11.2MHz DSDなどハイレゾ最新スペックに対応
マランツ、クラスDアンプ採用のUSB-DAC/プリメイン「HD-AMP1」 。ESS製DAC初採用
■USB-DAC内蔵だが、アナログ入力には特にこだわった
HD-AMP1のアンプ部はこれまでの説明が示す通り、まず徹底的にアナログで作り込みが行われ、筐体サイズの関係でアナログでできないところだけをスイッチングアンプで置き換えられた。またその証左として、本機の音決めはアナログ入力から行われたとのこと。澤田氏も「サウンドについてはアナログ入力が1番自信がある」とコメントしていた。
ヘッドホンアンプはマランツの8000系コンポーネントに搭載されたものをベースにしており、ハイスルーレートオペアンプによる電圧増幅アンプと、HDAM-SA2によるディスクリート出力バッファーアンプで構成。従来型の回路に比べ、出力インピーダンスを低くすることにより、勢いのある再生音を実現したとのこと。また、3段階のゲイン切り替え機能も装備する。
D/Aコンバーターのポストフィルター回路やプリアンプ回路などのアナログオーディオ回路には、オーディオグレードのフィルムコンデンサーを使用。また、パワーアンプモジュールのデカップリングコンデンサーにはニチコン「MUSEシリーズ」の最高グレード品を採用した。
スピーカー端子は、プレミアムHi-Fiの上位アンプにも採用された独自のスピーカーターミナル「SPKT-1」を装備。真鍮削り出しのコア部には金メッキを施し、経年変化による音質への影響を防止する。Yラグやバナナプラグにも対応する。アナログ音声入力端子には、真鍮削り出しのピンジャックを採用。端子の間隔を広く取っているため、プラグの大きなオーディオケーブルも接続できる。
メインシャーシにボトムプレートを追加することによって重心を下げ、外部からの振動による音質への影響を抑制するダブルレイヤードシャーシを採用。シャーシを支える脚部には、アルミダイキャストインシュレーターを装備する。
■「802 D3」でチューニングされた最初のマランツ製品
なお、HD-AMP1はB&W「800 D3シリーズ」でチューニングされた最初のマランツ製品とのこと。マランツの開発試聴室にはすでに「802 D3」が設置されているが、本機と「CM1 S2」との組みあわせをメインに音質チューニングが行われたという。
また製品発表会冒頭では、ディーアンドエムホールディングス 上田貴志氏が挨拶。「M-CR611は発売以来、製造が追いつかないくらいの売れ行きを見せています。こうした中で登場するHD-AMP1ですが、マランツが新しい製品を出すということは、イコール、新しい技術提案を行うということです」と新製品に対する自信を見せていた。
またマランツの高山健一氏は、HD-AMP1が様々なリスニングスタイルを想定したことを紹介。トールボーイスピーカーでもしっかりと鳴らす駆動力を備えつつ、デスクトップ上でのニアフィールドリスニング、さらにはヘッドホンとスピーカーの各リスニングの共存までを考慮したという。マルチソースという点も重視し、USB-DACに加えて、同軸/光デジタル、さらにはアナログ入力も2系統搭載。「先進的なデジタル入力からアナログ入力まで幅に録カバーしています」と紹介していた。
■主な仕様
主な仕様は以下の通り。ダイナミックパワーは70W+70W(4 Ω、20 Hz ? 20 kHz、T.H.D.0.1%)。再生周波数範囲は2Hz〜96kHz、再生周波数特性は2Hz〜50kHz(-3 dB、DSD、PCM:192kHz)、S/Nは105dB(可聴帯域)、高調波歪率は0.05%(1kHz、可聴帯域)、入力感度/インピーダンスは200 mVrms/22kΩ、ヘッドホン出力は350mV/32Ω。
消費電量は55W(待機時0.3W)、外形寸法は304W×107H×352Dmm、質量は5.8kg。
HD-AMP1のアンプ部はこれまでの説明が示す通り、まず徹底的にアナログで作り込みが行われ、筐体サイズの関係でアナログでできないところだけをスイッチングアンプで置き換えられた。またその証左として、本機の音決めはアナログ入力から行われたとのこと。澤田氏も「サウンドについてはアナログ入力が1番自信がある」とコメントしていた。
ヘッドホンアンプはマランツの8000系コンポーネントに搭載されたものをベースにしており、ハイスルーレートオペアンプによる電圧増幅アンプと、HDAM-SA2によるディスクリート出力バッファーアンプで構成。従来型の回路に比べ、出力インピーダンスを低くすることにより、勢いのある再生音を実現したとのこと。また、3段階のゲイン切り替え機能も装備する。
D/Aコンバーターのポストフィルター回路やプリアンプ回路などのアナログオーディオ回路には、オーディオグレードのフィルムコンデンサーを使用。また、パワーアンプモジュールのデカップリングコンデンサーにはニチコン「MUSEシリーズ」の最高グレード品を採用した。
スピーカー端子は、プレミアムHi-Fiの上位アンプにも採用された独自のスピーカーターミナル「SPKT-1」を装備。真鍮削り出しのコア部には金メッキを施し、経年変化による音質への影響を防止する。Yラグやバナナプラグにも対応する。アナログ音声入力端子には、真鍮削り出しのピンジャックを採用。端子の間隔を広く取っているため、プラグの大きなオーディオケーブルも接続できる。
メインシャーシにボトムプレートを追加することによって重心を下げ、外部からの振動による音質への影響を抑制するダブルレイヤードシャーシを採用。シャーシを支える脚部には、アルミダイキャストインシュレーターを装備する。
■「802 D3」でチューニングされた最初のマランツ製品
なお、HD-AMP1はB&W「800 D3シリーズ」でチューニングされた最初のマランツ製品とのこと。マランツの開発試聴室にはすでに「802 D3」が設置されているが、本機と「CM1 S2」との組みあわせをメインに音質チューニングが行われたという。
また製品発表会冒頭では、ディーアンドエムホールディングス 上田貴志氏が挨拶。「M-CR611は発売以来、製造が追いつかないくらいの売れ行きを見せています。こうした中で登場するHD-AMP1ですが、マランツが新しい製品を出すということは、イコール、新しい技術提案を行うということです」と新製品に対する自信を見せていた。
またマランツの高山健一氏は、HD-AMP1が様々なリスニングスタイルを想定したことを紹介。トールボーイスピーカーでもしっかりと鳴らす駆動力を備えつつ、デスクトップ上でのニアフィールドリスニング、さらにはヘッドホンとスピーカーの各リスニングの共存までを考慮したという。マルチソースという点も重視し、USB-DACに加えて、同軸/光デジタル、さらにはアナログ入力も2系統搭載。「先進的なデジタル入力からアナログ入力まで幅に録カバーしています」と紹介していた。
■主な仕様
主な仕様は以下の通り。ダイナミックパワーは70W+70W(4 Ω、20 Hz ? 20 kHz、T.H.D.0.1%)。再生周波数範囲は2Hz〜96kHz、再生周波数特性は2Hz〜50kHz(-3 dB、DSD、PCM:192kHz)、S/Nは105dB(可聴帯域)、高調波歪率は0.05%(1kHz、可聴帯域)、入力感度/インピーダンスは200 mVrms/22kΩ、ヘッドホン出力は350mV/32Ω。
消費電量は55W(待機時0.3W)、外形寸法は304W×107H×352Dmm、質量は5.8kg。
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