公開日 2016/10/19 11:44
キーワードは「New Vintage」
ティアック、フルサイズの “Reference 7” 。第1弾はネットワークCDレシーバー「NR-7CD」、42万円前後
編集部:風間雄介
ティアックは、“New Vintage”をキーワードにした新製品群を発表した。本稿では、Referenceシリーズの最上位となる「Reference 7」シリーズについて紹介する。
同社はこれまでReference 501や301、101シリーズを展開してきたが、Reference 7シリーズでは筐体を大型化し、初めてフルサイズ筐体を採用した。IFAのディーラー向けスペースで参考出展していたモデル(関連ニュース)が国内で正式発表された格好。価格はオープンだが、42万円前後での販売が予想される。2017年1月下旬の発売を予定している。
今回発表したのはネットワークCDレシーバーの「NR-7CD」。中央にCDドライブを設け、左右にアナログのピークレベルメーターを配置した独特なデザインを採用している。「NEW VINTAGE をコンセプトに、オーセンティックなオーディオのエッセンスと新しさを感じさせるデザイン」としたという。
開発にあたっては、同社に30名ほどいるという、音質に関するテストをパスした「ゴールデンイヤー」が音決めを行った。なお生産は東京・青梅で行われ、MADE IN TOKYOモデルとしても訴求する。
これまでのReference 5シリーズと同様、L/Rを分離したデュアルモノラル・ディファレンシャルサーキットデザインを採用。DACはAKMの「VERITA AK4490」を左右1基ずつ搭載。アンプもICEPower製のクラスDアンプ「50ASX2」をBTL構成で左右チャンネルごとに搭載している。出力は140W+140W(4Ω)。
アンプ部およびDAC/ボリューム部には、AMAC(アルミニウムブロック・マウンテッド・アプリファイ・コンストラクション)を採用。約10mm厚アルミブロックの片面に片ch分のデジタルアンプを、もう片面にやはり片ch分のDAC/ボリューム回路を配置。これをL/Rで独立させて1枚ずつ搭載することで、放熱性を向上させると共に、各回路/chの干渉を排除している。
ネットワークプレーヤー機能はOpenHome互換で、ギャップレス再生はもちろん、操作アプリを停止しても、途切れることなく再生を続けるオンデバイス・プレイリストにも対応している。なお本機はUSB-DAC機能を搭載していない。
ネットワークプレーヤー機能で再生可能なフォーマットはDSDが5.6MHz、PCMが192kHz/24bitまで。
使い勝手にもこだわり、専用アプリ「TEAC HR Streamer」で操作することができる。
なお背面にUSB-A端子を備え、USBストレージ内の楽曲を再生することも可能。USBストレージを簡易サーバーとして、アプリから再生操作を行うことができる。そのほか、ロスレス音楽ストリーミングサービスのTIDALやQobuzにも対応しており、上述の専用アプリから選曲や再生を操作することができる。
CDドライブメカは自社製のオーディオ専用品で、業務用機器にも搭載されているものを採用した。
またアップコンバート機能「RDOT-NEO」も搭載。CDやBluetoothなど、すべてのPCM音源を最大DSD 12.2MHz、PCM384kHzまでアップコンバートする。この操作はワンボタンで行える。
Bluetooth機能も備え、LDACコーデックに対応。LDACはソニーが開発したハイレゾ相当の音を伝送できるコーデックで、ソニー製品以外で対応するのはティアックが今回発表した新製品が初めて。そのほかSBC、AAC、aptXコーデックもサポートする。
シャーシ構造も工夫し、高剛性を追求。サイドパネルをラウンド形状としたこともデザイン上のポイントだ。なおサイドパネルは12mm厚。また、デザインを重視した結果、天板部のスリットも排除した。その一方で、クラスDアンプとはいえ140W×2という大出力に見合う放熱を確保する必要があり、前述のAMACによって十分な放熱性能を備えたという。
そのほかオリジナル構造の3点支持ピンポイントフット、大型金メッキ・スピーカーターミナル、高品位な金メッキスピーカー端子、IEC規格のACインレット、OFC導線採用のオーディオグレード電源ケーブルなどを採用。またミュート機能、ディマー機能、ディスプレイの自動OFF設定機能なども備えた。
外形寸法は442W×152H×345Dmm、質量は約13.4kg。
同社はこれまでReference 501や301、101シリーズを展開してきたが、Reference 7シリーズでは筐体を大型化し、初めてフルサイズ筐体を採用した。IFAのディーラー向けスペースで参考出展していたモデル(関連ニュース)が国内で正式発表された格好。価格はオープンだが、42万円前後での販売が予想される。2017年1月下旬の発売を予定している。
今回発表したのはネットワークCDレシーバーの「NR-7CD」。中央にCDドライブを設け、左右にアナログのピークレベルメーターを配置した独特なデザインを採用している。「NEW VINTAGE をコンセプトに、オーセンティックなオーディオのエッセンスと新しさを感じさせるデザイン」としたという。
開発にあたっては、同社に30名ほどいるという、音質に関するテストをパスした「ゴールデンイヤー」が音決めを行った。なお生産は東京・青梅で行われ、MADE IN TOKYOモデルとしても訴求する。
これまでのReference 5シリーズと同様、L/Rを分離したデュアルモノラル・ディファレンシャルサーキットデザインを採用。DACはAKMの「VERITA AK4490」を左右1基ずつ搭載。アンプもICEPower製のクラスDアンプ「50ASX2」をBTL構成で左右チャンネルごとに搭載している。出力は140W+140W(4Ω)。
アンプ部およびDAC/ボリューム部には、AMAC(アルミニウムブロック・マウンテッド・アプリファイ・コンストラクション)を採用。約10mm厚アルミブロックの片面に片ch分のデジタルアンプを、もう片面にやはり片ch分のDAC/ボリューム回路を配置。これをL/Rで独立させて1枚ずつ搭載することで、放熱性を向上させると共に、各回路/chの干渉を排除している。
ネットワークプレーヤー機能はOpenHome互換で、ギャップレス再生はもちろん、操作アプリを停止しても、途切れることなく再生を続けるオンデバイス・プレイリストにも対応している。なお本機はUSB-DAC機能を搭載していない。
ネットワークプレーヤー機能で再生可能なフォーマットはDSDが5.6MHz、PCMが192kHz/24bitまで。
使い勝手にもこだわり、専用アプリ「TEAC HR Streamer」で操作することができる。
なお背面にUSB-A端子を備え、USBストレージ内の楽曲を再生することも可能。USBストレージを簡易サーバーとして、アプリから再生操作を行うことができる。そのほか、ロスレス音楽ストリーミングサービスのTIDALやQobuzにも対応しており、上述の専用アプリから選曲や再生を操作することができる。
CDドライブメカは自社製のオーディオ専用品で、業務用機器にも搭載されているものを採用した。
またアップコンバート機能「RDOT-NEO」も搭載。CDやBluetoothなど、すべてのPCM音源を最大DSD 12.2MHz、PCM384kHzまでアップコンバートする。この操作はワンボタンで行える。
Bluetooth機能も備え、LDACコーデックに対応。LDACはソニーが開発したハイレゾ相当の音を伝送できるコーデックで、ソニー製品以外で対応するのはティアックが今回発表した新製品が初めて。そのほかSBC、AAC、aptXコーデックもサポートする。
シャーシ構造も工夫し、高剛性を追求。サイドパネルをラウンド形状としたこともデザイン上のポイントだ。なおサイドパネルは12mm厚。また、デザインを重視した結果、天板部のスリットも排除した。その一方で、クラスDアンプとはいえ140W×2という大出力に見合う放熱を確保する必要があり、前述のAMACによって十分な放熱性能を備えたという。
そのほかオリジナル構造の3点支持ピンポイントフット、大型金メッキ・スピーカーターミナル、高品位な金メッキスピーカー端子、IEC規格のACインレット、OFC導線採用のオーディオグレード電源ケーブルなどを採用。またミュート機能、ディマー機能、ディスプレイの自動OFF設定機能なども備えた。
外形寸法は442W×152H×345Dmm、質量は約13.4kg。
- トピック
- TEAC