トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2020/01/10 15:17
メーターにインピーダンス/サブソニック表示も可能

<CES>ティアック、完全バランス入出力回路構成フォノイコ「PE-505」

ファイルウェブ編集部
ティアックは、同社 “Referenceシリーズ” の新製品として、デュアルモノラル、完全バランス入出力回路構成のフォノイコライザーアンプ「PE-505」を、米ラスベガスの「CES 2020」に合わせて発表。CES 2020のブースでも早速展示した。3月末の発売を予定しているが、現時点では価格は未定だという。

「CES 2020」にて展示された「PE-505」

新たに開発したNF型EQアンプ回路により、RIAA偏差(20Hz-20kHz) 0.04dB以下を達成。この高精度なRIAA補正回路のほか、DECCA、COLUMBIAのEQカーブにも対応している。なお、RIAA、DECCA、COLUMBIAにそれぞれに独立したEQ回路を設けている。

従来の“Referenceシリーズ”と共通の意匠を備える

ヘッドアンプ、EQ(RIAA)アンプ、最終出力段のバッファーアンプに至るまで全段でバランス入出力回路構成を採用。RCA (アンバランス)入力も入力直後から差動伝送に変換する。なお、バランス出力の誤差を吸収し、より正確な音楽再生を実現するという差動出力平均化回路を搭載している。結果として、従来の “Referenceシリーズ” と統一されたデザインのボディに、非常に大きな物量を投入できたとしている。

入力段から出力段まで完全なバランス構成としている

MMカートリッジの負荷容量切り替え、MCカートリッジの負荷抵抗切り替え機能を搭載。またユニークな機能として、前面パネルの「MEASURE」ボタンを押すことで、ケーブルも含めた実際のカートリッジの負荷抵抗値を中央のメーターに表示できる。このメーターを参照しつつダイヤルを操作することで、適切な負荷抵抗を選択できるようにしたとのこと。

中央のメーターに実際のインピーダンスを測定/表示可能。モードを切り替えることで低音成分も表示できる

インシュレーターは3点支持

また、メーターはモード切り替えにより6Hz以下の低音成分を検出して表示することも可能。メーターに表示された結果に応じて、必要であればサブソニックフィルター(24dBoct)をオンにすることで低音成分をカットできる。

RCA入力(MM)で-108dB、XLR入力(MC)で-92dBという高S/Nを実現。さらに、残留雑音電圧はMMで10μV、MCで38μVという高スペックを実現している。

「CES 2020」では、同じ海外代理店で取り扱われているESOTERICブランドも同ブースで展示されていた

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新

WEB