豊かな世界観や充実感は、まさにマランツならではの愉悦であるが、それがこのサイズのコンポーネントから得られることに驚かされるのだ。
以上のようにMODEL M1は、マランツならではのハイファイ・クオリティをミニマムサイズで具現化させた、コンパクトなオールインワン・ソリューションである。
安定動作と明快な操作性を実現したHEOSによる各種ネットワーク再生、同社が生み出したトレンドでもあるHDMI端子、独創的な天板デザインに加えて、何よりも長年のクラスDアンプ開発で培った知見によって、ハイファイ・コンポーネントでこそ味わえる上質なサウンドをこのサイズで実現している。
まさにMODEL M1は、今後のオーディオ市場を変革する、ゲームチェンジャーたる存在となるだろう。
“小型・軽量でハイファイ”という、これまでの常識を覆す製品開発を目指し、10年の歳月をかけて実現したネットワークプレーヤー内蔵プリメインアンプである。オーディオに新たなフェーズをもたらす、今年度“最注目”のオーディオコンポーネントの徹底レビューをお届けする。
10年間のクラスDアンプ技術のまさに集大成とも言える内容(生形三郎)
HEOSやHDMI端子、そしてラグジュアリーな新デザインをハイファイ・コンポーネントに搭載し新境地を切り開いてきたマランツから、画期的プロダクトが誕生した。
同社が積み重ねてきたクラスDアンプ技術を要に、筐体サイズを大幅にシェイプアップして設置場所の制約から解放し、「サイズや重量が大きいほど音が良い」とされてきたオーディオにおける既成概念の打破を至上命題に開発された、新コンセプトのコンパクト・オールインワン・ソリューション「MODEL M1」である。
本機は、HEOSによるストリーミング再生を主眼としたアンプ内蔵のネットワークストリーマーだ。フルサイズコンポに匹敵するハイクオリティなサウンドを小型ボディで実現するため、専用のクラスDアンプ回路を新規開発。オランダのAxign社と共同開発したクラスDアンプと、マランツのCDプレーヤーでも採用されるオリジナル・デジタルフィルターを組み合わせた心臓部をBTL接続駆動することで4Ω120Wの出力をギャランティする。
同社はこれまで、DAC搭載の小型アンプ「HD-AMP1」への搭載を手始めに、フラグシップのプリメインアンプ「PM-10」やミドルクラスのプリメインアンプ「PM-12 OSE」、「MODEL 30」、フラッグシップAVパワーアンプ「AMP 10」など、この約10年の間にクラスDアンプ技術の実績を積み重ねてきた。
そしてこのM1にも、小型サイズの中に、AMP 10で採用のLC回路用高品位コイルをダウンサイジングして搭載したり、専用のスイッチング電源を新規開発するなど、まさに集大成とも言える内容が盛り込まれているのだ。
デザインも斬新で、開放感ある空間表現を実現するために、非磁性体のステンレス製による、画期的な多重メッシュ構造の天板を採用。ほかにも、HDMI(eARC)にも対応する多機能性はもちろんのこと、筐体の要となるシャーシには4mm厚のアルミ製ベースプレートを採用し、全てを国内工場「白河オーディオワークス」でアセンブリするなど、如何に本機が力を込めて開発されたのかが分かる内容となっている。
オーディオ市場を変革するゲームチェンジャーたる存在と言える
試聴は、MODEL M1ならではのコンパクトさを活かすために、まずはイクリプスの8cmフルレンジスピーカー「TD508MK4」を組み合わせた。ハイレゾ・ストリーミングソースを一聴して実感するのは、マランツのハイファイ・コンポーネンツに通底する上質さである。豊かな奥行き表現による立体的な音楽描写で、滑らかな音色のタッチと、とりわけ、遥か彼方へと広がっていく流麗かつ夢幻のリバーヴ残響が美しい。
オーケストラソースでは、弦楽器のしなやかな音色が心地よく響き、ピチカート奏法や弱音器を付けた繊細な動きから、コントラバスの明瞭な押し出し感までが、充実度の高いサウンドで実現されている。ポップスソースでは、TD508MK4のピンポイントなヴォーカル定位が存分に発揮されるとともに、やはりどこまでも広がるリバーヴの余韻が極上だ。
本機の真価を確認するためにB&Wの805D4 Signatureも接続したが、ニュアンス豊かな情報量や、グリップの良い低域駆動力が秀逸だ。
この大きな広がり豊かな世界観や充実感は、まさにマランツならではの愉悦であるが、それがこのサイズのコンポーネントから得られることに驚かされるのだ。
以上のようにMODEL M1は、マランツならではのハイファイ・クオリティをミニマムサイズで具現化させた、コンパクトなオールインワン・ソリューションである。
安定動作と明快な操作性を実現したHEOSによる各種ネットワーク再生、同社が生み出したトレンドでもあるHDMI端子、独創的な天板デザインに加えて、何よりも長年のクラスDアンプ開発で培った知見によって、ハイファイ・コンポーネントでこそ味わえる上質なサウンドをこのサイズで実現している。
まさにMODEL M1は、今後のオーディオ市場を変革する、ゲームチェンジャーたる存在となるだろう。