公開日 2018/12/07 06:00
【特別企画】生活に溶け込む高機能
KEFのエッセンスを凝縮、今あらためて知りたい「Q350」「LS50 Wireless」の実力
生形三郎
Hi-Fiオーディオ/ホームシアターのカテゴリーで屈指の人気を誇るスピーカーブランド「KEF」。数あるラインナップの中から今回取り上げるのは、価格を超えたパフォーマンスを誇る定番Hi-Fiスピーカー「Q350」と、先進的な機能性とトップクラスの音質を兼ね備えたアクティブスピーカー「LS50 Wireless」だ。手が届きやすい価格という意味でも現代のKEFを代表するこの2機種を、生形三郎氏がレビューする。
■英国を代表するスピーカーブランド「KEF」
イギリスを代表するスピーカーブランドのひとつ「KEF」。1961年に元BBCエンジニアのレイモンド・クック氏によって創業され、かの伝説的なBBCモニター「LS3/5a」を世に送り出したことは広く知られるところだ。
同社はコンピューター解析によるスピーカー設計手法をいち早く確立し、音響レスポンスやタイムアライメントを最適化したスピーカーシステムを実現させたことで、点音源を高精度に実現するUni-Qドライバーを1988年に誕生させ、現在も12世代にわたり刷新し続けるなど、Hi-Fiスピーカーの新技術をこれまでに何度も更新してきた先進的なブランドである。
■現代のニーズに答える多様なラインナップを用意
直近でも旺盛に製品開発を続けるKEFは、Hi-Fiサウンドの最先端を追求したスピーカーシリーズを幅広い価格レンジで展開している。その一方で、現代のニーズに合わせて機能性やデザインに工夫を凝らしたスピーカーを多数投入する。今回取り上げる2製品のうち伝統的なパッシブスピーカーの「Q350」(関連ニュース)は前者、最新のデジタル機能を満載したアクティブスピーカー「LS50 Wireless」(関連ニュース)は後者の製品と言える。
双方共に同社の顔でもあるUni-Qドライバーを搭載しながらも、Q350は高音質かつ圧倒的なコストパフォーマンスを、LS50 Wirelessは十全なクオリティを追求しながらも無線接続やネットワーク再生、そしてストリーミング再生など、現代的なライフスタイルに融和する最新かつ快適な機能性が追求されたものとなっている。
ほかにも、スタイリッシュかつ高音質なシアター用スピーカーシリーズや、Uni-Qドライバーを搭載した小型の高音質Bluetoothスピーカーなども意欲的に開発するなど、とにかく広範なフィールドに同社ながらの高音質技術を展開している。
こうしたKEFの多様なラインナップの中で、Q350とLS50 Wirelessは、共に同社の最新ラインナップを代表する人気モデルであり、同社のスピーカー群の多様性をそれぞれ象徴している。サイズも近似したこの2機種を続けて試聴することで、両機それぞれの魅力に改めて迫ってみたいと思う。
■クラスを超えた再生能力を誇る定番ブックシェルフスピーカー「Q350」
Qシリーズは、KEFのスタンダードモデルとして多くのユーザーに愛用されてきたシリーズ。1991年の登場から着実な進化を重ね、現行シリーズで優に8代目を数える。普及クラスながら、同社の基幹技術である先述のUni-Qドライバーを全モデルに採用するなど、設計思想は上位シリーズ同様に本格的だ。
ラインナップも充実しており、ブックシェルフ2機種、フロアスタンディング3機種に加えて、センタースピーカーやイネーブルドスピーカー、そしてサブウーファーを取り揃えるなど、同社スピーカー群の中でも随一の用途の広さを持っている。手ごろな価格設定も魅力で、Uni-Qドライバーを搭載したブックシェルフスピーカー「Q350」は、定価で68,000円(税抜)となっている。
同社の特許技術であるUni-Qドライバーは、バス/ミッドレンジコーンの音響芯にトゥイーターを配置して、「点音源」思想を具現化するものだ。発音源を整えて精確な音響再現を可能にするとともに、ドームトゥイーター上に配置された同社独自の「タンジェリンウェーブガイド」と組み合わせることで、より一層均一な音響放射性能を実現している。
■英国を代表するスピーカーブランド「KEF」
イギリスを代表するスピーカーブランドのひとつ「KEF」。1961年に元BBCエンジニアのレイモンド・クック氏によって創業され、かの伝説的なBBCモニター「LS3/5a」を世に送り出したことは広く知られるところだ。
同社はコンピューター解析によるスピーカー設計手法をいち早く確立し、音響レスポンスやタイムアライメントを最適化したスピーカーシステムを実現させたことで、点音源を高精度に実現するUni-Qドライバーを1988年に誕生させ、現在も12世代にわたり刷新し続けるなど、Hi-Fiスピーカーの新技術をこれまでに何度も更新してきた先進的なブランドである。
■現代のニーズに答える多様なラインナップを用意
直近でも旺盛に製品開発を続けるKEFは、Hi-Fiサウンドの最先端を追求したスピーカーシリーズを幅広い価格レンジで展開している。その一方で、現代のニーズに合わせて機能性やデザインに工夫を凝らしたスピーカーを多数投入する。今回取り上げる2製品のうち伝統的なパッシブスピーカーの「Q350」(関連ニュース)は前者、最新のデジタル機能を満載したアクティブスピーカー「LS50 Wireless」(関連ニュース)は後者の製品と言える。
双方共に同社の顔でもあるUni-Qドライバーを搭載しながらも、Q350は高音質かつ圧倒的なコストパフォーマンスを、LS50 Wirelessは十全なクオリティを追求しながらも無線接続やネットワーク再生、そしてストリーミング再生など、現代的なライフスタイルに融和する最新かつ快適な機能性が追求されたものとなっている。
ほかにも、スタイリッシュかつ高音質なシアター用スピーカーシリーズや、Uni-Qドライバーを搭載した小型の高音質Bluetoothスピーカーなども意欲的に開発するなど、とにかく広範なフィールドに同社ながらの高音質技術を展開している。
こうしたKEFの多様なラインナップの中で、Q350とLS50 Wirelessは、共に同社の最新ラインナップを代表する人気モデルであり、同社のスピーカー群の多様性をそれぞれ象徴している。サイズも近似したこの2機種を続けて試聴することで、両機それぞれの魅力に改めて迫ってみたいと思う。
■クラスを超えた再生能力を誇る定番ブックシェルフスピーカー「Q350」
Qシリーズは、KEFのスタンダードモデルとして多くのユーザーに愛用されてきたシリーズ。1991年の登場から着実な進化を重ね、現行シリーズで優に8代目を数える。普及クラスながら、同社の基幹技術である先述のUni-Qドライバーを全モデルに採用するなど、設計思想は上位シリーズ同様に本格的だ。
ラインナップも充実しており、ブックシェルフ2機種、フロアスタンディング3機種に加えて、センタースピーカーやイネーブルドスピーカー、そしてサブウーファーを取り揃えるなど、同社スピーカー群の中でも随一の用途の広さを持っている。手ごろな価格設定も魅力で、Uni-Qドライバーを搭載したブックシェルフスピーカー「Q350」は、定価で68,000円(税抜)となっている。
同社の特許技術であるUni-Qドライバーは、バス/ミッドレンジコーンの音響芯にトゥイーターを配置して、「点音源」思想を具現化するものだ。発音源を整えて精確な音響再現を可能にするとともに、ドームトゥイーター上に配置された同社独自の「タンジェリンウェーブガイド」と組み合わせることで、より一層均一な音響放射性能を実現している。