公開日 2022/06/03 06:30
ソニーの新最上位スマートフォンが登場
“最強スマホ“がさらなる高みへ。「Xperia 1 IV」の画質・音質がエンタメ体験を変える
岩井 喬
ソニーのスマートフォン「Xperia 1」シリーズは、フラグシップに相応しい映像・音声のスペックを実現している。そしてソニーでしか成し得ない、最先端のエレクトロニクスとエンターテインメントを融合させた、唯一無二のハイエンドスマートフォンとして進化してきた。
この6月、待望の最新モデル「Xperia 1 ?」が登場した。Xperia 1 ?もこれまで同様、最高水準のスペックのスマートフォンでありつつ、ソニーのオーディオ&ビジュアルのリソースが集結することで、コンテンツの豊かさに主眼を置く、他にはない個性をもつ製品に仕上がっている。
特にコンテンツのプロフェッショナルである、グループ企業の映画・映像製作、音楽製作などのノウハウを盛り込んだことで、コンテンツを楽しむ側だけでなく、作る側にとっても魅力的な仕様を実現していることが注目点だ。まさに作り手をよく知るソニーだからこそ、アーティストの意図が伝わる設計を可能としたといえる。
様々な切り口からXperia 1 ?の魅力を語ることができるが、本稿では特に映像面、オーディオ面にフォーカスを当ててみたい。
ディスプレイは、前モデルより約50%輝度を向上させた、6.5インチの4K HDR 120Hz対応有機ELパネルを用いており、映像エンジンにX1 for Mobileを搭載。映像制作の基準器として使われている、ソニーのマスターモニターの映像をベンチマークとして絵作りを追い込んだクリエイターモードも継承している。
さらに新機能として、視聴環境やコンテンツに応じてフレームごとに解析を行い、輝度のトーンカーブを最適化することでコンテンツ明暗部の視認性を向上させる「リアルタイムHDRドライブ」も追加した。また、チップセットはクアルコム「Snapdragon 8 Gen1」を搭載。処理能力や電力効率を従来から向上させた、ハイエンドSoCである。
内蔵スピーカーは、新しいドライバーとエンクロージャーを用意したことで、さらなる低域の豊かさと音圧を向上させた「フルステージステレオスピーカー」を採用。「目の前にミニチュアのステージが表出するような立体感のある音場を再現したい」という思いから、ドライバー刷新によって一層パワフルな駆動力を獲得するとともに、これまで以上に低域の再生能力を向上させたものだ。
まずドライバーは、従来四角型ボイスコイルの中央部と対向する2辺に置かれていたマグネットを4辺に配置し、駆動力を2倍近くに増やしている。それに伴い、エッジやボイスコイルの形状を最適化し、大振幅に耐えられる構造改良を実施。ボイスコイルとともにエッジ部分も余裕を持たせるべく拡張させている。
このドライバーを収めるエンクロージャーも、振動を削減させつつ低域を増強させる構造を取り入れた新設計だ。こうした取り組みにより、最大音圧は前モデルからおよそ10%向上したという。また、ドラムやベースなどの帯域である約100〜300Hzの低音域にかけては、レスポンス向上に加えて音圧レベルを20 - 50%高めている。
3.5mmステレオミニジャックのヘッドホン出力は、これまで同様ハイレゾに対応する。音質対策として、アンプから出力端子までの基板上配線を前モデルから短縮。これに伴いグラウンドパスも短くなり、抵抗値も低下し電圧変動も抑えられ、全体的にクリアかつ鮮度の良いサウンドになった。さらに低域の解像感向上とスピード感の高さも実現している。
Bluetoothオーディオにおいてもハイレゾをサポート。コーデックは、96kHz/24bitまで伝送できるLDACやaptX adaptiveに対応する。加えて、低遅延かつ高音質な次世代技術「Bluetooth LE Audio」にもアップデートで対応予定とのことだ。
こうした音質面においては、ソニー・ミュージックエンタテインメントとの協業により、クリエーターの製作意図を忠実に再現する独自のオーディオチューニングが施されている。また、立体音響技術「360 Reality Audio」や、ステレオ音源をマルチチャンネル音源へ変換する「360 Upmix」、MP3などの圧縮音源をハイレゾ級にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」といった機能も備える。
この6月、待望の最新モデル「Xperia 1 ?」が登場した。Xperia 1 ?もこれまで同様、最高水準のスペックのスマートフォンでありつつ、ソニーのオーディオ&ビジュアルのリソースが集結することで、コンテンツの豊かさに主眼を置く、他にはない個性をもつ製品に仕上がっている。
特にコンテンツのプロフェッショナルである、グループ企業の映画・映像製作、音楽製作などのノウハウを盛り込んだことで、コンテンツを楽しむ側だけでなく、作る側にとっても魅力的な仕様を実現していることが注目点だ。まさに作り手をよく知るソニーだからこそ、アーティストの意図が伝わる設計を可能としたといえる。
映像・オーディオを突き詰めた、“コンテンツを楽しむ”ためのスマホ
様々な切り口からXperia 1 ?の魅力を語ることができるが、本稿では特に映像面、オーディオ面にフォーカスを当ててみたい。
ディスプレイは、前モデルより約50%輝度を向上させた、6.5インチの4K HDR 120Hz対応有機ELパネルを用いており、映像エンジンにX1 for Mobileを搭載。映像制作の基準器として使われている、ソニーのマスターモニターの映像をベンチマークとして絵作りを追い込んだクリエイターモードも継承している。
さらに新機能として、視聴環境やコンテンツに応じてフレームごとに解析を行い、輝度のトーンカーブを最適化することでコンテンツ明暗部の視認性を向上させる「リアルタイムHDRドライブ」も追加した。また、チップセットはクアルコム「Snapdragon 8 Gen1」を搭載。処理能力や電力効率を従来から向上させた、ハイエンドSoCである。
よりパワフルな駆動力、内蔵スピーカーがクオリティ向上
内蔵スピーカーは、新しいドライバーとエンクロージャーを用意したことで、さらなる低域の豊かさと音圧を向上させた「フルステージステレオスピーカー」を採用。「目の前にミニチュアのステージが表出するような立体感のある音場を再現したい」という思いから、ドライバー刷新によって一層パワフルな駆動力を獲得するとともに、これまで以上に低域の再生能力を向上させたものだ。
まずドライバーは、従来四角型ボイスコイルの中央部と対向する2辺に置かれていたマグネットを4辺に配置し、駆動力を2倍近くに増やしている。それに伴い、エッジやボイスコイルの形状を最適化し、大振幅に耐えられる構造改良を実施。ボイスコイルとともにエッジ部分も余裕を持たせるべく拡張させている。
このドライバーを収めるエンクロージャーも、振動を削減させつつ低域を増強させる構造を取り入れた新設計だ。こうした取り組みにより、最大音圧は前モデルからおよそ10%向上したという。また、ドラムやベースなどの帯域である約100〜300Hzの低音域にかけては、レスポンス向上に加えて音圧レベルを20 - 50%高めている。
3.5mmステレオミニジャックのヘッドホン出力は、これまで同様ハイレゾに対応する。音質対策として、アンプから出力端子までの基板上配線を前モデルから短縮。これに伴いグラウンドパスも短くなり、抵抗値も低下し電圧変動も抑えられ、全体的にクリアかつ鮮度の良いサウンドになった。さらに低域の解像感向上とスピード感の高さも実現している。
Bluetoothオーディオにおいてもハイレゾをサポート。コーデックは、96kHz/24bitまで伝送できるLDACやaptX adaptiveに対応する。加えて、低遅延かつ高音質な次世代技術「Bluetooth LE Audio」にもアップデートで対応予定とのことだ。
こうした音質面においては、ソニー・ミュージックエンタテインメントとの協業により、クリエーターの製作意図を忠実に再現する独自のオーディオチューニングが施されている。また、立体音響技術「360 Reality Audio」や、ステレオ音源をマルチチャンネル音源へ変換する「360 Upmix」、MP3などの圧縮音源をハイレゾ級にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」といった機能も備える。