トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2020/03/02 06:40
最新バージョン1.7も公開

“総合音楽鑑賞ソフト”Roonの「いま」と「これから」を、創業者とのやりとりから紐解く

逆木 一

前のページ 1 2 3 4 5 6 次のページ

「聴くだけにとどまらない多面的な音楽の楽しみ」が得られる、音楽愛好家のための “総合音楽鑑賞ソフト” Roon。

2015年の登場以来、他のソフトとは一線を画するローカルとクラウドを統合した音楽体験や、ネットワークプレーヤーとの連携を可能とする「Roon Ready」といった仕組みにより、Roonは多くのユーザーから熱烈な支持を受けてきた。昨年にはソフトの日本語表示に対応したこともあり、日本のユーザーに対するハードルもだいぶ低くなったといえる。

Roonのアーティスト画面。バイオグラフィやディスコグラフィのほか、コンサート情報等も表示される

また、Roonは今に到るまで精力的なアップデートを続け、機能を拡張してきたことも特筆できる。革新部分こそ変わらないにせよ、現在のRoonは登場間もない頃のRoonに比べ、オーディオファンと音楽ファンの双方にとって長足の進歩を遂げた。

いまやファイル再生の領域でなくてはならないソフト/サービスとなった感のあるRoon。そして先月、Roonを手掛けるRoon Labsの創業者であるCEO・Enno Vandermeer氏とCOO・Danny Dulai氏が来日。ヘッドフォン祭の中で実施されたRoonのイベントに参加し、日本のオーディオファンに対してRoonの紹介を行った。

昨年来日したRoon Labのファウンダーの二人、Enno Vandermeer氏(右)とDanny Dulai氏(左)

この記事では、2019年11月2日(土)と3日(日)に開催された「ヘッドフォン祭」でのイベントと11月4日(月・祝)にダイナミックオーディオ5555にて開催されたイベント、そしてそれに前後して筆者が行ったインタビューの中から特に重要と思われる内容を紹介すると共に、先日行われたRoonのバージョン1.7へのアップデート等も絡めて、Roonの「いま」と「これから」を紐解いていきたい。

Roonが目指す「音楽体験」とは?

前のページ 1 2 3 4 5 6 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ビックカメラ、実店舗での「2026年新春福箱」は元日10時から。約250万円おトクなホームシアター福箱も
2 レコードプレーヤーが好調持続。デノン「DP-3000NE」が圧倒的存在感<販売店の声・売れ筋ランキング11月>
3 SOUNDPEATS、「福袋2026」販売開始。「ハイエンド機とランダム1機種ずつ」「完全ランダムで2機種」の2タイプ
4 ビクター、最上位完全ワイヤレス「WOOD master」にK2テクノロジー対応アップデート
5 メタリック・レッドのアクセントがクール。AKGの銘ヘッドホン「K240」の日本限定版、プロ機の高性能健在!
6 4K UHD BD『28年後...』、恐怖と静寂のコントラストが際立つ、没入感たっぷりの立体音響
7 Qobuz、ドイツ・グラモフォン/デッカのDSDが最大33%オフの「クラシックDSDホリデーセール」
8 「オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ 2026」、2/14 - 15に開催。名古屋コンベンションホールにて
9 【年末特別企画】ニュース記事アクセスランキングで振り返る2025年<上半期編>
10 j5create、小型のUSB-C to HDMI ワイヤレス送受信機など2機種
12/26 10:53 更新

WEB