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公開日 2016/09/16 10:04
ボリューム刷新など音質にも注力
デノン、11chアンプ搭載の準旗艦AVアンプ「AVR-X6300H」。28万円
編集部:小澤貴信
デノンは、11chアンプを搭載したドルビーアトモス/DTS:X対応AVアンプ「AVR-X6300H」を10月中旬より発売する。価格は280,000円(税抜)。
本機は11.2chプロセッシングに対応し、11chアンプを搭載。追加パワーアンプなしで最大11.2chのサラウンド環境が構築できる。一方で、筐体は従来のミドルクラスAVアンプ「AVR-X4200W」と同じサイズにとどめた。定格出力(8Ω、2ch駆動)は140W+140W、実用最大出力(6Ω、1ch駆動)は250Wとなる。11.2chのプリアウトも搭載する。
音質面でも数多くの刷新が図られた。各chごとに基板を独立させた11chアンプ「11chモノリス・コンストラクション・パワーアンプ」を搭載。これまで1チップに集積されていたボリュームとセレクターは、各機能に特化した新開発チップをそれぞれ開発して独立化。クオリティを高めると共に最適な配置・回路構成を実現した。
オブジェクトオーディオは、ドルビーアトモスおよびDTS:Xに対応。「Neural:X」および「Dolby Surround」によるアップミックス再生も可能。11chアンプ内蔵により、パワーアンプを追加することなく最大で[7.2.4]システムが構築できる。また、DTS-HDマスターオーディオをDolby Surroundで、ドルビーTrueHDをNeural:Xでそれぞれアップミックスすることも可能だ。
HDMIは8入力/3出力を搭載し、全てのHDMI端子がHDCP2.2に対応。4K/60p、HDR、BT.2020などの入力に対応。Ultra HD Blu-rayの再生に対応する。ネットワーク/USBメモリーからの音楽ファイル再生は、新たに5.6MHz DSDに対応した。Bluetooth、Wi-Fiを内蔵している。
なお、型番末尾の「H」は、後述する同社マルチメディアスピーカー「HEOS」への対応を表している。
デノンは発表に先立って、プレス向けの発表会を開催。本機の詳細について、音質設計を担当した高橋佑規氏、マーケティング担当の宮原利温氏がプレゼンテーションを行った。以下に詳細を解説する。
■デノンが“6000番台”を日本初投入。中級機サイズで11chアンプ内蔵を実現
デノンはこれまで日本国内では、旗艦モデルとして“7000番台”、プレミアムモデルとして“4000番台”をラインナップ。海外では展開されていた“6000番台”は、国内未導入だった。しかし、今回AVR-X6000Hが11chアンプ搭載など大幅に仕様強化されたため、新たに日本でも展開されることになった。
AVR-X6300Hの開発においては、大きく3つのコンセプトが念頭に置かれたという。1つ目は、旗艦モデル「AVR-X7200WA」の設計手法やクオリティをAVR-X4200の筐体で、かつより価格を抑えて実現すること。コストパフォーマンスの高いハイエンドAVアンプを目指したという。
2つ目は、11chアンプの内蔵だ。これまでは旗艦機であるAVR-X7200Wでも9chアンプの搭載にとどまっていた。結果としてプロセッシングが対応する最大ch数である11.2ch(オブジェクトオーディオの[7.2.4]ch)を実現するためには、2chパワーアンプの追加が必要だった。単体で[7.2.4]chを実現できるAVアンプが欲しいという要望はユーザーからも多く寄せられたこともあり、本機では11chアンプ搭載でこれを実現させた。
本機は11.2chプロセッシングに対応し、11chアンプを搭載。追加パワーアンプなしで最大11.2chのサラウンド環境が構築できる。一方で、筐体は従来のミドルクラスAVアンプ「AVR-X4200W」と同じサイズにとどめた。定格出力(8Ω、2ch駆動)は140W+140W、実用最大出力(6Ω、1ch駆動)は250Wとなる。11.2chのプリアウトも搭載する。
音質面でも数多くの刷新が図られた。各chごとに基板を独立させた11chアンプ「11chモノリス・コンストラクション・パワーアンプ」を搭載。これまで1チップに集積されていたボリュームとセレクターは、各機能に特化した新開発チップをそれぞれ開発して独立化。クオリティを高めると共に最適な配置・回路構成を実現した。
オブジェクトオーディオは、ドルビーアトモスおよびDTS:Xに対応。「Neural:X」および「Dolby Surround」によるアップミックス再生も可能。11chアンプ内蔵により、パワーアンプを追加することなく最大で[7.2.4]システムが構築できる。また、DTS-HDマスターオーディオをDolby Surroundで、ドルビーTrueHDをNeural:Xでそれぞれアップミックスすることも可能だ。
HDMIは8入力/3出力を搭載し、全てのHDMI端子がHDCP2.2に対応。4K/60p、HDR、BT.2020などの入力に対応。Ultra HD Blu-rayの再生に対応する。ネットワーク/USBメモリーからの音楽ファイル再生は、新たに5.6MHz DSDに対応した。Bluetooth、Wi-Fiを内蔵している。
なお、型番末尾の「H」は、後述する同社マルチメディアスピーカー「HEOS」への対応を表している。
デノンは発表に先立って、プレス向けの発表会を開催。本機の詳細について、音質設計を担当した高橋佑規氏、マーケティング担当の宮原利温氏がプレゼンテーションを行った。以下に詳細を解説する。
■デノンが“6000番台”を日本初投入。中級機サイズで11chアンプ内蔵を実現
デノンはこれまで日本国内では、旗艦モデルとして“7000番台”、プレミアムモデルとして“4000番台”をラインナップ。海外では展開されていた“6000番台”は、国内未導入だった。しかし、今回AVR-X6000Hが11chアンプ搭載など大幅に仕様強化されたため、新たに日本でも展開されることになった。
AVR-X6300Hの開発においては、大きく3つのコンセプトが念頭に置かれたという。1つ目は、旗艦モデル「AVR-X7200WA」の設計手法やクオリティをAVR-X4200の筐体で、かつより価格を抑えて実現すること。コストパフォーマンスの高いハイエンドAVアンプを目指したという。
2つ目は、11chアンプの内蔵だ。これまでは旗艦機であるAVR-X7200Wでも9chアンプの搭載にとどまっていた。結果としてプロセッシングが対応する最大ch数である11.2ch(オブジェクトオーディオの[7.2.4]ch)を実現するためには、2chパワーアンプの追加が必要だった。単体で[7.2.4]chを実現できるAVアンプが欲しいという要望はユーザーからも多く寄せられたこともあり、本機では11chアンプ搭載でこれを実現させた。
関連リンク
- ジャンルAVアンプ
- ブランドDENON
- 型番AVR-X6300H
- 発売日2016年10月中旬
- 価格¥280,000(税抜)
【SPEC】●搭載パワーアンプ数:9ch ●定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.05%、2ch駆動):125W×125W ●実用最大出力: (JEITA:6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動):235W ●適合インピーダンス:4〜16Ω ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●無線LANネットワーク種類(無線LAN 規格):IEEE 802.11a /b/g/n準拠(Wi-FiR 準拠) ●セキュリティ:WEP 64bit、WEP 128bit、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP)●無線周波数:2.4GHz / 5GHz ●Bluetooth:バージョン3.0+EDR ●対応プロファイル:A2DP1.2、AVRCP1.4 ●対応コーデック:SBC、AAC ●周波数帯域:送信出力/ 通信距離 2.4GHz帯域/Class1/約30m(見通し距離) ●HDMI端子:入力×8 フロント×1)、出力×3(モニター×2、ゾーン2×1)●アナログ映像入出力端子:コンポジット入力×4(フロント×1)、コンポーネント入力×2、コンポジット出力×2(モニター×1、ゾーン2 ×1)、コンポーネント出力×1 ●音声入出力端子:アナログ音声入力 × 7(フロント×1、PHONO×1)、光デジタル入力× 2、同軸デジタル入力×2、11.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×2、ヘッドホン出力×1 ●その他の入出力端子:Denon Link HD×1、Network×1、USB端子×1(フロント)、FMアンテナ端子×1、AMアンテナ端子×1、セットアップマイク入力×1、RS-232C×1、DCトリガー出力×2、リモートコントロール(IR)入出力×各1 ●外形寸法:W434×H236×D389mm(アンテナを立てた場合)、W434×H167×D389mm(アンテナを寝かせた場合)(フット、端子、つまみ含む) ●質量:13.5kg